幸せな3年間。心からそう思える活動だった。3年間という長いようで短かった関大スポーツ編集局(カンスポ)での学生記者人生。これまではカメラや新聞とは無縁の生活を送っていただけに、カンスポでの経験は大きな転機となった。最後のコラムは今年担当した3つの競技の思い出と感謝をつづろうと思う。
まずは卓球部。経験競技であったため、1年時から担当してみたいと思っていた。ついにその夢がかなった今年。インタビューやコメントなどに協力をしてくださった卓球部の皆さんには本当に感謝しかない。個性豊かな部員の方々に出会えて、近くで応援できたことはとても幸せだった。この1年を振り返って、リーグ戦優勝や1部校との接戦など、色々な思い出がある。どの試合も白熱しており、私も手を合わせて祈るほど試合にのめり込む場面も。取材では楽しいと感じることが多い一方、大変な時もあった。卓球のリーグ戦は連日で行われるため、即日で記事を発信する。記事に追われながら過ごすリーグ期間中は正直大変だった。それでも、取材に行くと話しかけてくださるマネージャーや部員の方々。最も嬉しかったことは、試合告知と記事、写真の感想を聞けた時だ。私たちの活動が部員の皆さんの何か力になれていたら。そう願いながら過ごしてきたからこそ、部員の皆さんの言葉は胸に響いた。卓球部の皆さん、そしてその関係者の皆さん、1年間ありがとうございました。

次にソフトボール部女子。競技の面白さと部員の方々の魅力に惹かれ、2年間の担当を決めた。昨年は断念したインカレ取材に、今年はリベンジを果たす。全国の舞台で強敵相手に全力で取り組む姿を見ることができ、私の大切な思い出になった。毎試合、関大らしさ全開の笑顔あふれるプレーばかり。取材を重ねるごとにソフト部女子への思いが大きくなった。ただ、この1年をもう一度やり直せるなら、私はソフト部女子の選手名鑑を作りたい。取材の中で感じた選手の個性を発信したかった。それだけはやり残したことかもしれない。それでも、いつも元気よく挨拶をしてくださる部員の皆さまから、いつも頑張ろうと元気をもらっていた。2年間担当できて幸せだった。本当にありがとうございました。

最後はバスケットボール部男子。私のカンスポ人生を語る上では、絶対に欠かせない存在だ。さかのぼること約2年半前。カンスポに入部するか迷っていた私は、体験取材に男バスを選んだ。カンスポとバスケの面白さを感じ、入部を決意。最高の3年間を導いてくれた部活動だ。人生最初の取材が男バスであり、カンスポ人生最後の取材も男バス。すごく「縁」があると感じ、うれしかった。しかし、担当するにあたり、バスケの知識面で不安を感じる時も。それでも、男バス愛だけを持ってこの1年を走り抜けた。悔し涙と笑顔の両面を見た今年。全力でプレーする選手の姿をリング下から見て、本当にかっこよかった。今年私が涙しそうになった試合は、公式戦ラストの試合。4年生全員がコートに立ち、チーム全員が笑顔でプレーしたあの数分に胸を打たれた。さらに、引退試合も印象に残っている。いつもとは違う大きなアリーナでプレーする選手たち。コート横で見ていて、すごく輝いて見えた。4年生の最後のプレーを目に焼き付けられたことが何よりの幸せである。取材の時に挨拶をしてくれた部員の皆さん、インタビューに協力してくださった選手の方々に、感謝の気持ちでいっぱいだ。男バスの皆さん、本当にありがとうございました。

カンスポの活動が全て終了。「やり切った」。この言葉が私の中ではしっくりくる。もう悔いはない。なぜなら、全力を出し切ったと思える日々だったから。担当の3競技ともリーグ戦があり、少し不安がありながらも最後まで楽しみ尽くしたこの1年。さまざまな場所に行くことができ、心から幸せな3年間だった。これからもKAISERSの皆さんの活躍を心から願っています。本当にありがとうございました。【井藤佳奈】
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