◇ 令和7年度全日本学生選手権大会2回戦 ◇11月3日◇対筑波大◇ いしかわ総合スポーツセンター
[前半終了]関大14-13筑波大
[後半終了]関大3-18筑波大
[試合終了]関大17-31筑波大
全日本学生選手権大会(インカレ)は昨年準優勝の筑波大と相まみえる。相手の主力選手が欠けているため、勝率は普段より高い。前半は拮抗(きっこう)し、リードする場面もあったが、後半に地力の差を見せつけられる。悔しくも2回戦敗退となり、4年生の引退が決まった。
関大ボールで試合開始すると、開始直後にイエローカードを食らう。また、その後シュートをブロックされ、速攻を仕掛けられた。しかし、池田真心都(法3)がブロックし、事なきを得る。先制点を与えたものの、北川結生(法2)がロングシュートで取り返した。しかし、直後のディフェンスターンでイエローカードを出され、数的不利に。この間に2点を追加されるも、フェイントや体勢を崩してもパスでつなげ、前半9分に望月瑚雪(社3)が右サイドから追加点を挙げた。その後に失点したものの、小田真子(法4)、望月、向理緒(人1)が続けて得点を加える。同15分にまたも数的不利に陥るも、積極的な攻守で得点の取り合いに。同21分に相手がタイムアウトを行使すると、その後に連続得点を献上してしまう。流れを保持すべく、すかさず関大もタイムアウトを要求。再開後は向が速攻を決めるなど、積極的な姿勢を見せる。また残り30秒で7㍍スローを獲得し、矢野真尋(人2)が追加点を加えて逆転に成功。残り3秒でまたも数的不利となったが、1点リードで前半を終えた。


後半は数的不利の状態で始まり、相手に得点を許す。パスミスから速攻を決められ、徐々に相手の流れに。オフェンスでは速攻を決めに行こうとして相手GKにブロックされてしまい、得点につながらない。流れを断ち切るべく、関大はタイムアウトを要求。再開直後に北川がフェイントからのシュートでネットを揺らしたものの、相手の力強さに押され連続失点する。たまらず関大は最後のタイムアウトを行使した。しかし、流れを変えることはできず、点差をさらに広げられる。また、後半18分、同21分に数的不利に陥り、さらに相手のムードとなってしまった。それでも、池田のセーブや小田のディフェンス、矢野のシュートで対抗する。最後は池田が相手のシュートをブロックし、試合終了。点差は広げられたものの、格上相手に最後まで諦めなかった。


1年間積み上げた実力が、確かな形として現れた今大会。1回戦は試合登録された選手全員が出場して得点を決め、2回戦は格上相手にも対抗できることを証明した。来季は結果につなげることができるよう、さらなる飛躍が必須だ。これまでの経験と培った自信が関大をさらなる高みへ導いてくれるだろう。【文/写真:西村果凜】
▼小嶋主将
「(今日の試合を振り返って)今日の試合は相手が関東リーグ1位で本当に強いチームでした。ですが、前半から強気で攻めることができていて、やってきたことを出すことができていたので、すごくいい試合だったなと思います。(ラストイヤーを振り返って)春季リーグ戦は負けから始まって、チームとしてもあまりいい雰囲気ではありませんでした。自分がキャプテンだからそうなってしまってるのかなとか、色々考える部分があって、やっていけるのか不安になったりする気持ちがずっとありました。それでも、同期や後輩が練習後に体育館が閉まるまでみんな自主練をしたり、練習中も声をかけ合いながら頑張っていたりする姿を見て、頑張らないなといけないなと思ってここまでやってこれたかなと思います。西カレでインカレ出場を決めることはできなかったんですけども、それがあったからこそ秋季リーグ戦は全員で戦い抜いて、今日この試合ができたのかなと思います。本当にこの1年間、頑張ってきて良かったです。(4年間を振り返って一番印象深いことは)今日の試合です。この1年間みんなが頑張ってきた練習の成果を筑波大という強いチームに対しても出すことができて。この1年間でしてきたことは間違っていなかったんだなという風に分かったので、本当に良かったです。(後輩へ)こんなキャプテンでしたが、最後までついてきてくれてありがとう。みんながいたから最後までやり抜くことができました。本当に関大ハンドボール部で良かったなと思います。今日悔しい思いをしていると思うので、その気持ちを次の代につなげて、来年こそは越えられなかったベスト8の壁を越えて、さらに上に行けるように頑張ってください。応援してます」
▼小田
「(今日の試合を振り返って)前半にできたことが後半にできなかったというか。後半にシュートが前半の通りに入らなかったし、前半にできたことを後半まで継続してやるという力が足りなかったなと思います。4年生の自分がもっと動かないといけなかったのに、それができずに力不足だったなと思います。(ラストイヤーを振り返って)印象深いのは西カレです。昨年3位という成績を先輩方が残していて、西カレでインカレ権も獲得できていたし、リーグも結果も3位でした。ですが、今年は西カレでインカレ権を獲得することができなかったりして、すごく自分たちの実力というのをすごく実感しました。でも秋季リーグ戦以降に男ハンの子がコーチに入ってくれたことでディフェンス強化やオフェンスの指導をしてくれて。男女で応援もし合ったし、そういうところが今年1年間で変わったなと思います。(4年間を振り返って一番印象深いことは)大学に入ってから、レフトバックからポストにポジションを変えたことです。関大は部員が少ないので、少ないポジションを補うために変えました。先生はゴールキーパーだから教えてもらうことは難しくて。YouTubeでおすすめの動画を教えてもらうことはあったんですけど、技術面は同期や後輩、先輩に教えてもらいました。(後輩へ)自分たち4人だけではここまで成し遂げられなかったと思うし、すごく感謝してます。あと年々チーム強くなっていってると思うので、このチームの明るい雰囲気の元気に来年もみんなならできると思うので、自分たち以上の成績を残してほしいです」
▼上川
「(今日の試合をベンチから見て)下級生がほとんどだったんですけど、みんなが自分の仕事しようとやってたと思います。後半は攻め切れない部分もあったと思うんですけど、みんながそれぞれ自分たちの攻めをしようとパスをつないだり、ディフェンスも真心都(=池田)が止めやすい形でできていたりして、一人一人が自分の仕事をできていたと思います。(ラストイヤーを振り返って一番印象深いのは)秋季リーグ戦の全試合すごく印象深いです。西カレで一昨年に1点差で負けた相手に今年も1点差で負けてしまったことでインカレ権を獲得できなくて。そこからチームを立て直さないといけないところで、初戦から負けてしまって。最終戦まで結果を持ち込んでしまったけれど、4学年みんなが力を合わせてインカレ出場を決めることができて良かったです。(4年間を振り返って一番印象深いのは)昨年のインカレです。初めは上手くいかなかったりして点差が開いてしまってた相手に、最後に追いついて延長戦まで持ち込むことができて。結果的に負けてしまったんですけど、最後の最後まで点数を狙うことができたところがすごく印象深くて。そういうところが関大の良さでもあるなと思っていたので、今年もそういうチームでありたいなと思えたので印象深い試合でした。(後輩へ)みんなこれから難しいことに直面することもあると思うけど、関大は全員頑張る力がすごいと思うので、自分は信じて楽しく頑張ってほしいなと思います」
▼小畑
「(今日の試合をベンチから見て)格上の相手で、自分たちがどれだけできるかというのは分からなかったんですけど、みんな積極的にプレーしてくれて。私は出場できなかったんですけど、その分私の分まで頑張ると言ってくれた後輩がいたので、すごくうれしかったなと思います。自分も外から見て、試合に出ている感じになれて、チームで一体感があったのがすごく良かったと思います。(ラストイヤーを振り返って)自分が4年生になってチームを引っ張っていけるのかなとか、自分はチームにどうのように貢献したら勝利に導いていけるような人になれるだろうというのをすごく考えた1年でした。プレーの方ではあまりチームに貢献できなかったんですけど、主務としてチームがいかに円滑に進んでいくかとか、どうしたらみんながいい環境で練習できるかというのをすごく考えさせてもらった1年だったし、ハンドボールをする中でプレーだけじゃなくて、そういう選手も支えてくれる方が今までいたからこそハンドボールが楽しく、そして強くなれるようにできてるんだなと感じることができたので、色々なことを知れた1年でした。(4年間を振り返って一番印象深いことは)どの試合もすごく色々な思い出があるから、どれも印象深いです。強いて挙げるなら今年のインカレ1回戦はみんなが出場して得点を決められたので、良かったなと思います。(後輩へ)大変なこととかしんどいこととかたくさんあると思うし、自分がどうチームに貢献していけばいいか分からない時期で悩んでる子もいると思います。でも一人一人がみんな主役だと思うし、誰か1人が欠けても関大ハンド部は成り立たないと思うので、そういう気持ちを持って笑顔で4年間楽しんで過ごしてほしいなと思います」
▼望月
「(今日の試合を振り返って)自分たちのチームの課題が前半の立ち上がりにミスが続いてしまうことだったので、それをいかに修正するかというのが課題でした。今回は自分たちがチャレンジ側でいい試合ができて、スタートはすごく良かったと思います。(前半と後半の大きな違いは)相手は前半にシュートを外してたのを後半に修正してきてたんですけど、自分たちはその逆で。前半に決め切れていたシュートを後半に負けだしてからシュートを決め急いでしまって、なかなかキーパーをちゃんと見て駆け引きすることができていませんでした。シュートする時の最後の駆け引きの違いが相手と違ったかなと思います。(来年度のチームの抱負)今年のチームで1~3年生がのびのびプレーできたというのは、4年生のおかげでもあるし、雰囲気もすごい楽しくやらせてもらったんで、来年も1年生がのびのびとプレーができるような雰囲気を作りたいです。あと、今年試合に出られなかった子たちももっと一緒に頑張って練習して、チームのレベルをもう1つ上げていきたいなと思ってます」
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