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◇団祭〜繋〜◇10月15日◇吹田市文化会館メイシアター大ホール

103代応援団が、集大成の舞台である団祭を開催した。『繋』を団方針に、作り上げてきた応援を披露。熱気に包まれた会場は、終始歓声が巻き起こる。会場に強い一体感が生まれ、団祭〜繋〜は大成功を収めた。

リハーサルでは細かい部分にもこだわり、舞台を作り上げる。「ありがとうの気持ちを伝えるステージにしよう」と米田晴香副団長(化生4)。常に観客のことを考え、ステージができあがった。開場後には、多くのKAISERS、応援団関係者が集う。吹奏楽部による幕前アンサンブルから大きな歓声が飛び、開演に向け舞台が整った。幕が上がると、自信に満ちあふれた表情の団員たちが姿を現した。団旗が掲げられ、桜田凌成リーダー部長(化生3)の司会で、いよいよ公演開始。まずは松山小夏団長(文4)の指揮で『学歌』を披露する。舞台上だけでなく観客も共に歌い、最高のスタートを切った。続いて綱領が読み上げられると、続けて団長あいさつへ。団方針『繋』に込められた想いや、団祭開催にあたっての感謝が述べられた。次に披露したのは『応援歌』。KAISERSにとって欠かせない1曲に、客席からも大きな声がこだました。次に行われた旗手紹介では、木野航平(環都3)が、鼓手紹介では安野秀(政策3)、千成瓢箪紹介では近藤迅星(はやせ=化生1)が名前をコールされ、それぞれパフォーマンスを披露。それぞれが応援団に必要不可欠な役割を担い、力強い表情を見せた。その後も演舞演奏が続く。新応援歌『王者関大』では、1年生ながら上野彰大(環都1)が指揮を務め、舞台上も1年生が中心となって構成された。第1部最後は『大空を越えて』を演舞演奏し、休憩を挟んで第2部へ。

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△『応援歌』の指揮を振る松山団長

第2部は単独でのパフォーマンスで魅せる。まずは、リーダー部による『関大リング』。桜田リーダー部長が指揮を務め、洗練された動きで魅了した。

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△桜田リーダー部長

続けて行われたのは、バトン・チアリーダー部の『FLASH』。ハーフタイムショーを中心に、何度も観客を沸かしてきた『FLASH』を、団祭オリジナルバージョンで届けた。また、松山団長と米田副団長も羽織はかまを置き、チアユニフォームに着替え登場。HELIOS全員で演じ切った。

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△『FLASH』の様子

次に行われたのは、吹奏楽部による『一流』。まずは、『This Is Me』を歌い上げる。先日行われたジョイントライブから、さらに進化したパフォーマンスを発揮。続けて、『ウィキッド』へ。岡本唯生(文4)の高音を中心に、綺麗な歌声と演奏で関大らしさを見せつけた。

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△『This Is Me』を歌う

第2部最後を飾ったのは、『鯉の滝登り』。歴代の団長によって受け継がれてきた関大最古の演舞を、松山団長が取り組む。迫力ある演舞で、見事滝を登っていくさまを表現し切った。

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△『鯉の滝登り』の様子

第3部は、三部合同ステージから開始。まずは吹奏楽部を中心とした『グレイテスト・ショーマン』で口火を切る。次に、氣志團の『喧嘩上等』を、男子メンバーを中心に披露。木野、近藤、山下凜人(環都2)がボーカルを務めた。続けて、和泉来楽(らら=社4)と安藤七菜(文2)がモーニング娘の『LOVEマシーン』に挑戦。チャーミングな歌声で盛り上げた。合同ステージ最後は、『銀河鉄道999』に合わせて、3部一体となったステージに。ポーズを決め、拍手に包まれた。

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△合同ステージの様子

合同ステージの次に行われたのは、チアリングオンステージ。『コンバットガム』から始まり、『コンバット3』、『春』と、野球応援でおなじみのコンバットが続く。これには、野球部も大盛り上がり。より一層歓声が大きくなる。前半が終わると、米田副団長による学注が行われた。さらに会場を盛り上げると、『未来へつなぐチアリングオンステージ』後半へ。『カイザー』では、リーダー部の3年生トリオが前半を、団長、副団長の3人が後半の指揮を振り、より迫力が増す。今年一番のコンバットを披露すると、最後は『応援歌』で締めくくられた。舞台が転換し、団祭の終わりを飾るのは、やはり『逍遥歌』。全員で肩を組み、米田副団長の指揮で3番まで歌い上げた。

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△『逍遥歌』の指揮を振る米田副団長

幕が降りても、歓声が鳴り止まない会場。客席からは、アンコールの声が飛び交う。それに応えるように、松山団長が幕前に登場。「もっと応援団と観客のみなさまでつながっていこうではないか」と力強い学注で、再び幕が上がる。『新コン』が流れると、笑顔の団員たちが登場。客席にも団員が向かい、『応援歌』でフィナーレを飾った。

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△アンコールの様子

「ステージ上の団員の顔や舞台から見たお客さんの顔を見て、本当に良かったと思った。感謝の気持ちを伝えることができた」と松山団長。晴れやかな表情で団祭を終えた。「団員同士のつながりや関大とのつながりを大切に。そして応援を通して体育会とのつながりを強固なものにしたい」と掲げられた団方針・『繋』。集大成の舞台で、全員が『繋』を体現した。団祭を終えても、応援団としての活動は続く。直近に控えるのは、準硬式野球部の関関戦、野球部の関関戦。まだまだ続く大一番に、「団祭にKAISERSのみんなが来てくれた分、感謝の気持ちを応援で返さないといけない」と前を向く。団祭を通してより絆を深めた応援団。その先にはKAISERSを勝利へ『繋ぐ』応援があるはずだ。【文:櫻田真宙/写真:水井陽菜、櫻田真宙】

▼松山団長
「(団祭を終えた今の心境は)幕が閉まるまで、本当に成功するか不安でした。でも、歓声やステージの上での顔とかで、出てきた時のお客さんの顔とかを見て、本当に良かったなと思いました。応援団の良さを改めて感じて。自分たちがここまでやって来られたのもいろいろな人たちのおかげだと改めて思ったし、そこを目標に今日までみんな頑張ってきました。その感謝の気持ちを伝えることができた団祭になったかなと思います。(団祭を作る上で意識したこと)4年生だけが作る団祭ではなく、全学年で考えて作り上げてこその団祭かなと思って取り組みました。いろいろな人の支えがあって、できているんだよということをみんなに言ってきました。(第1部『王者関大』では1年生中心の演舞演奏を披露した)せっかく1年生のリーダー部も入ってきてくれて、見せ場を作りたいと思っていました。(客席からはたくさんの声援が送られた)自分たちに浴びせられている声ということが、信じられない感じでした。こんな歓声を受けていいのかなと思いながらも、とてもうれしかったです。(今後も応援団としての活動は続く)あすも準硬式野球部の関関戦があるし、今週末には野球部の関関戦あります。それ以外にもたくさんの応援があります。団祭にKAISERSのみんなが来てくれた分、感謝の気持ちを応援で返さないといけないなと思うので、最後の最後まで応援し続けて駆け抜けます」

▼米田副団長
「(団祭を終えての心境は)とても楽しかったです。みなさんがすごく楽しそうにしている姿を見て自分たちも元気をもらえたし、残りの期間も頑張ろうと思いました。(どのような思いで団祭を作り上げてきたか)まずは自分たちが楽しまないとお客様に楽しんでいただけないということを意識しました。どうやったら団員同士がつながって楽しめるのかを一番に考えて、それを観客のみなさんに伝えられるように取り組んできました。(客席から大声援を受けた)自分たちの人に届ける応援が形になったように感じて。みなさんに応援を届けていただいて、本当に感謝してもし切れないです。103代続いてきている応援団をこれからもつないでいくということが体現できたかなと思います。(今後の応援活動に向けて)やはり自分の学校が勝たないと意味がないと思うので、関大が勝てるように全力で応援します。選手のみなさんを後押しできるように一番考えて頑張りたいと思います」

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