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◇第56回関西学生賞典障害大会◇7月17日◇三木ホースランドパーク◇

[個人成績]
3位 永合・千香組 減点0 タイム70.55(JO:減点8 タイム35.31)
5位 福島・カリエーレ組 減点0 タイム74.25(JO:棄権)
6位 荒川将・千駿組 減点4 タイム69.34
布村・フリーゾ組 減点4 タイム75.17
光森・ドルス組 減点8 タイム72.84
仁部・アドラブル・チャバリト組 失権
仁部・ビリーカート組 失権

[団体成績]
1位 関大

春学から2週間。全日本学生賞典障害大会の予選も兼ねた重要な一戦が行われた。障害競技を得意とする関大だが、昨年は団体2位。個人、団体ともに負けられない戦いだ。

関大勢トップバッターは仁部泰夢(情2)・ビリーカート組。最初の障害をぎりぎりのところで落とさず乗り越えるも、後ろに水たまりのある障害で反抗してしまう。2度チャレンジしたが、惜しくも2反抗で失権となった。続く布村翼(商3)・フリーゾ組は、しっかりと地を踏みしめ丁寧な走行を見せる。中盤、バーを落とす場面はあったものの、最後まで走り切った。

-300x200 夏学、個人優勝逃すも団体V!
△仁部・ビリーカート組
-300x200 夏学、個人優勝逃すも団体V!
△布村・フリーゾ組

荒川将暉(文3)は、昨年の全日本学生賞典障害大会(全学)の優勝馬・千駿と出場。序盤からスピードを出して駆け抜ける。2番障害を落とし減点4となったがスピードは衰えることなく、その後の走行はミスなくまとめた。夏学初出場の光森美絢(人1)・ドルス組。中盤と最後の難関部分でタイミングが合わず減点となる。それでも、そのほかの障害を落ち着いて跳び切った。

-300x200 夏学、個人優勝逃すも団体V!
△荒川将・千駿組
-300x200 夏学、個人優勝逃すも団体V!
△光森・ドルス組

出場者の半分が走行を終えたところで、初めて満点走行を果たす人馬が現れた。その後のプレッシャーがかかる場面で登場したのは、永合更良々(情3)・千香組。周りの期待通り、高い跳躍で危なげなくコースを回っていく。ラスト障害でバーに触れるも落ちることはなく、見事減点0を達成した。この流れに乗り、福島秀太主将(人4)・カリエーレ組もミスのない走りを見せる。ここで関大勢2組のジャンプオフが決定した。仁部・アドラブル・チャバリト組は春学のLクラス障害飛越競技Aを制覇したコンビ。しかし今回は障害直前で馬が飛越を回避してしまいなかなか先へ進めない。悔しくも2度の反抗により失権となった。

-300x200 夏学、個人優勝逃すも団体V!
△永合・千香組
-300x200 夏学、個人優勝逃すも団体V!
△福島主将・カリエーレ組
-300x200 夏学、個人優勝逃すも団体V!
△仁部・アドラブル・チャバリト組

合計4組の人馬が満点走行を果たし、優勝決定戦であるジャンプオフが行われた。永合・千香組は「馬のストライドが広いのに戻し切れてない部分があった」と、馬のコントロール面での課題が影響し減点8となってしまう。福島主将・カリエーレ組は序盤、難なく障害を越えていたが、「臆病に乗ってしまった部分があった」と、5つ目の障害を前にうまく踏み切れず激突。そのまま棄権することになった。

-300x200 夏学、個人優勝逃すも団体V!
△永合・千香組
-300x200 夏学、個人優勝逃すも団体V!
△荒川将・千駿組
-300x200 夏学、個人優勝逃すも団体V!
△福島主将

ジャンプオフは思い通りにいかず個人優勝を逃したものの、永合、福島主将、荒川将の3人が入賞。団体成績では春学に続き頂点に立った。だが、「内容とかを入れたらあまり良くなかった」と福島主将が言うように、今回の走行内容に満足はしていない。全学優勝に向け、さらに隙のないチームを作っていく。【文:森本明日香/写真:木原綺音】

▼福島主将
「(最初の走行について)タイムが74秒25だったんですけど、普通の大会だったらタイム減点になるくらいの数字なので、障害間は待たないとだめな内容だったんですけど、そこで待つ分、回転を早くしておかないと全学ではタイム減点になるなと思ったのでそこは修正していきたいです。僕はよくペースの感覚が悪くて、行き過ぎて戻すのが遅れてミスにつながったりするので、そこはよく考えて走行したいです。(ジャンプオフについて)人間のメンタル面かなと思います。臆病に乗ってしまった部分があったので、そういうメンタル面は練習からチャレンジする気持ちを持ってやって、本番でも発揮できるようにしないといけないと思いました。練習できっちりやって自信をつけて、その自信が余裕とかにつながるので、それは日頃の練習で改善できるところだと思います。関大全体の結果については良かったんですけど、内容とかを入れたらあまり良くなかったと思います。(全学に向けて)全員メンタル面がまだ足りない部分があって、本番で緊張して実力が発揮できないことが最近多いので、練習と同じように本番でもやるために日頃の練習から意識していきたいです」

▼永合
「結果的には減点0で帰ってこれたんですけど、まだまだ改善しないといけないところがあるので、全学に向けて改善していきたいと思います。カリシアっていう馬がすごく歩幅が広くて、他の馬だったら普通の距離だったとしてもすごくショートになってしまうので、そこをもっと感覚をつかんでいきたいなと思います。(ジャンプオフについて)最初の方もさっき言った課題と同じ通り、馬のストライドが広いのに戻し切れてない部分があったので、そこをもっと徹底していきたいです。ジャンプオフ緊張して、メンタル面とかがまだまだだなと思います。すごく緊張しちゃうほうなので、出番前とか近くなってくるとどうしてもどうしようとか思っちゃいます。結果だけで見たらすごく良かったとは言えないですけど、とりあえずは良かったのかなと思います。(全学に向けて)今回だめだった部分を絶対コーチとかに言われないように日々の練習で改善していきたいなと思います。(千香とは)去年の全学終わった辺りから乗らせてもらっていて、最初は本当にうまく乗れなかったんですけど、だいぶ感覚はつかめたかなと思います」

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