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◇2021年度関西大学連盟秋季リーグ戦第2日◇対神院大◇10月3日◇

[第1セット]関大25―17神院大
[第2セット]関大17―25神院大
「第3セット」関大25―20神院大
[第4セット]関大25―22神院大

[セットカウント]○関大3―1神院大

前日のリーグ初戦、フルセットの末悔しい敗戦となった関大女バレ。1勝目をつかむべく、神院大と対峙した。第1セットを先取するも勢いに乗り切れず第2セットを落としてしまう。第3セットでは好調な出だしを見せ関大が取り返す。勝負の第4セットは拮抗(きっこう)した展開に。関大がこれを制し、セットカウント3―1でリーグ初勝利を挙げた。

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第1セット、小林瑞季主将(商4)のブロックアウトで1点目を取った関大。その後の立ち上がりは長畑蒼衣(人4)のブロックを吹き飛ばすスパイクやサービスエース、小林主将の粘り強いディグで1歩リードする。セット中盤には川上良江(文1)のセンター攻撃や児玉光涼(文2)のブロックポイント、小林主将のレフト側から切り込むクロス攻撃などが決まりリードを広げる。相手のスパイクや隙をつくプレーで失点する場面もあったものの、後半でも逆転を許さない。川上のブロックや、セッター児玉から長畑へのAクイックで得点を重ね25点を獲得。1セット目を先取した。

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△小林主将
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△長畑
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△川上
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△児玉

勢いに乗りたい第2セット。相手に先制点を許すものの、岡崎凛華(人2)のディグでつなげたボールを小林主将が強打で決め関大もスタートを切る。しかし、いまいち勢いに乗り切れない。セット序盤、競った展開を見せるも少しずつ相手に点差をつけられてしまう。本セット途中出場の根耒あかね(人1)のレフトからのスパイクやセッター芦田幸音(安全3)から川上へのクイック、小林主将のフェイント攻撃などで確実に点を重ねていく。しかし相手も譲らない。意表を突いたツーアタックやコンビミスで失点し、このセットを落としてしまった。

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△岡崎
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△根耒
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△芦田幸

取り返したい第3セット。ネット際のボールを小林主将が押し込み、先制点を挙げる。開始直後3点連続得点と、好調なスタートとなった。その後も川上、児玉のブロックポイントや長畑のスパイクが決まり相手を突き放す。セット中盤、相手の強打などで点差を縮められるも、小林主将のサイドラインギリギリのストレートが決まるなど、背中を捉えさせない。

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△川上(左)と児玉

試合が進むにつれて、ラリーは長くなる。体力的にきつくなるが、リベロの芦田彩音(人3)が相手の強烈なスパイクにも確実に反応し、仲間へとつなげる。17―14、このセットも後半にさしかかり、関大が3点リードしている場面では熾烈なラリーが繰り広げられた。両校とも執拗にボールを追い、決して落とさない。川上がクイック攻撃でセンターに打ち込み、このラリーをものにした。試合終盤には、途中出場の升谷未来(人3)がキレのあるスパイクやラリーを制す1点を決めきる。セットポイントを決めたのは岡崎。ラインギリギリを突いたストレートが決まり、3セット目を取り返した。

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△芦田彩
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△升谷

セットカウント2―1。王手をかけた4セット目、関大の1点目は竹川瑞貴(総情4)のブロックアウトで決まった。その後、立ち上がりは川上と岡崎のブロックや長畑のスパイクで点を重ねる。しかし相手も執念を見せ、コートの奥を狙うスパイクやツーアタックで点を取る。互いに譲らない攻防を見せた。しかしセット中盤、嶺明華(人1)のスパイクが決まると関大が一歩リード。小林主将の技巧に富んだ攻撃やセッター芦田幸から升谷への速攻、竹川のスパイクで相手を突き放す。一方、相手も強打や視野の広いプレーで3点のブレイクを見せた。セット終盤には、再び接戦に。それでも「楽しく!」と小林主将がチームを鼓舞し、集中力を切らさない。児玉の巧みなトスワークで相手を翻弄(ほんろう)し、ラスト2点は小林主将のコート中央を狙ったスパイクが決まった。25―22でこのセットを制し、3セットを先取。リーグ2日目、笑顔で白星を飾った。

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△竹川
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△嶺
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1戦目の惜敗からしっかりと切り替え、勝利をつかんだ関大女バレ。「本当に落ち着いていて、攻めれるところで攻めれてたのでよかったと思う」と、小林主将もチームの雰囲気を振り返った。次戦は個々の能力に長けた千里金蘭大が相手だ。見つかった課題をこの1週間でしっかりと克服し、2連勝を狙う。【文/写真:横関あかり】

▼小林主将
「昨日の初戦が黒星スタートで、今日は絶対に勝ちたいと思っていたので、勝ててひとまず安心しています。今日の試合を振り返った時に、自分以外の人が本当に勝負所でも落ち着いてやってくれていました。逆に自分は本当にバタバタしていたので、みんなに助けられたなと思って、みんなに感謝しています。(神院大戦、戦い方で意識したこと)強打が持ち味のチームだったので、ブロックをしっかり閉めるところ、クロス側をしっかり閉めようというふうに対策して、その抜けたコースはしっかりレシーブに入ろうというふうに対策してたので、その点では本当にブロックが頑張ってくれていたので良かったなと思います。(チーム全体の雰囲気)本当に落ち着いていて、攻めれるところで攻めれてたので良かったと思います。でも、相手にブレイクされた時だけ、ちょっとバタバタしていた部分はあったので、そういう所は来週からしっかり修正していきたいです。勝っている時の雰囲気はすごくいいので、出だしが悪いのはちょっとずつ修正されてきているので、本当に良くなってきていると思います。(次戦への意気込み)来週の相手の千金には去年のリーグで負けているので、リベンジしたいと思います。千金も1人1人の技術、スパイク力であったりレシーブ力も高いので、それに負けないように自分たちももう1回頑張ろうと言っているつなぎのところであったり、速攻を中心にしたコンビの組み方というのを、もう1週間突き詰めて、しっかり勝てるように頑張りたいと思います」

▼川上
「昨日負けてしまったので、今日は絶対に勝とうという気持ちでいました。そこで自分の力も出せたかなと思うので良かったです。(自身のプレーを振り返って)ブロックのシャットは決めれた本数が多かった分、こぼれたミスというのは自分の中でちょっと多かったかなと思います。速攻は結構上げてくれて、決めれていたかなと思います。(見つかった課題)チーム全体として、相手から強打で決められることが多かったので、そこはブロックとの関係もそうなんですけど、個々のディグの力だったりを、もうちょっと高めていけたらなと思います。(次戦への意気込み)次の相手は自分は戦ったことがないのであまりわからないんですけど、この1週間でブロックとディグをしっかり練習して、いい形でコンビとかを使っていけるように、それで勝てるように頑張りたいと思います」

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