5月22日。私が関大スポーツ編集局(カンスポ)へ入部したい旨を先輩に連絡した日である。同期の中では一番遅い入部。そして、この決断に至るまでの時間を振り返ると、私の隣にはいつもスポーツがあった。
体を動かすことが大好きだった私は、友人に誘われ小学3年時にバスケットボールを始める。ほぼ毎日あった練習は、小学生にしては頑張り過ぎていたように思う。それでも、夢中でボールを追いかける日々の中で、いつの間にかバスケットボールは生活の中心に。当時習っていた他の習い事はすべて辞め、競技に集中するようになった。
中学校でもバスケットボール部に所属し、個人では吹田選抜に選ばれるなど、それなりの結果を残した。高校は、勉強とバスケットボールが両立できる環境を条件に受験に臨む。しかし、受験に失敗し、希望していた高校でバスケットボールを続けるという目標が、静かに崩れ落ちた。

結果として進学した高校では、さまざまな理由が重なり、部活動には所属しなかった。放課後は家に帰り、趣味である野球観戦をテレビで楽しみ、そのまま眠るという日々。競技者ではなくなったが、スポーツが生活から消えることはなかった。画面越しでも、応援する側としてでも、私はスポーツとつながっていた。
大学進学を考える中でも、自然と興味が向いたのはスポーツに関わる分野。他キャンパスであるにも関わらず、スポーツについて学べる人間健康学部を選んだのも、その思いからだ。
大学入学後は、アルバイトで貯めたお金でライブや旅行に行き、サークル活動も楽しむ。そんな大学生活を思い描いていた。その時、たまたま新歓号で目に留まったカンスポ。競技者としてではなく、別の形でスポーツに関われることを知り、心が引かれた。一方で不安も大きく、入部を決めるまでには何週間も迷い続けた。
最終的に背中を押したのは、明確な理由ではなく、自分の感覚だった。入部を決めた5月22日から気づけば7ヵ月。取材を通して感じる選手たちの努力や覚悟は、今の私に確かな元気を与えてくれている。あの時信じた感覚は、間違っていなかった。
競技者としての道は途絶えたが、スポーツは形を変えて、今も私の隣にある。同期のみんなと、優しい先輩方と、そしてKAISERSの仲間たちと、まだ知らない景色を見続けたい。【首藤里咲】


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