◇2025年度関西学生女子秋季リーグ第5節◇対びわこ大◇10月19日◇追手門学院大学
【前半】関大0-0びわこ大
【後半】関大0-0びわこ大
【試合終了】関大0-0びわこ大
スターティングメンバー
GK 勢古
DF 木村、風間、徳弘、山本ノ
MF 植田、馬見塚、岩川、吉田り、塩見
FW 西
秋季いまだ勝ち点を奪えていない関大なでしこ。春季リーグで逆転負けを喫したびわこ大と相まみえた。試合は関大がペースを握るも、決定機をものにすることができず試合は終盤へ。何度もサイドからのボールを中心に相手ゴールを脅かすも、最後まで得点を奪うことはできず。スコアレスドローでの決着となった。

秋季リーグ4連敗で最下位に沈む関大なでしこ。今節は6位のびわこ大との一戦に。上位進出に向け、なんとしても勝ち点が欲しい試合だ。前半開始からサイド攻撃を仕掛ける相手に対して苦戦するも、DF同士の連携でチャンスの目を潰し、試合の流れは関大へ。同15分、DF山本ノア(人1)が蹴ったコーナーキックがファーサイドまで流れて混戦に。折り返しを中央で受けたMF塩見尚子(人1)が収め、FW西凜華(法2)へラストパス。強烈なミドルシュートを放つが、相手GKのファインセーブに防がれ、先制点を奪うことはできない。

関大ペースで試合が進むと思われたが、同33分には右サイドの縦パスをカットされ、自陣ゴール前へ侵入される。バイタルエリアでフリーとなった相手に強烈なシュートを被弾したが、GK勢古亜実(つぐみ=人4)が右手一本でゴールを死守し、ゴールラインを割らせない。両チーム一進一退の攻防が続いた前半はスコアレスで折り返した。

後半も主導権は関大に。同9分にMF吉田りん(政策3)が後半初のシュートを放つと、同15分にはハイプレスからGKのパスを奪い、MF馬見塚心(経2)がミドルシュート。序盤から積極的にゴールを狙う。しかしその後はボールを保持するも、敵陣では細かいパスにミスが見られるように。「トライするからこそミスも目立つ試合になってしまった」と、DF徳弘海羽主将(みはね=人4)。両チーム決定機をなかなか作ることができず、時計の針が進む。

だが同29分、MF吉田りを起点とし、再び関大にチャンスが。中央で細かいパスをつなぎMF吉田りがボールを受けると、プレスを交わしスルーパスを供給。途中出場のFW宮本美優羽(経1)が反応し、右サイドを抜け出して右足を振り抜いた。しかし、シュートは惜しくも枠外へ。決定機をものにできない。その後はサイドからクロスを供給する展開が続くも、相手の固い守りに苦戦。同44分には、途中出場のMF藤田祐穂(法2)が左サイドからクロスを供給すると、逆サイドのMF塩見がフリーに。折り返したボールをFW宮本美が押し込みゴールネットを揺らすも、MF塩見がオフサイドの判定。最後まで得点を奪うことができず、スコアレスドローでの決着となった。

「4連敗の中、勝ち点1を取れたとポジティブに考えていいかなと思う。ただ、ボール保持率が高い中で、得点が欲しかった。こういう試合でしっかり勝ち点3を取れるチームが上位に食い込んでくると思う」と、DF徳弘主将は試合を振り返った。秋季リーグ初の無失点試合を達成したが、攻撃面では得点は前節のMF馬見塚が奪った1得点のみと苦しむ。次節は春季引き分けに終わった武庫女大との一戦を迎える関大なでしこ。精神・体力ともに厳しいシーズン終盤だが、勝利に向けてもう一皮剥けたい。【文/写真:上田峻輔、松浦翼】
▼DF徳弘主将
「今までの4試合のことを考えたら、勝ち点1を取れたとポジティブに考えていいかなと思う。ただ、今日は自分たちの方がボール保持率が高い中で、本当に得点だけが欲しいという感じだった。そこの精度を上げていかないといけないと思うし、結局はこういう試合でしっかり勝ち点3を取れるチームが上位に食い込んでくると思う。そこはレベルアップしていかないといけないなと感じた。(スターティングメンバーに変更があった)けがの影響もあり、スタートのメンバーを結構変更した。あとはサブの選手も、この4試合で調子のいい選手が多かった。練習からサブの選手がすごい積極的にやってくれていたので、そこは自信を持って挑めたかなと思う。(細かいパス回しにミスも見られた)自分たちの強みである、複数人でパスをつないで崩しに行くというところはどんどんトライできたのは良かったと思う。秋季リーグでは一番ボール保持率が高かったので、そこは評価していいが、トライするからこそミスも目立つ試合になってしまった。そこの精度は改善していきたい。(残り試合は少ない)本当に勝ち点3だけが欲しい。目の前の一戦を、勝ち点3を取るだためだけに挑むだけだと思うので、次こそ勝ち点3を取れるようにチーム一丸となって頑張りたいと思う」
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