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◇第98回関西学生後期リーグ第4節◇対びわこ大◇ 10月3日◇

【前半】関大0―2びわこ大
【後半】関大1―0びわこ大
【試合終了】関大1―2びわこ大

※無観客試合

開幕戦を白星で飾り、好調なスタートを切った関大は、第3節に大院大に逆転を許し敗れてしまう。今節で流れを取り戻したかったが、前半に連続で2失点を負い、1点を返すものの結果は覆らず、勝ち点3を逃した。

-300x174 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
-291x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
-294x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗

 立ち上がりから関大は積極的にチャンスを作り出した。開始早々にFW木戸口蒼大(情4)がシュートを放ちコーナーキック(CK)を獲得。その後もフリーキック(FK)から攻撃を展開していく。MF青木真生都(商3)やDF坂口貴哉(人4)も積極的にクロスを上げチャンスを創出。しかし、決定機がないままミスから決壊してしまう。前半22分にFKを与えてしまい一度は危機を回避するも、続くCKから先制を許してしまった。その1点から相手に流れが傾き、自陣で攻め込まれる時間が続くと、GK光藤諒也(文3)との1対1から2点目を献上。「点を取られたあとのチームの雰囲気や相手に流れを持っていかれて追加点を取られて前半が終わったというところが、一番の敗因」とDF小山新主将(商4)が試合後に振り返ったように、この2失点で関大は厳しい展開に追い込まれた。

-262x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
△FW木戸口
-282x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
△MF青木
-281x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
△DF坂口
-292x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
△GK光藤
-287x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
△DF小山主将

後半戦での逆転が期待される中、FW沼田駿也(政策3)とMF松本歩夢(文4)が投入され、関大の攻撃が勢いづく。「0-2という、やることははっきりした状態だったので後半入った選手はゴールを狙いやすかった」と前田雅文監督。さらにDF松尾勇佑(文2)が起点となりサイドから攻撃を仕掛けていく。DF小山やDF次木優斗(商3)は堅い守備で相手の攻撃の芽を摘んだ。その後、前線にFW矢野龍斗(法4)やMF足立翼(人2)も加わり攻勢が強まる中、35分。MF植田聡太(法4)のアシストからFW沼田が豪快なシュートでネットに突き刺し、1点を取り返した。喜ぶ間もなく、すぐに追加点を狙う関大。何度も獲得したCKを生かせられない中、DF陣が鼓舞し最後まで勢いは緩めなかった。MF奥野圭亮(法4)やFW矢野が直接シュートを放つも、ゴールネットには嫌われ、点差を縮めることはできなかった。

-270x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
△FW沼田
-274x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
△得点後
-257x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
△MF松本
-285x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
△DF松尾
-271x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
△DF次木
-291x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
△FW矢野
-268x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
△MF奥野
-269x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
△MF植田

試合後、前田監督は「ゲームのほとんどは悪くないのに、1つのタイミングがうまくいかなくて内容は悪くないのに負けてしまう」と振り返った。今節は、前半の2失点が勝敗を決定づけた。「後半のような自分たちの勢いを持ったサッカーができたら」とDF小山主将。シュート数も相手との差はなく、質の面でも課題が残る試合となった。それでも劣勢の中でゴールへの姿勢を最後まで見せて戦い抜いたことは、次節以降の反撃に向けて重要な要素になるに違いない。 【文:野村沙永/写真:高木満里絵】

-268x200 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗
-300x193 後半得点も逆転ならず、リーグ2連敗

▼前田監督
「立ち上がりは悪くなかったが1つのミスから失点につながって結果的に前と同じになってしまった。ゲームのほとんどは悪くないのに、1つのタイミングがうまくいかなくて内容は悪くないのに負けてしまう。0-2というはっきりした状態だったので後半入った選手はゴールを狙いやすかったと思う。(ハーフタイムで話されたことは)相手の狙いがすばやくゴールまで仕上げてくることだったので、それに対してひっかけてしまってカウンターを食らうことが多くてそこから失点もあったから、そうなりにくいような状況をチームで作り出そうということと、まだ45分あるからチャンスはあるということを話した。(後半は)やることははっきりしていたので、選手たちもプレーの整理がしやすかったと思う。(攻撃面では)もうちょっと相手のゴールラインの深い位置まで侵入できるようなランニングやドリブルなどの仕掛けがあれば、相手にとって守備がしにくくなったと思う。(前節から失点が続いていますが)失点はできれば0か1に抑えたいところだけど、短い間に連続して入れられてしまうことに問題があると思うので、そこは改善していきたい」

▼DF小山主将
「前半の入りはいいペースだったけど、自分たちのキーパーの判断のミスから流れが悪くなってしまって、そこで失点してしまった。そこにも改善点はあるけど、1点取られたあとのチームの雰囲気や相手に流れを持っていかれて追加点を取られて前半が終わったというところが、一番の敗因。後半のような自分たちの勢いを持ったサッカーができたら、ああいう展開にはならなかったのかなと思う。(後半は)FW矢野やFW沼田とか前線4枚が変わって、ある程度パワフルでフレッシュな選手が入ってから、前でのアクションもあったり球際も作れて、その分ボランチのセカンドボールの回収もしやすくなったので、相手の陣地でプレーする時間帯が多かった。前半からあの流れを作っていければ良かった。攻撃の面に関しては、後半もシュート数多かったし、前半のうちから攻めてるシーンもあった。やっぱり前線に入ってからの最後のフィニッシュの質や、クロスの質とか、バイタルエリアをどうやって崩していくのかというところ、毎試合1点しか得点できていないところが今の1つの課題。そこは改善しながらやっていきたい。(前節から失点が続いていますが)どんな状況でも失点がゼロでいかないといけないのは絶対。特にリーグ戦なので(失点が)ゼロでいけば負けることはないので、そういった意味でもディフェンスラインだけではなくて、チーム全体の守備意識は高めていかないといけないと思う。そのためには、ディフェンスラインの僕や今日だったらDF次木がリーダーシップを発揮してやっていく必要があると思う」

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