◇ RIGAVIL CUP 2025関西大学連盟秋季リーグ戦◇対関学大◇10月19日◇神戸親和大学
[第1セット]関大25-17関学大
[第2セット]関大25-20関学大
[第3セット]関大25-17関学大
[試合終了]〇関大3-0関学大
長いリーグ戦もいよいよ最終戦を迎えた。相手はリーグ戦や関関戦などで何度も対戦経験のある宿敵・関学大。第1セットから関大のペースで試合を進め、危なげなくストレート勝利を収めた。
第1セットの先制点は関学大に入る。序盤からセンターから鮫嶋優香(政策3)、レフトから土屋美咲(情3)など、幅の広い攻撃を見せた。そこからは相手にブレイクさせず、終始関大のペースで試合を進める。森﨑美春(情2)のブロックポイント、花岡明里(商1)や伊関万絢主将(まひろ=文4)、鮫嶋のサービスエースなど、関大は好プレーを連発。相手の攻撃をブロックタッチや粘り強い守備で拾い、二段トスをスパイカーが打ち切るという流れで、関学大に得点を許さない。順調に得点を重ね、最後は土屋がスパイクを決め第1セットを先取した。

第2セットも、先制点は相手に入る。1-3と先行されたが、そこから鮫嶋のサーブで6連続得点。サーブで乱し、相手のミスを誘った。乱れたサーブレシーブをそのまま後山七星(ななせ=政策2)がダイレクトで打ち込み4点差をつけると、関学大はタイムアウトを要求。直後の得点を奪われると、そこから4連続得点で相手が追い上げる。何とか後山がスパイクで得点し流れを切るも、さらに3連続得点で2点差をつけられた。しかし、土屋のスパイクでラリーを取り切り同点に追いつき、土屋の1枚ブロックで逆転に成功。その後再び逆転される場面もあったが、終盤関大が意地を見せ追い上げる。チャンスボールをダイレクトで返そうとする相手を森﨑が止めると、流れは関大に。その後は花岡がフェイントを決めたり、二段トスを打ち切ったり、ダイレクトボールを叩き込んだりと躍動。最後は土屋のストレートスパイクが決まり、第2セットを奪う。ストレート勝利まであと1セットとした。

第3セットは、この日初めて先制点が関大に。3-3となったところから、後山のサービスエースが生まれ、乱れたサーブレシーブを伊関主将が押し込んで得点につなげ流れを呼び込む。多少ボールが乱れても、レシーバーとして投入された江城萌那(文4)、リベロの田中結姫(ゆいき=人3)を筆頭とした守備が光り、ボールを落とさない。13-12となったところから、鮫嶋のサーブで脅威の8連続得点。相手の高いブロックを利用して伊関主将や後山がスパイクを決めた。終盤相手のアクシデントで一旦試合が止まったものの、一度つかんだ流れを離さず。最後まで関大のバレーを貫き、土屋のスパイクで25点目に到達。ストレート勝利を決めた。


今季の戦いで一度も負けていないという関学大に、秋季リーグでも勝利を収めた関大女バレ。この結果リーグ戦準優勝に輝き、伊関が敢闘賞を、花岡がブロック賞を受賞した。「2位という結果を残せて嬉しいが、もっと上を目指せる」と伊関主将。このチームで戦う試合も残りわずか。関大女バレの挑戦は終わらない。【文:松嶋奈央/写真:松嶋奈央、石尾うた】
▼伊関主将
「(今日の試合を振り返って)ストレートで取れたというのはすごく大きいのと、リーグを通して負けた試合もあったんですけど、最後が一番関大のバレーを見せれた試合だったかなと思ったので、締めくくりにはいい試合だったと思います。(敢闘賞を受賞した感想)みんなのおかげで取れた賞なので、やっぱり周りにいる同期もそうですし、特に後輩がコートに多く立っている分、色々助けてもらった部分がすごく多いので。感謝も大きいですし、一番は嬉しい気持ちです。(学生最後のリーグ戦を振り返って)取れた試合はあったし、負けたセットはすごく悔しかったし、でも全員で勝てた試合はすごく嬉しくて。喜怒哀楽が大きくて、この4年間を通して一番感情が揺さぶられたリーグだった思います。結果として2位を残せたというところが自分にとっては嬉しいですし、やっぱり全員で頑張って結果を出して、感謝の気持ちを結果で残せたというのはすごく嬉しいです。(残る試合に向けての意気込み)2位という結果を残せたけれど、もっと上を目指せるし、負けたセットや負けた試合もあるので。そこでの課題を解決させて、次の大会で絶対タイトルを取ることを目標に、まだまだ全員伸びしろがあるかなと思うので、頑張っていきたいと思います」
▼花岡
「(今日の試合を振り返って)最終戦をストレートで勝ち切れたのは良かったと思うし、最終戦らしいいい雰囲気で試合をやり切れたかなと思います。(自身の良かったプレーは)攻撃の面では決定率が良かった方かなと思うのと、ブロックタッチをいい形で取れたことが良かったです。(ブロック賞を受賞しての感想)春も取らせてもらって、秋も狙っていた部分もあったので取れたというのは嬉しいし、これからも頑張っていきたいなと思います。(秋季リーグ戦を振り返って)調子があまり良くない時もあったけれど、そこで落ちていかずにしっかり立て直せたのは良かったかなと思っています。でも、これからの大会に向けて今自分ができていなかったことをしっかり改善していきたいです。(関カレ、インカレへの意気込み)自分のプレーもここからの練習で上げていって、チームとしても4年生と出場する大会もだんだんと少なくなってきたので、全力で楽しみつつ、勝ちにもこだわって頑張っていきます」
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