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◇2020年度関西学生女子秋季リーグ第3節◇対姫獨大◇10月11日

【前半】関大0-0姫獨大

【後半】関大0-1姫獨大

【試合終了】関大0-1姫獨大

リーグ2戦を終え、ここまで勝ち点0の関大なでしこ。今節こそ勝利をつかむと意気込み、第3節の姫獨大戦を迎える。序盤は攻める時間も多く、関大ペースでゲームを進めていたが、得点には至らない。そして、後半で失点を許すとそのまま逆転はかなわず、悔しい敗戦を喫してしまった。

IMG_7061-scaled-e1602596503691-300x113 [なでしこ]1部の壁は厚く、苦しいリーグ3連敗。

ファーストシュートはFW大田萌女子主将(文4)が放つ。このシュートは相手GKに阻まれ得点とはならなかったが、コーナーキック(CK)を獲得。そして、DF中尾純菜(社1)が蹴ったボールをDF真木悠花(文2)が受け、ゴールを狙う。惜しくも枠をとらえることはできなかったが、好調な立ち上がりを見せた。

IMG_7797-300x200 [なでしこ]1部の壁は厚く、苦しいリーグ3連敗。
△FW大田女子主将
IMG_7267-300x200 [なでしこ]1部の壁は厚く、苦しいリーグ3連敗。
△DF中尾
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△DF真木

その後も、相手陣地でのプレーが多く、多くのチャンスを演出。FW大田、FW塚原碧衣(政策2)、MF笹部麻衣(人3)とパスをつなぎ、相手ゴールへと攻め寄る。MF笹部はドリブルでもその存在感を見せた。華麗なステップで相手DFを躱(かわ)すと、MF和田温菜(人3)につなぎ、MF和田のシュートで相手ゴールを脅かす。16分にはMF成迫実咲(人3)のクロスにMF笹部が合わせる。ゴール前での絶妙なプレーに相手はたまらずファールで止める。あわやPKかと思われる位置でのフリーキックを獲得した。このチャンスでDF中尾が直接ゴールを狙いに行く。先制点とはならなかったが、積極的なプレーで相手にプレッシャーを与えた。

IMG_7411-300x200 [なでしこ]1部の壁は厚く、苦しいリーグ3連敗。
△FW塚原
IMG_7529-300x200 [なでしこ]1部の壁は厚く、苦しいリーグ3連敗。
△MF笹部
IMG_7078-300x200 [なでしこ]1部の壁は厚く、苦しいリーグ3連敗。
△MF和田
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△MF成迫

ディフェンス面でも全く相手に引けを取らない。GK井上沙季(商2)は相手CKにパンチングで対応するなど、堅い守りでゴールを死守する。DF林祐里(人2)はゴール前でのクリアや、ボール奪取で攻撃の芽を摘む。MF田中杏実(人2)の積極的なディフェンス、DF南中優衣(人1)の体を張ったサイドでのプレーで相手にシュートを打たせない。両者無得点で、前半を終えた。

IMG_7367-300x200 [なでしこ]1部の壁は厚く、苦しいリーグ3連敗。
△GK井上沙
IMG_7454-300x200 [なでしこ]1部の壁は厚く、苦しいリーグ3連敗。
△MF田中
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△DF南中

なんとしてでも点が欲しい関大だったが、前半とは一転、攻め込まれる時間が増える。関大DF陣が奮起し、得点の均衡を守るが、相手のシュート数はかさんでいく。苦しい時間が続く中で、ついに恐れていた事態が。21分、体力的にも精神的にもつらい状況で、守備を崩されシュートを打たれる。際どいコースに打ち込まれ、先制点を献上。決して多いとは言えない残り時間で、苦しい状況を余儀なくされた。

DF中尾のフリーキックや、DF真木のロングパスで前へ進む関大。途中出場のFW瀧沢雪乃(人1)も積極的なプレーで得点を狙う。だが、思うように攻めることができない。そのまま時間は過ぎ、迎えた46分、自陣でファールをもらい、最後のチャンスが訪れる。ここで蹴るのはDF中尾。そして、このロングボールを受けたのはFW大田。主将の意地のドリブルでピッチを駆け、一気にゴールライン間近までボールを運ぶ。そこからグラウンダーのクロスを出すが、これは相手DFがカット。試合終了を告げる笛の音がうなだれる選手の背に降り注いだ。

IMG_7907-300x200 [なでしこ]1部の壁は厚く、苦しいリーグ3連敗。
△FW瀧沢
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強敵との試合が続き、思うような試合をすることができない関大なでしこ。だが、FW大田女子主将は「ここから全部勝てば勝ち点12で、インカレ圏内に入るか入れないかぐらいに食い込めるはず」と目標へ向け、前を見据える。次節でリーグ戦は折り返し。関大なでしこの負けられない戦いは続く。【文:宮本晃希/写真:宮本晃希・勝部真穂】

▼FW大田女子主将
「格上というのは分かっていたけど、インカレに行くには勝たなくてはいけなかった。だけど、あそこで失点してしまったのは痛かった。これからリーグ戦をやっていく中で、勝ち点を取れなかったのはここから先苦しい戦いが続くことが今日の試合で決まってしまった。(先日のスペランツァ戦から)あのときも相手が格上で、引いて戦うということもやったけど、その中で点を取らないといけないということが課題にあって、どうやって点を取るのかといったところや、守備のところももちろんやったし、攻撃のところも2週間やってきた。でも、点をとることが今日も課題に残ってしまった。どれだけ守っていても、うまいチームならどこかでやられてしまう可能性が高いけど、得点を取るというのは、自分たちで作って攻撃して、点を取っていけるというのがある。課題は継続して残っているけど、そこでできなかったことは個人個人ができているかもしれないし、そういうところは改善できたのかなと思う。試合の流れ的にも、相手がボールを握る時間が長くて、相手はインカレ常連校ということもあり、うまいというのは分かっていた。でもその中で1点以上取らないと試合に勝つことはできないということは美穂さん(=河崎美穂コーチ)が言っていて、自分たちに何回かはチャンスが来ていたけど、それを物にできなかったのは痛い。(次節へ向けて)毎週言うことなんですけど、もう負けられない。最後勝って喜んでいたらいいし、ここから全部勝てば勝ち点12で、インカレ圏内に入るか入れないかに食い込めるはずだから負けられない戦いが続くと思う」

▼DF真木
「結果的には0-1のスコアで、内容を見たら相手の方が技術や戦術の面で上回っていたように思えた。相手のプレッシャーが速くて、ボールを収めたり、簡単に蹴るんじゃなくて、1本つないだりというのは試合の中で意識できたからよかった。今日は焦って蹴ってしまうところが多かったけど、冷静になれば落ち着いてつなげた部分はあったかなということが試合を終えての率直な感想。自分たちからペースを作り出せなかったことが今日の課題かなと思う。(次節に向けて)まだリーグ戦で1勝もできていない状況で、自分たちの目指すインカレ出場に届かすにはまず1勝しないと話にならないんで、しっかりいい準備をして、初勝利を目指したい」

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