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◇2020 近畿フィギュアスケート選手権大会◇10月3日◇大阪府立臨海スポーツセンター◇

【男子ショートプログラム】

3位 須本光希(政策2) 68.64

4位 本田太一(経4) 66.34

5位 市橋翔哉(安全4) 48.51

▼須本 インタビュー全文

「最初の音が小さいんですけど、音響の音も小さかった影響で最初の音が聞こえず。鳴ってたとは思うんですけど、気づいたら途中まで進んでいて、振りが全然合わなかったので言いに行きました。ジャンプスピンに関しては良いところはなかったんですけど、今シーズンはステップを少し手直しして、足の疲労とか体力の面を心配していて。でも、終わってみるとそんなに心配しなくてよかったなと思うので、体力面などは今後不安にならなくて済むかなと思います。(SPの曲を)最初聞いた時は、スケーターで使っている人が少なかったので、参考にすることもできなくて。最初は与えられたものを演技するっていう感じだったんですけど、今はロシアのザギトワ選手(=アリーナ・ザギトワ)も去年か一昨年くらいに使っていたので。参考にしながら、自分のものにしていけたらいいなと思って今シーズンも使っています。滑ったことがあるリンクだったので気持ちはすごく楽だったんですけど、体は簡単に言うことを聞いてくれなくて。元ホームリンクっていう感じはなく。やっぱり氷の質っていうのも、関大(のリンク)とは少し違うので、始めて滑るようなリンクの感覚でした」

▼市橋 インタビュー全文

「シングルで試合に出場することが最近多くて。でもやっぱり、自分はペア選手として2人で試合に出たいという気持ちが今すごく強くて。試合に出ることはすごく楽しいんですけど、やっぱり1人で滑るのはなんかちょっと寂しさもあるなと感じました。今シーズンはシングルで試合を通すことにはなるんですけど、来シーズンまでにペア選手に戻れるように今は努力というか、1日でも早くペア選手に戻れるように、自分の体作りだったり英語を学んだりを頑張っているので。来シーズンはペア選手として戻ってこれたらいいなと、今はすごく思っています。シングル選手として全日本選手権に出るっていうのは、大学生たちは全日本を目指している選手も多いので、僕ももちろん今シーズン目指していることは全日本に出場することなので。そのためにはやっぱりジャンプの確率を上げたり、表現面で最も上を目指したり。1人でもできることはたくさんあるので、毎日練習を積み重ねることが一番大事かなと思います。今日、最初のジャンプは失敗してしまったんですけど、その後のジャンプからは最初のミスが響かずに最後まで滑ることができたので。明日も最後まで集中力を切らさずに、しっかり滑り切れるように頑張ります。シングルとペアで一番大きな違いは、エレメンツが全然違うものになっていて。ペアは、SPならジャンプは1つ、スピンも1つで他の技が多くて。シングルのプログラムは、ジャンプもスピンもペアの3倍多くなるので。その分ジャンプに集中するので体力もすごく消耗しますし、間のつなぎの部分もペアとは全然違うので。久しぶりに(シングルで)滑ると、難しいことしてたんだなと最近感じます」

▼本田 インタビュー全文

「まずは大きな大会、近畿ブロックという最初の大事な大会のSPということで。調子がそこまで良くもなく悪くもなくという感じで来たんですけど、今日に朝の公式練習でかなり良い感触をつかめていて。本番もノーミスを狙っていたんですけど、(トリプル)アクセルがステップアウト、しかも結構良い踏切をしてのステップアウトということでそこは悔いが残っています。でも他の部分では、まとまった演技ができたので、そこは次につながるかなと思います。(プログラムについては)僕自身が小さい時から憧れていたアレクセイ・ヤグディン選手がソルトレイクシティオリンピックのシーズンに、エキシビションで使っていたプログラムの曲を選ばせてもらって。これは、高校生くらいの頃から引退するときはこの曲を、SPかフリーかは決めていなかったですけど、使おうと思っていたので。ヤグディン選手のような力強いジャンプをできるような、男らしさを出せるようなプログラムを吉野晃平先生と一緒に作ったので。それを表現できればなと思っています。人数が少ないというところとか、声を出しての声援ができないという部分があって、少し寂しいところはあるんですけど。でも、やることは同じなので。しっかり自分のできることをやろうとは思い、ネットで応援してくださっているファンの声も届いているので。応援してくださる方への思いをしっかり伝えられるように滑りました。今日は全体的に悪くない感触で終われたので、明日はしっかり、体力的に厳しいですけど最後までまとまった演技をして。良いイメージで次の試合につなげられるような滑りをしたいです。吉野先生に振り付けをお願いした経緯としては、まず今シーズンから完全に長光歌子コーチ、本田武史コーチ、吉野晃平コーチのところに移籍をしたので。そういう意味でも普段から練習を見てくださっている吉野コーチに振り付けをしてもらうのが自然な流れってところもあるんですけど。あとは、関西の諸先輩が吉野晃平先生の振り付けで滑っているところを見て、自分もお願いしようと前から決めていました。10年弱くらい同じリンクで練習してきたし、今はコーチとして話を聞いてもらっている中で、自分の滑りや長所短所も分かってくださっていますし、プログラムの作り方っていうのも意見を出し合いながら作っていくので、すごく楽しくて。笑い合いながら、全然振り付けが進まない時もあったんですけど(笑)。わちゃわちゃやりながら作れるっていうのが、自分の中では楽しかったですし、先輩たちの振り付けも見ていたので、自分も頼みました。ラストシーズンにこのような新型コロナウイルスが重なってしまったっていうのは、残念な気持ちもありますけど、これはフィギュアスケーターである自分だけの問題ではなくて。世界中の問題でもありますし、特に大学4年生であったり、今年引退しようとしているアスリートたちと同じ悩みだと思うんですけど。でも、関西風に言うと『しゃーない』っていう気持ちが強くて。夏の大会が中止になった時に、スケーターの同期でZoomで集合して話したりとかして。気持ちも共有できてますし、あんまりネガティブな気持ちは無くて。もともとラストシーズンっていうこともあって、いつもより1試合1試合を大事にっていう思いで練習は積んできたので。もしかしたら今日が引退かもしれないという気持ちで、練習を続けてきているので、より一層、毎試合毎試合を大切に、楽しく滑れるようにと思っています」

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