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◇第69回関西学生リーグ戦プレーオフ◇対立命大◇11月12日◇たかつきアイスアリーナ◇

[第1P]関大1-0立命大          
[第2P]関大3-0立命大         
[第3P]関大3-2立命大        
[試合終了]関大7-2立命大

年内の関西での戦いも残り2戦となり、後の全日本、インカレに向けていい内容で勝利を収めていきたいアイスホッケー部。この日は立命大と相まみえた。第1ピリオド(P)は1得点に留まるものの、その後のPは3得点ずつと安定感を見せる。難なく、かつ、満足のいく試合展開で白星を挙げた。

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フェースオフ後すぐにスコアは動いた。3分、自陣に運ばれかけたパックをDF鈴木郁也(情3)がニュートラルゾーンで回収。一気にアタッキングゾーンに上げると、逆サイドにいたFW嶋野瑛心(文3)にパスする。受け取ったFW嶋野は体勢を崩しながらもゴールに押し込み、先制点を手にした。ただ、このゴールを喜ぶ暇もなく1分後にはキルプレー(数的不利な状態)となってしまう。ゴール前に小さく集まりパックの軌道を塞ぐ1セット目。それが奏功し、失点のピンチを作ることなく2分を切り抜ける。

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△DF鈴木
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△FW嶋野

第1Pの折り返し時点で再びキルプレーに。関大の堅守が光り相手がなかなかスコアリングチャンスをつかめないでいると、1度ディフェンディングゾーンに持ち帰る。残り30秒になったところでスピードをつけて上がってきた。ただ、ここはFW岸上樂(情1)がパックを奪いカウンターを仕掛ける。得点とはならなかったが、人数が少ない中でも攻撃までできるという王者の貫禄を見せつけた。残り5分を切るとキルプレー3回目が訪れる。その40秒後に相手もペナルティを取られるが、そのまた40秒後に関大が反則。4人で守らなければならなくなった。ゴール前の3人も必死に守るも、人数が減る分隙は増える。GK加藤陸主将(社4)の目の前にパックが幾度となく来た。それでも、GK加藤主将はスティックをうまく使いパックを阻止。見事、無失点で抑えた。このまま第1Pを終える。

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△GK加藤主将

第2Pはパワープレー(数的有利な状態)から幕開け。このチャンスは必ずものにしたいところだ。じっくりパックを回し合い好機をうかがう。DF熊谷天祐希(情4)からフェースオフ付近にいたFW根本慎太郎(情3)にパスが渡るとFW根本が右から精度の高いショットを披露。FW泉大我(人4)のスクリーンの役割もあり、相手は止められず。追加点となった。そのFW泉は8分、自身もゴール。自身でディフェンディングゾーンから持ち上げたパックをゴール裏を使って逆サイドに運ぶと、1度は相手に奪われそうになるが、しっかりチェックし阻止。そこから相手GKに攻め寄りゴールする。スコアを重ねた。さらに、11分になると再びパワープレーとなる。ゴールが期待され、DF熊谷天祐希、FW熊谷天智(情2)らが粘るものの得点には至らなかった。

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△FW熊谷天祐希
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△FW根本

7分間、ゴールを生めないもどかしい時間を過ごしていると15分にキルプレーとなり追い打ちをかけられる展開。だが、FW黒須誠眞(情2)がアタッキングゾーンに上がりシュートする場面も。他も危ないところもなく2分が過ぎる。厳しい局面を乗り越えた。残り30秒を切ると、自陣でのフェースオフが行われたがDF熊谷天智が敵陣まで運びFW山根早加(社2)がそのパックを手にする。体を回転させながらパックを相手GK前まで送るとそれにFW佐々木隆弥(情4)が合わせゴール。さらに差を広げ最終Pに臨む。

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△FW黒須
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△FW山根
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△ゴール後のFW佐々木

第3Pは2分、DF佐藤翼(法3)のブルーラインからのロングシュートからスタ―トした。しかし、その2分後には痛恨の失点。さらにキルプレーとなり、良くない立ち上がりを見せた。なんとか失点せずキルプレーを切り抜けると9分にはパワープレーとなる。その40秒後、関大も1人のペナルティを出してしまい実質同じ人数でのプレーに。それでも関大優勢の状態は変わらず、FW嶋野がフリーを制し得点した。

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△DF佐藤とアシストしたFW岸上

13分にはパックを相手に支配され3人が抜かれてしまう。GK加藤主将に代わって構えていたGK常川渉稀(人1)はしっかり手で止めるが、リバウンドで再びゴールを狙われる。それも防具に当て好セーブするも、2回目のリバウンドでは押し込まれ得点を許してしまった。得点を取り返したい関大はここから猛攻を仕掛ける。その結果、3分後にはアタッキングゾーンでのフェースオフからFW根本のワンタイムシュートが入る。点差を元に戻しゲームを終えた。

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△GK常川
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△ゴール後のFW根本

セットを前回から組み替え迎えたこの立命大戦だったが、それぞれが適応能力を見せ、たやすく勝利した。あすはついにリーグ最終戦。相手は昨年のリーグ最終戦と同じく6-1で下した同大だ。今年のチームもすでに公式戦で4回戦い、全て大差で勝利している。だから、今年もやってくれるはずだ。あすも必ず大勝を収め、関西の頂点に立つ。【文:木原綺音/写真:島田采奈】

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