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◇第51回関西学生選手権大会準決勝◇対びわこ大◇7月14日◇ヤンマースタジアム長居◇

【前半】関大0-1びわこ大
【後半】関大6-1びわこ大
【試合終了】関大6ー2びわこ大

GK 山田和
DF 松尾、髙橋、木邨、中西渉
MF 深澤、三木仁、平松、足立
FW 久乗、西村真

雨が降り注ぐ長居で相手に迎えたのは、19年の決勝戦で敗れたびわこ大。リーグ戦でもここ2年勝てていない相手だった。前半は関大は何度かいい形を作ったものの決定機はなく、相手の風下に立つ展開に。相手のクロスを一度はクリアしたもののこぼれ球をボレーで合わされ前半25分に失点。先制を許し苦しい展開になったが、後半開始直後のFW久乗聖亜(政策4)の得点で反撃の糸口をつかむとそこから畳みかけた。6得点で相手を突き放し、2大会ぶり15回目の決勝進出を決め関西制覇へ王手をかけた。

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スリッピーなピッチの影響もあってか、お互いにかたい立ち上がりに。関大はFW久乗やFW西村真祈(法3)が前からプレスをかけチャンスを狙うが、決定機はつくれない。左サイドを崩され相手にクロスを入れられる場面もあったが、GK山田和季(社1)が早めに飛び出し、しっかりと対応。

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△FW西村真
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前半15分が過ぎたところで関大がややペースをつかむ。DF髙橋直也(商3)が後ろからつないで攻撃に転じる場面や、MF足立翼(人4)がゴール前に運んでMF平松功輝(情4)がシュートを打とうとする場面もあったが、相手にブロックされフィニッシュまで持ち込めない。しかし、積極的な攻撃の姿勢を見せた関大はMF足立がドリブルで仕掛けると、エリア内で受けたFW西村真がPKを獲得。準々決勝もFW西村真のPKで勝ち上がっているだけに絶好のチャンスだったが、これは枠の左に逸れてしまう。

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△MF足立
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△MF平松
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△FW西村真

再びゴールに向かった関大だが、徐々に相手に流れが傾く。右サイドから仕掛けるびわこ大にDF木邨優人(政策2)が対応し、チャンスをつぶす。しかし、相手も再び攻め上がると、今度は一度戻して早めのクロスで関大の意表を突く。一度はクリアしかけたものの、そのこぼれ球からうまくコントロールした相手のミドルシュートが突き刺さり、まさかの先制を許す。関西選手権はここまで無失点。先制を許しながら勝利した試合は関大FC2008との1戦だけ。関大にとってかなり苦しい展開を強いられた。

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△DF木邨

その後は球際でチャンスをものにできず、MF三木仁太(政策1)やDF中西渉真(経4)がギリギリでクリアしてしのぐ時間が続く。何度かパスでつないでいいシーンもあったが、ゴール前でボールを奪われシュートは打たせてもらえない。前半残り10分のところで左からDF中西渉とMF足立が仕掛けコーナーキック(CK)を獲得。ようやくチャンスらしいチャンスを作る。2度目のCKでFW西村真のボールにMF深澤佑太(社4)が頭で合わせるが、高さのある相手守備に阻まれてしまう。

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△MF三木仁
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△DF中西渉

ゴール前に運ぶシーンは何度かあったものの、1点を先制して余裕のある相手を前になかなか決定的な場面はつくれない。終盤は球際でボールをを失い危ないシーンも目立ったが、DF髙橋、DF木邨の両CBがはね返しなんとか1点ビハインドで前半を終えた。

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応援の勢いも増し、まずは同点に追いつきたい後半。チームの重たい雰囲気を変えたのはFW久乗の一撃だった。後半開始直後にDF松尾勇佑(文4)が中でマイボールにすると、MF深澤が前線のFW久乗を狙ってスルーパスを供給。高い位置で受けたFW久乗だったが、前に出てきたGKをかわし角度のないところから無人のゴールに流し込んだ。諦めない姿勢を見せた見事な同点弾で、関大はリズムをつかみ始める。

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△FW久乗
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△1点目

J1内定の相手に何度か崩される場面もあったが、DF髙橋が最終ラインで回収してそのまま攻撃につなげる。さらにDF中西渉も相手のボールを奪って前進すると、前でFW久乗、MF足立、MF深澤とつなぎ、最後はFW西村真が冷静にゴールへ流し込む。後半開始7分で逆転ゴールを決め、一気に形勢逆転。さらに、その3分後にもMF三木仁のボール奪取から、DF松尾がドリブルで上がるとFW久乗が自身2得点目。3ー1と突き放し、関大の勢いは止まらない。

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△DF髙橋
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△2点目
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△3点目

リードを広げてもなおゴールへ向かい続けた。前半とは見違えるほど自分たちの形に持ち込み、チャンスをうかがう。前がかりになったところで危ないシーンもあったが、DF木邨のカバーリングがここでも光る。すると、相手のCKの直後にDF髙橋のロングボールからFW久乗がカウンターぎみにしかける。エリアのやや外で受けたMF深澤が今度は自らゴールネットを揺らし、20分で4得点と一気にたたみかける。

8 得点-300x200 鮮やかな逆転劇で関西制覇まであと1つ!
△MF深澤
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△4点目

3点のリードを作った関大だったが、FW百田真登(経3)とMF前田龍大(人2)も投入し、攻撃の手を緩めない。MF前田龍は投入直後から積極的にシュートも放ち、相手に攻撃の時間を作らせない。31分にはドリブルで再三チャンスメークしていたDF松尾が3人以上かわし、FW百田とのワンツーからそのままフィニッシュ。5点目を奪った。

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△FW百田(左)とFW久乗
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△DF松尾
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△5点目

80分にペナルティエリアの中で相手に細かくつながれ失点を許したが、その1分後にはDF髙橋が起点を作ると、FW百田がドリブルで相手をかわし、MF濱瞭太(情4)がシュート。途中出場コンビですぐに取り返し、失点を帳消しにした。

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△FW百田
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△MF濱
IMG_8964-300x200 鮮やかな逆転劇で関西制覇まであと1つ!
△6点目

相手に攻め込まれる場面もあったものの、決定的な場面はなくシュートを打たれてもGK山田和が難なくセーブ。MF前田龍、MF堤奏一郎(社3)のサブ組中心に高い運動量で最後までゴールを狙い続け、6ー2で試合終了。決勝進出を決めた。

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△MF前田龍
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△MF堤
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△MF岡崎駿希(法4)

前半とは打って変わり、終始攻め続けた後半。6得点を追加し、関西優勝まであと1つに迫った。「関西優勝まで全勝でいく。関西1位で総理大臣杯へ乗り込む」と目標を立ててから、リーグ戦を含めここまで5連勝。有言実行はのときすぐそこだ。【文:牧野文音/写真:牧野文音・石井咲羽】

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▼MF深澤
「素直にうれしいという気持ちが1つと、僕たちはTOPチームで7月にミーティングをして、短期目標として関西優勝して総理大臣杯に行くということはずっと言っていきていて、そこへ向けてこういうチャンスをつかみたい。みんなには喜ぶんじゃなくて、次の試合に向けて中2日になってくるので切り替えようという話をした。理由は、自分たちが目標としているのは関西優勝なので、今日の結果に一喜一憂するんじゃなくて、あと1つ勝ってからみんなで喜べばいい。なので、今からコンディションとメンタルを整えてやっていく。あとはコロナも増えてきているので、自分たちでチャンスを逃さないように3日後に向けて切り替えて準備をしていきたい。前半球際とかセカンドボールのところが全部相手に拾われていたのを中でやりながら感じていた。もう一度、目の前の相手に負けないとか、球際絶対勝つとか、しっかり走って戻るとか、サッカーの当たり前の部分をチームで見つめ直してやっていこうということを話した。あとは今季僕たちは先制されて勝てたのが天皇杯予選の関大FCの試合だけだったので、それ以外は先制された試合は負けてきた。そういう意味でも自分たちが成長した姿を見せる試練だと思ったので、自分たちが成長した姿を見せるためにもしっかり勝っていこうと話して後半に入った。(後半同点に追いついたシーンは)僕のパスがちょっと強かったかなと思ったが、あの時間に10番がゴールを決めてくれたというところはチームが勢いに乗れた大きな要因。(1G2Aだった自身のプレーは)チームの勝利に貢献できる選手になるというところはずっと意識している。そういう意味では今日の試合では目に見える結果としてチームの勝利に貢献できたのは良かった。でもやっぱり前半はチームがあまり球際で拾えていなかったり、少し緩さがあったのは主将としてはまだまだもっとチームの雰囲気とかを突き詰めていかないといけない。(決勝へ向けて)後半のようなコンビネーションを生かした、攻撃力のある自分たちのサッカーをすることができたら勝てるという自信を持っている。どちらがきても自分たちがやることは変わらないので、それを発揮できるようにまずは短期目標で掲げている関西選手権優勝をできるようにチームとやっていきたい」

▼DF松尾
「チームとして関西1位で全国に行くと言っているので、今日勝てて決勝戦につなげられたのは良かった。前半は動きが硬いというか、あまり自分たちのサッカーができなかった。1点決められてハーフタイムはみんな落ち込んでいてあまり声も出なかったけど、佑太(=MF深澤)が声出そうとか、切り替えようということをずっと言っていた。後半の早い時間に聖亜(=FW久乗)が1点とって、真祈(=FW西村真)が2点目取って逆転できたので、あとは今までどおりにサッカーをした。ノリはじめたら止まらないので、あとはみんなで楽しくサッカーをできて6ー2といういいゲームができた。今日は1得点できて、1人抜いて、2人抜いて、3人抜いて、たぶん4人目も抜いて股抜きスルーパス出して、ここにこぼれてくるだろうと思って待っていた。左足で外したと思ったけど、止まったくらいゆっくりなボールが吸い込まれていって、あれは気持ち良かった。今世紀最大ゴールでした。やっぱりプロ発表の自覚とか無意識に感じているのかもしれない。(3年前の決勝戦では)泉柊椰(びわこ大)に自分のところで決勝点を決められたけど、リベンジできたので、決勝もやらかさないように頑張りたい。決勝は観客動員でたくさんの人も入るので、出ている4回生、3回生はみんなに見られるの大好きなので、モチベーションつくるのは簡単だと思う。だけどそれが浮つくんじゃなくてしっかりいい準備をして、あとはしっかり自分のサッカーをしたら勝てると思うので、勝ってみんなで1位で全国乗り込んで、全国でも勝って関大旋風を巻き起こしたい」

▼FW久乗
「前半はあんまり良くない流れというか、相手の流れで苦しい展開だったけど、試合全体を通して勝てればいいなと思っていた。やっぱり後半、ハーフタイムも自分たちでいけるぞ、自分たちだったらやれるぞというふうに、ちゃんと立ち直して後半の入りにちゃんと自分が点決めて勢いづいて、結果6点とれたのはチームとしても個人としても非常に良かった。(ハーフタイムは)正直暗くなったところはあったけど、佑太(=MF深澤)を筆頭にみんなが意識的に声を出して盛り上げる部分で合ったり、やっぱり自分たちなら後半点取れれば勝てるというのはわかっていたので、ちゃんとコミュニケーションとって、もう1回気を引き締めて自分たちに言い聞かせた。(1点目を振り返って)佑太が出してくれた時に、GKがめっちゃ高い位置を取って出てきていたので、いけるわと思ってワンタッチ目ではがして、まじでコースなかったけど、ちょっとアウト回転かけて、とりあえずゴールに流し込もうという気持ちで押し込んだ。3点目の部分は、翼(=MF足立)がファーは蹴らないだろうなと思っていたので、ニアで待っていたらきて、ファーストタッチのところで少し大きくなったしまったけど、体をひねって思いっきり左足で振り抜くということだけを意識したらなにか起こるかなと思った。シュートを打つのはすごく大事だなと思ったし、今日のような試合を積み重ねて、自分がもっと点を積み重ねていきたい。最近は数試合点を決めれていなくて、佑太とかにも怒られているというか、『お前点決めてへんのちゃうん』って感じであおられていたので、やっぱり結果で黙らせてやろうかなと思って。やっぱり佑太のボール信じて走ったら来るというのは分かっているので、今日も裏にいっぱい抜け出したし、それが得点にもつながったかなと思う。(決勝戦へ向けて)特に気負うことなく、自分たちらしい、関大らしいサッカーをすれば100%勝てると思うので、次累積で真祈(=FW西村真)出れないけど、やることは一緒なので、チームとして誰がでてもパフォーマンスは落ちないと思う。今やっている相手どっちが来ても勝てると思うので、自信を持って日曜日の試合に向けて2日間いい準備をしていきたい。絶対勝ちます」

▼MF濱
「素直にうれしい。いつもは先制点を取られたら自分たちは勝てない試合が多かった。今回は後半で6点取って勝ち切れたのはチームとしても結構成長できたのかなと思うので良かった。(前半ベンチから見て)失点して、失点のとられ方的にも結構相手のスーパーゴールというところはあったので、そこまで流れ的には悪くなかった。まだいけるとかという声をもっとかけれたら良かった。(自身の得点シーンについて)前回の試合では交代で出た選手がうまくチームの流れを作れなかったのが1つの課題だと監督が言っていた。その中で途中で出た真登(=FW百田)からボールもらって点を決められたところは1つ大きな収穫だと思う。失点してすぐに点を取れたという部分でも良かった、いい点だったとう思う。(決勝戦へ向けて)まずはチームとして7月末まで全勝という目標を立てているので、そういった意味でもしっかり関西選手権を優勝して関西選手権に行くというのがチームとして一番目指すべき場所。しっかり次の試合も勝って関西1位で総理大臣杯に乗り込めたら」

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