◇2022年度関西学生秋季リーグ第6日◇対関学大◇10月1日◇武庫川女子大学第3体育館◇
[前半]関大12-16関学大
[後半]関大8-13関学大
[試合終了]●関大20-29関学大
秋リーグ未だ勝ちなしと苦しい状況が続く関大は、5連勝中の強敵・関学大と対戦した。前半は粘り強いディフェンスを生かし、2点ビハインドで追いかける展開。しかし、途中から相手が調子を上げてくると、決めきれずにいる間に連続得点を許す。試合終盤に点差を広げられ、連敗ストップとはならなかった。

先制は関学大。シュートを一度は止めかけたものの、こぼれたところを決められ、先に得点を許す。しかし、関大も井上真希(人4)の積極的な攻撃から7㍍スローを獲得。これを村田七奈子(法3)が決め、同点に。その後は速攻から2本連続で決められたものの、大西葵(商2)のシュートストップから石坪彩瑛(社2)がシュート。さらに、自陣でのパスカットから井上が速攻を仕掛ける。狙い通りの攻撃の形とはならなかったものの、強敵相手に悪くない立ち上がりを見せた。



信夫麻希(経3)の速攻や、村田の高さを生かした攻撃、ゴール前でのパス回しから戎井琴音(商3)が決めるなど多彩な攻撃で相手DFを翻弄(ほんろう)。さらに、小嶋彩華(商1)のセンターからの得点もあり、開始約20分までは2点差。しかし、ここから試合のスピードがあがり関大のミスが目立ち始める。パスカットやシュートストップから得点のチャンスをつかんだものの、決めきれず。得点できずにいる相手に連続得点を許し、4点ビハインドで試合を折り返した。


再び点差を積めない後半。小田真子(法1)の得点で先制すると、小嶋も決め、関大はこの日初めて連続で得点。2分間退場で1人少ない状況になっても積極的な攻撃で、点差をキープ。しかし、速攻とゴール前でのパス周しから連続失点。タイムアウトに追い込まれた。


タイムアウト明けは交代で入った上川華奈(商1)がゴール前でDFされながら決めるなど、攻守ともに粘りを見せたもののの、残り約10分で相手が怒涛(どとう)の連続得点。パスカットなどから一気に5連続で得点を決められ万事休す。強敵相手に大金星とはならず、20ー29で敗れた。

5連勝中の関学大相手に最後まで集中したDFで粘ったものの、あと一歩届かなかった関大。土日連戦となる今週は、翌日に福科大と対戦する。収穫と課題を生かし、連敗をストップさせたい。【文/写真:牧野文音】
コメントを送信