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◇2022年度関西学生女子秋季リーグ第2節◇対大体大◇9月18日◇

【前半】関大0-3大体大
【後半】関大0-1大体大
【試合終了】関大0-4大体大

▼スターティングメンバー
GK 井上沙
DF 南中、林祐、中尾、徳弘
MF 田中杏、𠮷尾、塚原、田中光
FW 瀧沢雪、真木

▼得点
26分 失点
41分 失点
45+1分 失点
56分 失点

開幕戦、豪雨の影響で優れないピッチコンディションに苦しみ惨敗となった関大なでしこ。上位進出のため負けられない試合が続く中、大体大との一戦に挑んだ。しかし相手のセットプレーからの攻撃に苦しみ前半だけで3失点。後半ゴール前に攻め込む場面もあったが、得点を生み出すことができず悔しい連敗となった。

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前半最初にシュートを放ったのは大体大。左サイドからのクロスが流れ右サイドから再びクロスを上げられる。こぼれ球を拾われシュートまで持ち込まれたが得点は許さなかった。関大の最初のチャンスはFW瀧沢雪乃(人3)のボール奪取から。奪ったボールをFW真木悠花(文4)、MF田中杏実(人4)へとつなぎカウンターを仕掛けるがシュートまで持ち込めない。するとここから相手に主導権を握られる時間が続く。DFラインでボールを回されながら攻められると、立て続けにシュートを放たれる。それでもMF塚原碧(政策4)、MF田中杏のシュートブロックでピンチを防ぐ。15分にはCKから合わされるがここはポストに救われた。要所でDF南中優衣(人3)のクリアもあり先制点を与えない。

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△MF田中杏
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△MF塚原
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△DF南中

飲水後、関大はDF中尾純菜(社3)からDF南中へのロングボールをきっかけに左サイドへ攻め込むとCKを獲得。しかしここは合わせられず得点とはならない。今度は一転、ピンチを迎える。相手の長身FWにボールが渡り、チャンスを作られるがDF林祐里主将(人4)が対応。4年生としてラストシーズンに挑む主将がチームを引っ張る。ここまで何度もピンチをはね返してきた関大だったが、26分左サイドからのCKにヘディングで合わされ均衡を破られる。反撃に転じたい関大はFW瀧沢雪とMF田中光紀(安全3)のパス交換から相手DF陣を崩しにかかるものの決定機は生み出せない。0ー1のまま終わるかと思われた前半終了間際、再びCKから合わされ、追加点を許す。さらに46分にもGKとの1対1を決め切られ3失点目。0ー3でハーフタイムを迎え苦しい展開となる。

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△DF中尾
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△DF林祐
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△MF田中光
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関大のキックオフで始まった後半。MF塚原が少しポジションを下げ、スピードのあるMF田中杏を前線にポジションを移して挑んだ。開始からMF塚原が豊富な運動量でパス回しに加わる。そのMF塚原が粘ってつないだボールをDF徳弘海羽(人1)がクロス。しかしゴール前で合わせることはできない。試合が動いたのは11分。右サイドにボールを持ち込まれ、クロスを上げられると失点を許してしまう。まずは1点を返したい関大はMF村上菜月(人1)を投入し反撃を試みる。21分FW真木がマイボールにすると、MF塚原へつなぐ。さらにFW瀧沢雪へパスが通るとシュート。だがここはGK正面へ、ゴールネットを揺らすことはできない。すると23分、自陣へ攻め込まれると強烈なシュートが関大ゴールを襲う。ここはGK井上沙季(商4)がビッグセーブ。GK井上沙はDFとの間に落とされたボールにも果敢に飛び込み、スライディングキャッチを見せるなどチームを鼓舞し続けた。

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△DF徳弘
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△MF村上菜
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△FW瀧沢雪
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△GK井上沙

後半29分、関大はここで2回目の選手交代でFW山口紗弥(人1)を投入。この交代を機に徐々に関大がボールをもつ時間が増えていく。MF𠮷尾香音(社2)からFW真木へのスルーパスからシュートを放つ場面や、MF村上菜からDF徳弘へのスルーパスで相手ゴールに迫るものの得点には至らない。この日一番チャンスとなったのは試合終了間際、DF徳弘からのクロスにFW山口紗が飛び込む。しかしわずかに届かず、一矢報いることはできなかった。このまま試合は0ー4で終了し秋リーグは連敗スタートとなってしまった。

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△MF𠮷尾
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△FW真木
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春リーグ入れ替え戦に勝利し、今季はインカレ出場を目標に掲げる関大なでしこ。開幕戦に続く惨敗となり苦しい試合が続いているが諦めるつもりはない。次節の相手は春リーグ開幕戦で勝利を収めた姫獨大との一戦、なんとしてでも勝利をつかみ勝ち点3を獲得する。【文:稲垣寛太/写真:貴道ふみ】

▼DF林祐
「春リーグずっと押し込まれてなんとか0ー0という相手だったので、自分たちがチャレンジャー精神もつというのは当たり前とみんなで言っていて、ただそこにびびりすぎず、しっかり自分たちの特徴であるボール持ってゴール前まで行くということをしっかりやっていこうという話はしていました。(前半の失点を受けてハーフタイム話し合ったことは)セットプレーはある程度分析していて、この選手がターゲットだろうというのがあったんですけどそれと少し違ったのでマークの部分を変えたりという話し合いをしました。(後半からのフォーメンションチェンジについて)FW真木がサイドに行ってMF田中杏が前に行ったんですけど、MF田中杏がスピードをもって前に行ける選手なので(相手の)背後をとりながら自分たちの時間を作ろうという話はしてました。(後半、MF塚原が起点となりパスが回り始めたことについて)こっちの右サイドから攻めていこうという話はしていたので、MF塚原を右に落として左サイドはクロスに入ってくるという感じで、そこは意思統一してできたかなと思います。(次節に向けて)次節は春リーグ初戦で勝った相手ですけど、正直今自分たち、流れとしては良くないので流れ断ち切るっていう意味でも、あとホームで勝つっていう意味でもすごく大事な試合になると思うので、しっかり今日の試合を引きずり過ぎず、振り返るところは振り返って、また強くなって次勝てるように頑張りたいです」

▼GK井上沙
「チームとしても個人としても、4失点というところはかなり重く受け止めなければいけないと感じていて、リーグは勝ち点ももちろんなんですけど、得失点も大事になってくるという中で、大量得点を相手に許してしまったというところは、早急に改善しなければいけないなと感じました。(劣勢の中、GKとして意識したこと)GKで一番大事なことはシュートを打たせない、相手に決定機を与えないことだと思うんですけれども、1点決められた後に流れが完全に相手のものになってしまったり、フィジカル面でも相手がかなり上手だというのを最初から理解していたのにも関わらず、2失点分相手にCKというセットプレーを与えてしまったところが良くなかったなと思って、そこを一番に改善しようっていうふうには自分含めて後ろのラインは思ってたんですけども、試合中に改善しきれなかったっていうのが今回の課題でもあります。(GKとしてビッグセーブを連発、自身のプレーを振り返って)後半ビッグセーブがいくつかあったり、飛び出しっていうところもあったんですけど、自分な中ではそれまでに4失点入れられてしまっているというところが、やっぱり責任を重く感じていて少しでもチームに何か還元できたらいいなというふうに思っていたのと、あとはやっぱりそこに打たすまでのところでもっと阻止できるようなコーチングをこれからはできればいいなと考えてます。(次節に向けて)次はリーグで初めてのホームっていうところで応援が来てくれるか来れないのか分からないですけれども、自分たちの持ち味であるプレースタイルっていうのをしっかりと意識して、チーム一丸となって初勝利っていうところを目指して頑張っていきたいと思います」

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