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◇第48回関西大学統一学園祭後夜祭◇11月4日◇関西大学千里山キャンパス

103代最後の大舞台である関西大学統一学園祭後夜祭(後夜祭)。史上最多の集客数を記録した学園祭を締めくくる最終日のステージに立った。学園祭実行委員やKAISERSを中心に、たくさんの関大生を前に演舞演奏を披露。圧巻のパフォーマンスで関大生とつながり、華やかな後夜祭を作り上げた。

「103代としての最後。団方針『繋』を体現して、1つのステージを全員で作り上げよう」。後夜祭前の集合で、松山小夏団長(文4)が声をかける。後夜祭の前には、図書館前で演舞演奏を開始。松山団長、米田晴香副団長(化生4)の学注で盛り上げると、安野秀(政策3)の指揮で『関大マグマ』を届ける。全ての演舞演奏を終えると、松山団長の「出発」の声とともにパレードへ。団旗を持つ植田翔太(商1)と木野航平(環都3)を先頭に、悠久の庭へ向かう。吹奏楽部の演奏に合わせて、沿道の観客に手を振りながら歩みを進めた。

E519B33F-8AEA-4D92-88DC-AF888CDD35D2IMG_0007-2025-11-04T14_24_24.962-200x133 【応援団】後夜祭で103代がラストステージ届けた!
△パレードの様子

いよいよ始まった後夜祭。桜田凌成リーダー部長(化生3)の司会で、まずは『学歌』を演舞演奏する。集まった観客も一体となって歌い上げ、カラフルなチアスティックが会場を彩った。学園祭実行委員のステージを終えると、再び応援団が舞台に。バトン・チアリーダー部による『FLASH』が行われた。圧巻のパフォーマンスで全上げに成功。トスが上がるたびに大歓声が響き、笑顔でステージを終えた。続いて、3部合同の演舞演奏へ。まずは米田副団長の指揮で『大空を越えて』を奏でる。続いて『応援歌』を披露し、応援団ステージを終えた。

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△『応援歌』を演舞演奏する

その後は他団体によるステージが続き、後夜祭も後半に差しかかってきた頃、『関大愛ステージ』が行われる。木野、立間凜花(社2)、篠原麗(商2)が司会で盛り上げ、学園祭実行委員との合同ステージへ。団祭でも披露した『喧嘩上等』や『LOVEマシーン』を後夜祭バージョンで届け、会場を盛り上げた。続いて行われたのは、テーマソング合唱。Little Glee Monsterの『いつかこの涙が』を歌い、学園祭最終日にふさわしい舞台となった。

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△松山団長

日が暮れ、月が照らす中フィナーレステージに移る。『カイザー』や『闘魂』など野球応援を彷彿(ほうふつ)とさせるような曲目で、力強い演舞演奏を披露。リーダー部の力強いリーダーに、吹奏楽部の美しい音色、バトン・チアリーダー部の華やかな演舞が合わさって、熱気を帯びていく。ラストは、ここまで103代を率いてきた松山団長と米田副団長が指揮を振り、フィナーレを終えた。最後を飾るのは、やはり『逍遥歌』。米田副団長の力強い指揮で、3番まで見事に歌い上げる。終演後には花火が打ち上がり、後夜祭が締めくくられた。

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△チアリングオンステージの様子

「みんなで走り切れた達成感がある」と松山団長。『繋』を掲げて歩みを進めてきた103代のラストステージは見事に成功を収めた。リーダー部が不在の中、力を合わせて応援団をけん引してきた4年生。下級生は、その4年生についていき、時には団員を引っ張る姿勢も見せた。団員同士の強固なつながりで作り上げてきた103代。残りの期間も、応援活動や単独での公演が控える。それと同時に、団祭、後夜祭と大きな団行事を終えたことで103代としての活動も残りわずかに。それでも思いは確かに受け継がれ、関西大学応援団はこの先もつながれていく。【文:櫻田真宙/写真:水井陽菜、中吉由奈、川元咲季、櫻田真宙】

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△4年生の団員たち

▼松山団長
「(103代で臨む大きなステージは最後となった。後夜祭を終えた直後の感想は)これで終わりという実感はあまりなくて。応援行事もアメフトはまだあるけれど野球や準硬式野球が終わってしまって、最近はみんなで1つになる機会が少なくなっていました。団祭も終えて迎えた後夜祭だったので、みんなでぎゅっとなり切れていなくて準備とかもバタバタで本番を迎えた分、不安がとても大きかったです。でも、何とかみんなで走り切れたかなという達成感もあります。その一方で、これで終わりなんだという寂しさも、これから徐々に来るのかなと思います。(3部でステージを作り上げてきた1年を振り返って)それぞれのやるべきこととして、リーダー部はリーダーを振ること、吹奏楽は演奏をすること、チアは踊ることがあります。でも、ただそれをやるだけだったら、3部でつながることはできないと思います。その中で3部でつながるにはどうしたらいいかを常に考えていました。団方針の『繋』がある中で、ただ練習を頑張るだけではなく、どうやってつながるかを、今年はいろいろと試行錯誤したかなと思います。また、1年生のリーダー部が今年から増えて、そことの連携を取ることも大切にしてきました。いろいろ難しいことがあったけれど、幹部だけではなくてみんなで作り上げられたなと、1年間を終えてすごく思います。3年生を中心に下級生が指示を出している姿は、たくましくなってきていると感じるし、徐々に代替わりを感じています。(まだ、アメフト応援を中心に3部での活動は続く)全員でやる大きなステージはこれで終わったけれど、関西大学応援団として、まだまだ一緒に活動し、参加する行事は残っています。応援では、甲子園ボウルという目標をアメフト部と掲げているからこそ、そこに向かってみんなで気持ちを1つに最後までやり切りたいです。絶対に勝ちたいなという気持ちで残りの期間も戦っていきます」

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