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持ち味発揮も、フルセットの末敗北に

持ち味発揮も、フルセットの末敗北に

◇2022年度関西大学連盟秋季リーグ戦第4日◇対京産大◇9月18日◇

[第1セット]関大25―19京産大
[第2セット]関大28―26京産大
[第3セット]関大18ー25京産大
[第4セット]関大21-25京産大
[第5セット]関大10-15京産大
[セットカウント]●関大2―京産大

開幕2連勝をし勢いに乗る関大女バレだったが、前日の帝塚山大戦でストレート負けを喫してしまった。それでも、3戦目終了時点でBブロック2位と上位に居座っている。この順位を維持すべく、この京産大戦は必ず勝利を収めたいところだ。

両者、コート内の声かけ、コート外の声援は互角の中、戦いの火ぶたが切られた。この日初のポイントは関大のものになる。山なりに返ってきた相手ボールに日野美里(人3)が対応すると、関大が攻撃のタイミングをうかがう。児玉光涼(文3)が長いトスを上げたところで内田千晴(人1)がスパイクを打ち、1点目をつかんだ。ここからは取っては取られる展開。相手が3点連続得点をすると、今度は関大が2連続で奪い同点となった。一度は相手ボールを返せず失点するものの、そこからは中屋ちひろ(人3)のブロックなどが光り再び5連続でスコアを重ねた。タイムアウトでは3点差だったものが15-10の5点差に広がり迎えた第1セット後半。内田のサーブで得点すると、チームはさらに勢いに乗った。中屋が手首のスナップを使いボールを敵コートに突き刺す。日野も強烈スパイクを放ち相手からリードを奪った。ブレイクされる場面もあったが、終始落ち着いたプレーでポイントを重ね、容易にセットポイントを手にする。最後は中屋がCクイックを決め、第1セットを大差でつかんだ。

△中屋

第2セットからは相手も関大のスタイルをつかみ始め、立ち向かってくる。序盤から左右に選手を揺さぶられ、失点を許す場面が増えた。それでも、粘り強いバレーを発揮し僅差でセットを進める。児玉から受け取った川上良江(文2)の鋭い球で同点に追いついた。しかし、相手の好調には勝れず3連続失点に。ここでチームを救ったのはリリーフサーバーの林川涼(経3)だ。コート際を狙った球に相手は返すことができたが、そこに力は込められない。関大の攻撃のチャンスとなり、重要な1点をつかんだ。以降、ネット付近の接戦を制したり、相手のミスを誘うプレーで差を縮めた。18-21でタイムアウトを取る。タイムアウトで再び火のついた関大はここから逆転を狙っていく。同点がかかった一戦では、2度に渡る相手のCクイックを拾うなど絶対にボールを落とさないバレーを見せた。その粘りが功を奏し、逆転に成功。そこから再び同点に戻され、度重なるデュースに見舞われるが最後は内田の逆サイドへのスパイクがセットを決める一打となり第2セットもつかんだ。

△児玉
△林川

迎えた第3セット。先制こそ許したが、直後に中屋のスパイクで関大も1点目を挙げる。その後はサイドアウトを取り合い、拮抗(きっこう)した展開となった。5点目には、中屋がサービスエースでチームを盛り上げる。伊関は相手ブロックをうまく利用し、連続でブロックアウトを狙う。各々が多彩な攻撃を見せた。しかし中盤に差しかかる頃、相手の鋭いスパイクや関大のミスも重なり4連続失点。たまらずタイムアウトを取り、物理的に流れを切った。その後、中盤では川上のAクイックが相次いで決まる。コート中央の穴やクロス方向など、臨機応変に狙いを定め確実に得点した。しかし直後、再び連続失点となる。相次ぐクロス攻撃やサイドライン間際を狙ったストレート攻撃に反応し切れず、得点は14―21。7点差をつけられてしまった。終盤では粘りを見せ、伊関が得点を量産する。だが開いた点差を埋めることはかなわず、ストレート勝利への道は絶たれた。

△川上

この4セット目で勝利を収めたいところ。しかし、1点目が入ったのちはなかなか得点を重ねることができず4連続失点を食らう。メンバーは長いラリーの際にも諦めることなく拾い続けるが、コート際を狙った球が量産され、最後には相手の得点となってしまった。それでも、川上の直球は相手を惑わせなんとか6点目を手にする。また粘りのプレーを見せたかのように思えたが、前半が終わってみれば7点差と完全に劣勢となった。差を縮められないもどかしい時間を過ごしていると、児玉のトスから打った内田の1本が流れを変える起爆剤となり5連続得点を果たす。さらに内田はブロック面でも活躍を見せ遂に2点差にまで縮めた。だが、相手スパイクに拾えないことやミスが失点の原因となりこのセットも逸した。

△得点し喜ぶ内田(左)と芦田彩音(人4)

もう後がないファイナルセット。このセットは15点先取したチームがつかむこととなる。日野のブロックから幕を開けた。だが、ネット際のプレーにミスが目立ち始めるとそこから3失点。再び先制を許した。内田の力強いスパイクで巻き返しを図るも、相手も懸命に拾い返してくる。さらに、関大メンバーがいない隙間を狙った球も放たれ失点。5-8と3点差でコートチェンジが行われた。チェンジを境に関大の好調が期待されたが、劣勢は切り開けず。相手スパイクでマッチポイントを許すと、その次の一戦でも相手のスパイクに返せない。ファイナルセットも相手に軍配が挙がった。

△日野

関大女バレの持ち味が存分に発揮されたこの一戦。しかし、勝負には敗北してしまった。さらに、この敗戦により順位を2つ落とし4位に。ただ、これは暫定にすぎない。ブロック戦残り一戦は必ず白星を挙げ、上位でリーグを締めくくってみせる。【文:木原綺音・横関あかり/写真:木原綺音】

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