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◇2020年度関西大学連盟秋季リーグ戦第4日◇対金蘭大◇10月11日◇
(無観客開催のため、会場は非公開)


[第1セット]関大24-26金蘭大

[第2セット]関大23-25金蘭大

[第3セット]関大25-18金蘭大 

[第4セット]関大25-16金蘭大

[第5セット]関大10-15金蘭大

[セットカウント]関大2-3金蘭大

開幕2連勝と好スタートを切る原女バレ。フルセットまでもつれ込ませたが、勢いそのまま3連勝とはならず、今季初黒星となった。

試合前、コートからは「攻めるよー!」と原幸歩主将(文4)の声。先制点は相手に取られたものの、その後は関大ペースに。石田成実(人4)のキレのあるスパイクや、原の長いラリーの末のアタックでさらに勢いをつける。相手の2回のタイムアウトにも動じず流れをキープ。しかし、予期せぬ金蘭大のネットインサーブで18点、19点と決められる。さらに鋭いスパイクでリズムを変えられてしまった。5点あった点差をじりじりと連続得点で縮められる。2回のタイムアウトを取るも流れを呼び戻すことはできず、このセットを落とした。


第2セットの先制点は関大だった。長畑蒼衣(人3)と小林瑞季(商3)のブロックや原、江口夏鈴(人4)のアタックが光る一方、ミスも多く、拮抗(きっこう)した試合展開に。タイムアウトを取るもなかなかペースを取り戻せず。最後はスパイクを決められ、このセットも逃した。


後がなくなった関大だが、第3セットも初めに点を決める。その後も連続で江口と小林がスパイクを打ち続け5-0に。リズムは完全に関大だった。ここで相手が1回目のタイムアウト。以降はお互いに点を取り合うも、長いラリーの末に原が決めたスパイクで流れは再び関大に。リードを守り見事、セットを奪った。


第4セットも、小林のスパイクを皮切りに原、江口の攻撃が決まり4点のリードを奪う。その後はタイムアウトを取った相手の攻撃が決まり続け、同点まで追いつかれる。だが、相手がミスを連発し、流れが関大に戻る。原のネットすれすれのスパイクや、原、升谷未来(人2)の2枚ブロックでポイントを奪い相手を突き放した。最後は升谷のブロックが決まり、勝負の行方は最終セットに委ねられた。


ファイナルセットも関大の先制でスタート。相手のミスで3点のリードを広げるも、このミスが相手に火をつけた。長いラリーの末、スパイクを決められ点差を縮められる。要所でミスが続くなど無駄な失点が響き、敗戦を喫した。

ストレート勝ちだった前節とは打って変わって、苦しい試合展開となった。しかし、頂点への道が途絶えたわけではない。今回の敗戦を生かし、次節以降は再び勝利を重ねてくれるに違いない。【文:坂井瑠那/森本明日香】


▼原主将

「終盤がちょっと。出だしは走るが、終盤に追いつかれることが多かった。でもそれは今回だけでなく普段の試合から感じている。終盤が弱いというのは課題にずっと上がっているが、なんでかちょっと取りきれないことが多い。(次戦への意気込み)今日負けてしまったが、リーグは10戦あるのでまだリーグ優勝は無くなったわけではない。それに向けて頑張っていきたい」


▼升谷

「1セット目に落としてしまったことが大きい。5セット目の15点はどのチームよりも練習してきたから絶対に勝てるという気持ちだったが、終盤を取り切ることができなかったのでそこがチーム課題。(次戦への意気込み)今日負けてしまったがリーグはまだ終わっていない。4回生に付いていく気持ちと、4回生に負けないくらいチームを引っ張ってチームの軸になってブロックももっと決めたいと思う」


▼江口

「出だしは結構良かったけど、終盤で詰めれてなかった。最後のセットとかは、決め急いでるというか。打ちたい、勝ちたい、決めたいという気持ちが強くて、悪いことではないけど、それが力みにつながってミスになった。5セット目の15点という少ない点数の中で、しなくていいミスが多すぎたかなと思う。返せるラストボールなのに返せなかったりとか、チャンスボールを落とすとか、普段しないようなミスをした時に慌ててしまった。今日も5セット目でそういうミスが何本か連続であったから、それが課題かなと思う。(改善点は)終盤でもっと攻めていく力を付けていかないと、しんどくなった時に勝ち切れないということがずっと課題だから、そこは変わらず詰めていきたい。あと、サーブも課題にしていて、今日はサーブを攻めれていた分、楽に進められたゲームもあったから、そこを1週間詰め直してから次の試合に行きたい。(次戦への意気込み)まだどういう形で出場するかわからないけど、どんなにピンチのときでも、自分の力が出せることが一番だと思うので、どういう展開になっていても、攻める気持ちを忘れないように頑張っていきたいと思う」

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