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◇令和4年度関西学生リーグ第3週◇対京橘大◇9月18日◇関西大学弓道場◇

【試合結果】
関大121-111京橘大(全160射)

初戦は昨年度リーグ戦準優勝の関学大に黒星スタートを喫した弓道部男子。関大の試合前に関学大が3勝目を決めたため、負けた時点で優勝の可能性が完全に消滅するという厳しい状況で試合に挑んだ。しかし、そのプレッシャーを跳ねのけるように堂々とした行射で見事勝利。インカレベスト4の京橘大から貴重な今季リーグ戦1勝目をつかみ取った。

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初戦から先発の変更はなし。前立のメンバーは菅野竣介(シス理4)、小林里樹(外1)、國米雄太(社3)、髙本真生(法3)となった。いきなり見せたのは関学大戦で16中とチームを引っ張った小林と落を務める髙本の2人。皆中スタートと幸先のいいスタートとなった。

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△國米
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△髙本

一方、後立の先発は西本知生(文3)、大下拓真(シス理3)、佐々木大河(法2)、坂田康樹(経4)。こちらも選手の変更はなく試合に挑んだ。後立1立目では、皆中こそ出せなかったものの4人全員が半矢以上をクリアし、10中と踏み止まる。合計22中とわずか2中差ではあるが、立ち上がりでリードを奪った。

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△西本
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△坂田

2立目でも、小林里の勢いは止まらない。再び皆中を記録すると菅野、西本、坂田もすべての矢を的に収める。さらに、リリーフとして林信吾(シス理4)を投入。ここでは、1中と力振るわずもチームとしては25中を達成。好的中で一気に相手を8中差に突き放した。

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△林
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△小林里

3立目では林が適応力を発揮。しっかりと立て直し、皆中となった。菅野、坂田も2立目に続き皆中となる。だが、相手も好的中を記録。6中差と差をつめられた。

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△菅野
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△坂田

それでも、この日の関大は崩れない。4立目を24中で粘ると差は6中のまま最終立に入った。最終立は、前回最も課題として浮き彫りになった場面だ。しかし緊張感が走る中、小林里、林、大下、佐々木が皆中。さらに、8人全員が半矢を突破し、記録は27中とこの試合最高。追いすがる相手を突き放し、121中ー111中で勝利を収めた。

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△大下
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△佐々木

選抜大会、インカレ、さらにはリーグ初戦と大切な試合を勝ち切れない展開が続いた弓道部男子。「諦めない関大」を見せ、昨年リーグ戦優勝の強豪から貴重な1勝を獲得した。残り2戦に勝利すれば、関学大の最終戦の結果次第で順位決定戦に進める可能性が残されている。まずは今週末。勝利が絶対条件の近大戦に向けて調整を積み重ねる。【文/写真:大森一毅】

▽足立拓馬主将(社4)
「この1週間絶対に負けられないという気持ちで調整を重ねてきた。全員がやるしかないという気持ちで挑んだ。(試合を振り返って)大きく崩れた立がなかったのはいい点だが、まだまだ詰めていける部分はあると思う。来週再来週に向けてどんどん伸ばしていきたい。(前回課題となった最終立について)先週の反省をみんなで話し合って、全体に今日は数字を出そうと取り組んでいた。練習から結果は出ていたのでそれを試合で出せて良かった。(今後に向けて)ここまできたらやるしかないので最後まで諦めない関大、ここから伸びていく関大をみなさんに応援して頂けるように、自分たちが勝てるようにあと2週間必死で頑張って勝ち切りたい」

▽菅野
「練習通りにすることを意識し続けてきて、今日はその結果が出たと思う。余計なことは考えずに試合だけに集中することができた。(リーグ戦は大前での出場となっているが)やるべきことは特に変わらないが、大前に選ばれているのは背中で見せろと言われているということだと思うので、しっかり結果で見せることができたらなと考えている。(前回課題となった最終立について)先週は課題であったが、練習の中では改善が見られていた。プロセスを踏んで練習に取り組んだからこそ結果が出たと思う。(今後に向けて)自力での優勝はなくなったが、人事を尽くして天命を待つという言葉があるように自分自身の立ち位置ややるべきことを理解しているつもりなのでそれを来週も出していきたい」

▽林
「対戦相手のことは考えずに今までやってきたことを出すだけという気持ちだった。自分たちの目標にしている数字に近づけていることがこの結果につながったと思う。(リリーフでの出場で)いつ投入されるかわからない状況で準備は万全のつもりだったが、結果としてあまりうまくいかなかった。(今後に向けて)やれることは限られているが、まずは近大戦でしっかりと結果を出せるように頑張っていきたい」

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