令和4年度関西六大学連盟秋季リーグ第1節◇対同大1回戦◇9月29日◇わかさスタジアム京都◇
関 大 001 010 010=3
同 大 000 330 00X=6
(関)山下、田治―福永
(同)望月、中川―新居
1 (二)藤澤
2(三)日高
3(遊)福留
4(指)山本遼
5(捕)福永
6(一)磯崎
7(左)林
8(右)木下
9(中)加藤
先発 山下
第1節を1勝1敗で終え、迎えた第2節の初戦。相手のミスから先制点を手にするも、中盤に得点を重ねられ突き放される。対同大戦は黒星スタートとなった。
2回表、先頭の山本遼太郎(文3)が一、二塁間を鋭く破る右安打で出塁。続く福永翔太(社2)が犠打で送り得点圏に走者を進める。その後、磯崎正太郎(文3)がストレートの四球を選びチャンスを広げるが、無得点に終わる。

3回表、先頭の加藤陽也主将(人3)が四球で出塁。その後盗塁を決め、味方の進塁打で三塁まで進む。そして2死三塁の場面、福留涼平(商2)は遊ゴロを放つが、相手の送球が高く逸れる。相手のミスから先制点を手にした。
先制点を手にした関大。2死から味方の失策で走者を許すも、続く打者の速いゴロを一塁手の磯崎が好捕し、好投を続ける先発・山下皓司(化生3)を盛り立てる。

4回裏、先頭打者から三球三振を奪った山下だが続く打者に死球、左安打でチャンスを作られる。続く6番打者に右線への適時打で同点に追いつかれる。その後も二、三塁のピンチで右中間を破られる2点適時三塁打を放たれ、この回逆転を許した。
逆転された直後の5回の攻撃。先頭の加藤がフルカウントから四球で出塁。続く藤澤駿平(政策2)が三遊間を破る安打でチャンスを拡大。その後、日高涼汰(経2)が犠打で送り1死二、三塁に走者を進める。迎える打者は3番の福留。低めの変化球に空振り三振となるも振り逃げを試みる。その間、相手の捕手が一塁への送球が悪送球となり、加藤が生還。思わぬ形で1点を返した。


5回裏、先頭打者に左安打を放たれると続く打者の犠打に対し、猛チャージをかける。だが、相手にバスターで安打を打たれチャンスを拡大された。続く打者にもセーフティバントを試みられる。そのゴロを日高が素早くつかみ、一塁に送球するがこれが悪送球となってしまい、走者が2人返してしまう。その後も犠飛を放たれ、この回3点を失った。


7回表、先頭の日高が四球を選ぶと、相手の2つの失策で無死満塁の絶好のチャンスを作ると福永が犠飛を放ち1点を返す。
8回から登板した2番手・田治健太郎(経3)。先頭打者を右飛に打ち取ると、その後の打者を2者連続三振にきる好投を見せる。

3点ビハインドで迎えた最終回。先頭の山本遼が中安打を放ち、反撃ののろしをあげるものの後続は打ち取られてしまう。チャンスを作ることができず試合が終了した。
この節初戦落としてしまった加藤準硬。リーグ制覇に向け、連敗だけは避けたいところ。次戦で必ず勝利し勝ち率を5割に戻す。【文:荒川拓輝/写真:小西菜夕】
▼田治
「(試合を終えて)2節連続で初戦を落としてしまったことが非常に悔しいです。(マウンドに上がったときの気持ちは)逆転を信じて、1点も取られることなく抑えてやろうと思ってマウンドに上がりました。(今シーズンの調子について)コロナ感染などで1ヶ月くらい練習に参加できていなかった期間で行ったフォームの見直しや、松尾くん(尚矢=経3)から教えてもらったスライダーの握りなどが上手くハマっているのかなと思います。(自分の役割は)リリーフとして登板してピンチを抑えて流れを味方に持ってくることが自分の役目だと思っています。(明日に向けて)しっかり準備して勝利に貢献できるように頑張ります」
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