◇2022年度関西学生リーグ戦第4節◇対大産大◇9月11日◇堺市原池公園体育館◇
[第1Q]関大13-23大産大
[第2Q]関大16-14大産大
[第3Q]関大14-12大産大
[第4Q]関大17-8大産大
[最終結果]関大60-57大産大
初戦の神戸医療未来大戦で競り負けた関大は、続く同大戦、立命大戦では大差をつけられ開幕から3戦勝ちなしが続いていた。4試合目で互いに未勝利の大産大と対戦。インサイドでの相手の攻撃に翻弄され、序盤からリードを広げられる。第1クオーター(Q)には最大で14点差をつけられたが、試合の中でディフェンスを修正。試合中盤から守備からの攻撃が決まるようになり、徐々に点差を詰める。最後のQで初めて同点に追いつくと、接戦を制し逆転勝利。うれしいリーグ戦初白星となった。

立ち上がりは相手ペース。高さのある攻撃でインサイドを支配され、相手に3連続シュートを許す。試合開始約2分半で西村晴人(商4)がジャンプショットを決め、流れを変えたいところだったがディフェンスリバウンドを奪えず開始5分で11点差とされた。速攻から佐藤涼真(人2)のレイアップや、井ノ元孝多(人3)のゴール下で得点するシーンもあったが、10点差で最初の10分を終えた。


第2Qは西田倫太郎(シス理3)のアシストから倉ノ下大吉(人1)がシュートを決め、関大が先制する。その後も西田や西村の得点で拮抗(きっこう)した展開に。武村壮二郎(人4)の速攻と西村のジャンプショットで関大が連続得点する場面もあったが、序盤につけられた点差が大きく8点ビハインドのまま試合を折り返す。



第2Qのいい流れのまま点差を縮めたい関大だったが、シュートが決まらず後半開始約3分間、得点を封じられる。しかし、ディフェンスが機能するようになり関大の攻撃の回数が増えていく。武村、倉ノ下のディフェンスリバウンドや、西田の守備などが効き点差をキープ。このQ終盤に大内一慶(社3)のバスケットカウントで一気に3点を奪うと、大内の連続得点と西村のスリーポイントで関大が3連続で2点差まで詰め寄り、関大に流れが傾く。


最後の10分も大内のスリーポイントで先制すると、続けて西村も決めこの試合初めて同点に。タイムアウトをとり猛攻を仕掛ける相手に一度はリードを渡したが、最後まで集中したディフェンスで関大の流れをキープ。西村のスリーポイントと、福島大智(法4)のブレイクからの西村の得点で5点をリード。残り1分でリバウンドショットとフリースロー2本を決められ1点差と詰め寄られたが、残り5秒で関大もフリースローを獲得する。武村が2本ともきっちり決め、3点差で逆転勝利を決めた。



試合の中での修正力や、チーム力が光り待望のリーグ戦初白星を手にした。リーグ戦はまだ始まったばかり。インカレ出場、そして上位浮上に向け1つでも多くの勝利をつかみにいく。【文/写真:牧野文音】
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