◇天皇賜盃第91回日学生対校選手権大会3日目◇9月11日◇たけびしスタジアム京都◇
[男子200㍍準決勝]
松井健斗(社2) 2組4着 21.01 決勝進出
[男子200㍍決勝]
松井 8位 21.16
[男子800㍍決勝]
松本駿(社4) 4位 1:49.00
[男子5000㍍決勝]
亀田仁一路(安全3) DNS
[男子三段跳決勝]
梅野真生(人2) 6位 15㍍87
迎えたインカレ最終日。3名の選手が出場し、それぞれが全国入賞を果たす大健闘を見せた。

昨日の男子200㍍予選を勝ち抜き、準決勝へと駒を進めた松井。上位3着に加えタイム上位2名が決勝への切符を得る。ハイレベルな選手がそろう2組の中、松井は4着でフィニッシュ。着順では逃したものの、+aで決勝進出を決めた。約2時間後に行われた決勝では、全国の強豪に食らいつく力走を見せるも8位でゴール。悔しい表情を見せたが、今後へと期待が膨らむ結果となった。


松本は男子800㍍決勝に登場。予選、準決勝と同様、1周目を最後尾で通過すると残り400㍍から一気に加速する。「最後に出せるだけ出す」。ホームストレートでのデッドヒートの末、4番でゴールラインを切った。不調ながらも走り抜き、見事4位入賞。スタンドで応援する関大勢に笑顔で応えた。


男子三段跳決勝には関カレ王者の梅野が出場。2本目で15㍍87の自己ベストに迫る好記録をマークし、2本目終了時点で3位につける。その後他選手に抜かれるも4位でトップ8へと進んだ。4、5回目はファウルとなりその間に6位まで降格。最終跳躍での挽回を狙ったが、記録は15㍍55と伸ばすことはできず。しかし、2年生ながら全国6位入賞を果たした。



3日間のインカレがこれにて終幕。全国の舞台でも活躍し、昨年よりも多くの選手が入賞した。「多くの選手が決勝に進めるような関大陸上部を作っていきたい」と宮内和哉主将(文3)。関大の『超戦』はまだまだ続く。【文:小西菜夕/写真:小西菜夕・𠮷村虎太郎】
▼宮内主将
「結構入賞者も出てくれて、関大自体も(レベルが)上がってきているかなというのはあるんですけど、自分が体調を崩してしまってなかなか思うような結果を残せていなかったので、もう少し主将としてしっかりしないとなと思いました。(個人のレースを振り返って)1本目が自分の中では得意ではないんですけど、注意を受けてしまった中でも着順で準決勝につなげれたのは良かったです。でも、準決勝でレベルの高い組に入って、どうしても体調崩してしまったダメージが大きくて、後半で刺されてしまったので、正直まだまだ自分のレベルは低いなと感じました。(これからどんなチームにしていきたいか)自分の短短パートとしては、4継など団体でも決勝で戦えることを目指して、フィールド種目やトラック種目の個人でも多くの選手が決勝に進めるような関大陸上部を作っていきたいと思います」
▼松本
「決勝のレースは自分の状態もあったので最初から一番後ろについて、最後に出せるだけ出すっていうプランしか今の自分にできることがなかったので、それを徹底してやり切ったっていう感じです。2カ月ほど前にコロナにかかって、ずっと喘息っぽい症状が続いていて、練習も走れていなくて、今大会も予選で終わるんかなと思っていたんですけど、ぎりぎりで上がれたっていう感じでした。(4位という結果について)本音を言えば、せっかく4番まできたなら表彰台に乗れる3位以内を目指したかったんですけど、今のこのコンディションで、予選を通過できるとは思っていなかったので、昨年5番だったことから1つ順位を上げられたのは、今の自分のベストな走りができたと思います。(4年間を振り返って)のびのび楽しくできた陸上生活やったし、昨年は主将もしていたので大きなチームの先頭にも立って競技もできたので、かけがえのないような大学生活でした。最後の4年生にこういう形で良かったなとほっとしています」
▼梅野
「ちゃんとした記録が決勝の15㍍87だけだったので、セカンドベストだったんですけど、ずるずる順位も抜かれていったので、自分のつめの甘さが出たなという感じの試合でした。今年の全カレは最低限トップ8に残って戦うのが目標だったので、しっかり残れる記録を2本目に跳べたことはだいぶほっとしました。(良かったところ)関カレのようにファウルなどで自分を追い詰めるような跳躍がなかったので、余裕を持って競技に取り組めました。(課題は)16㍍を跳ばないと全国では戦えないことを身に染みて感じたので、自分の良さプラス今年の冬しっかり練習して、自分の苦手なステップとジャンプを強化していけたら、来年優勝できる可能性はあるので頑張ります。(今後の目標)大学の大会で一番大きい全カレで優勝することもそうですけど、来年は日本選手権にも出ることができるので、シニアの舞台でも記録を出すことを目標にやっていきたいです」
▼松井
「関カレの時期にけがをしてしまって全然試合に出れていない中で、全カレ直前の最後の試合でA標準を切ることができてこの試合に挑みました。決勝には残れないかなと思っていたいたんですけど残れて、練習を積むことができず本数に弱くなってしまい、決勝は前半から行けずにずるずる落ちた感じでした。(自身の調子は)予選は4継を走っていて体が元気だったので、前半とばして後半は流しつつ様子を見ながら走りました。準決勝は何としてでも3着、最低でも4着には入らないといけない状況で、4着だったんですけどタイムが出て安心しました。(今大会への意気込み)関カレはけがをしていて予選落ちだったので、挑戦者、挑戦するという気持ちをもって上に上がっていければいいなという思いで挑みました。(今後の目標)200㍍はこの試合で20秒8台を出したいなと思っていたけど無理やって、この後も試合が続くので、20秒8以上目指して頑張ります。100㍍は他の選手と比べて足りない部分があるので、最低でも10秒4以上を目指して頑張りたいと思います」
コメントを送信