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◇2025年度関西学生女子秋季リーグ第6節◇対武庫女大◇10月26日◇関西大学高槻キャンパス第1グラウンド

【前半】関大0-2武庫女大
【後半】関大0-1武庫女大
【試合終了】関大0-3武庫女大

スターティングメンバー
GK 勢古
DF 木村、風間、徳弘、山本ノ
MF 前田、馬見塚、岩川、吉田り、植田
FW 西

秋季リーグも終盤となる中、勝利のない関大なでしこ。春季リーグでは引き分けに終わった武庫女大との一戦を迎えた。試合は前半序盤からリードを許す苦しい展開に。前半に2点のリードを許すと、後半にもこの試合2度目のペナルティーキック(PK)を献上し、決定的な3点目を奪われた。攻撃陣はチャンスを作るも、得点を奪えず。6試合で得点はわずか1と、1部残留に向け苦しい状況の中、最終節の関学大戦に挑むこととなった。

IMG_9792-200x133 【サッカー(なでしこ)】武庫女大に完封負けを喫する
△スターティングメンバー
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△円陣を組む

秋季リーグ1分4敗の関大。1部残留のためにも勝ち点を得たい第6節は、武庫女大と相まみえた。試合は開始直後から相手ペースに。前半2分、フィールドを駆け上がった相手が、右サイドからミドルシュートを狙う。ポストに当たりスコアは動かなかったものの、強気に攻められ苦しい状況を強いられる。同6分には、クリアボールを奪われ、ショートカウンターに。強烈なシュートを放たれるが、GK勢古亜実(つぐみ=人4)が見事セーブ。しかしその後のコーナーキック(CK)から、こぼれ球を拾った相手のミドルシュートが決まり、先制点を献上してしまう。その後も何本もシュートを打たれ、関大のペースに持ち込むことができない。

再び試合が動いたのは同20分。自陣でゴールを守り続ける状況が続く中、MF植田真央(情2)が相手選手と接触しPKを献上する。シュートはゴール右下に決まり、追加点を許した。これ以上の失点を避け、得点を奪いたい関大。同22分、DF徳弘海羽主将(みはね=人4)がパスを出すもチャンスにはならない。同26分には右サイドのMF前田柊(政策2)から中央に位置取るMF吉田りん(政策3)へ。MF吉田りがFW西凜華(法2)へスルーパスを供給するも、飛び出した相手GKに惜しくもカットされてしまった。前半終盤にはDF山本ノア(人1)のフリーキックをDF風間はのん(情1)が拾い、反転し左足でゴールを狙うが枠に飛ばず。0-2と点差をつけられたまま、試合は後半戦へ。

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△MF吉田り
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△DF風間

後半も主導権は相手が握る。反撃ののろしをあげたい関大だが、ビルドアップを奪われピンチを迎える場面も。すると同12分、ハイプレスを受けたGK勢古がボールタッチを誤り、相手選手にボールを奪われる。ボールを取り返そうと試みるも、相手選手を倒してしまい再びPKを献上。一発退場は免れたものの、冷静にシュートを決められスコアは0-3に。

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△FW西

苦しい展開の中、途中出場のFW宮本美優羽(経1)がスライディングで相手選手のパスをブロック。前線からチームを盛り立てる。すると流れは少しずつ関大に。同27分、左サイドからのクロスを1度ははじかれるが、こぼれ球をFW西が拾い、FW宮本美へ。反転し右足を振り抜くが、相手GKの好セーブに阻まれる。2分後には、CKのこぼれ球をつなぎMF前田が鋭いクロスを供給。ニアサイドにFW宮本美が飛び込むも、ヘディングシュートは惜しくも枠外へ。ボールを保持し、チャンスを何度も作るが得点を奪えず。無得点のまま、フィールドに試合終了を告げるホイッスルが響いた。

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△あいさつをする

「絶対に勝たなければいけない試合だった」とDF風間。秋季リーグは自動降格はないものの、最下位は入れ替え戦へと進む。また、春季得点王のFW宮本美が累積警告で次節は出場停止となり、得点力に苦しむチームにとっては厳しい状況に。「全体でここだという時にゴールに向かっていく強さを求めていきたい」と、チームの課題を答えた。残留争いの中、次節は最終節の関学大戦を迎える。関大のプライドを胸に、快勝で秋季リーグを締めくくりたい。【文/写真:上田峻輔、石川玲奈】

▼DF風間
「絶対に勝たないといけない試合だったが、3失点を許して負けてしまったことに責任を感じている。最後の試合はもう勝つしかないので、次こそ頑張りたい。(相手FWへの対応について)ポストプレーが強く、それに対して海羽さん(=DF徳弘主将)と、チャレンジアンドカバーで対応することを決めていた。縦に速い特徴もあったので、全体でラインをそろえることを意識していた。(自身にもチャンスシーンがあったが、それを振り返って)上手く体を入れられて、ゴール前で前向きを作れたのは良かった。足を振り切れていたから、もっとコースを狙えば良かった。(得点力不足に苦しんでいた。後ろから見た課題は)テンポが一緒になっていること。攻撃のスイッチを入れるパスや、スピードが速い人を使ったり、全体でここだという時にゴールに向かっていく強さを求めていきたい。(最終節の関学戦に向けて、修正したいところと意気込み)コミュニケーションミスがあったので、しっかりコミュニケーションを取りたい。距離感が遠すぎて、上手く攻撃ができていない場面があったので、ボールに対しての3人目の距離感を修正したい。リーグ戦ということに加え関学大戦でもあるので、勝ちにこだわりたい。無失点で、1点でも多く取れるように頑張る」

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