◇ RIGAVIL CUP 2025関西大学連盟秋季リーグ戦◇対芦屋大◇10月11日◇大阪国際大学大学
[第1セット]関大25-20芦屋大
[第2セット]関大25-23芦屋大
[第3セット]関大25-13芦屋大
[試合終了]〇関大3-0芦屋大
連勝記録を伸ばしたい関大の第8戦は、芦屋大と対戦。今秋2部から上がってきた相手だけに、絶対に落とせない一戦だ。第1、2セットは互角の戦いを繰り広げるも取り切る。第3セットは流れをつかみ、相手を引き寄せない強さでストレート勝利を収めた。

第1セットは伊関万絢主将(まひろ=文4)のブロックで幕開け。1点を返されるも、2点目をまた鮫嶋優香(政策3)のブロックで奪った。幸先のいいスタートを切ったと思われたが、そこからは相手の連続得点でリードを許す。森﨑美春(情2)のサービスエースや後山のインナースパイクなどが生まれ、相手に追いつくもなかなか追い越すことができない。それでも、15-17となったところから関大の反撃が始まり、後山七星(ななせ=政策2)のサーブから一挙に6連続得点が生まれる。花岡明里(商1)が、サーブで相手レシーブが乱れたところをダイレクトで押しこんだり、ブロックを決めたりと躍動。最後はリリーフサーバーで投入された古和田ひらり(文3)がエンドライン上にサービスエースを決め、リードしたまま第1セットを先取した。

第2セットは相手が先制。それでも相手のミスもあり、後山や花岡がスパイクで得点を重ね、関大がリードする。しかしじわじわと点差を詰められ、13-13に。タイムアウト直後は花岡が冷静にスパイクを決め、その後もブロックやサービスエースでも得点。そして、伊関主将に代わって岩本莉央(文2)が投入される。何度も託されたトスを決め切り、チームに勢いをもたらした。ここで、関大にさらに差を広げられた相手がタイムアウト。相手の鋭いサーブからの攻撃に苦しみ、流れが相手に渡りそうになったところで関大もタイムアウトを使い果たす。直後は土屋美咲(情3)が得点し、流れを断ち切った。相手も意地を見せ一時は追いつかれたが、土屋が冷静に相手コートにスパイクを沈める。25-23と接戦となったこのセットを取り切り、勝利に王手をかけた。

このセットを取り、勝利したい第3セット。後山のスパイクが立て続けに決まり、関大が開始早々連続得点を奪う。レフトから伊関主将が軟打を決めたり、センターから鮫嶋と花岡が速攻を決めたりと、多彩な攻撃でブロックを振った。このセットもサービスエースやブロックなどの好プレーが幾度となく生まれ、関大のペースに持ち込む。サーブで崩し、ブロックタッチから切り返して攻撃する関大バレーに、相手は対応できない。25-13と大きく差をつけ、第3セットを獲得。ストレート勝利で、リーグ6勝目を収めた。

現在、6勝2敗でリーグ2位につけている関大。長いリーグ戦も、残りあと3戦。あすは今春フルセットの末敗れた京橘大と対戦する。目の前の一戦一戦を確実に勝利し、最終週につなげたい。【文/写真:松嶋奈央】
▼伊関主将
「(今日の試合を振り返って)チームでつなぎを今週も常に徹底してやってきたので、その部分がすごく出せたのと、攻撃が全体的に決まっていたのがすごい良かったと思います。(伊関主将のマークが厚い)私自身はブロックが2枚ついても決めきらないといけないという課題はあるんですけど、チームとして勝っていくためには、私に2枚つかせておいて、反対側で決めて得点を取るっていうパターンはすご良くて。そこでブレイクもできていたので、私自身としての課題は克服しつつ、チームとしてはこっちに2枚つかせて反対側で1枚で決めるというところの精度をもう少し高めてやっていきたいです。(土屋選手について)やっぱり一緒にやってきた時間が一番長いので。同じポジションというのもあるので、結構話すんですけど、自分が決めきるという意志がすごく強いです。苦しい場面でも2段トスを綺麗に持っていったら絶対叩いて打ち切ってくれるので、こちらとしてもすごく安心感があります。(これからの試合に向けて)優勝するという目標をだけを考えすぎずに、目の前の一戦、一点を全員で喜んでいくことで積み重ねていけると思うので、相手チームがどうとかではなくて、自分たちが勝つ、負けないという気持ちを出して、残りの3戦もやっていきたいと思います」
▼土屋
「(今日の試合を振り返って)1セット目の入りがあまり良かったとは言えなかったと思うんですけど、やっぱり1セット目終盤から2セット目にかけて、自分たちから勝てる展開を作っていって、焦らずプレイできたのが良かったと思います。(自身のプレーは)いつも高いトスを呼んでそれを打ち切るという形を取るんですけど、今日は高いトスが(体育館のライトに被って)見えないというのがあったので、途中から速いトスに切り替えて、ブロックを使った攻撃をできる展開を自分の中で作っていこうと思っていました。(伊関主将について)自分は攻撃が3枚いる状態での前衛が多いので、やっぱりコンビを使った中でのブロックが振れている状態でスパイクを打てることが多くて。打ちやすいし、決定率もそこそこあるんですけど、やっぱり(攻撃が)2枚になると、その万絢さん(=伊関)は、トスが上がってくる確率は高いけど、2段トスも上がってくる確率が高くて、それを全部打ち切れるのは万絢さんの強みだと思うので、そこは自分も来年できるようになっていきたいなと思っています。(これからの試合に向けて)最終3試合は、そのうちの2試合が春リーグで勝ててない相手で、そこから練習試合もあまりできていないので、やっぱりその2戦はリベンジマッチとして絶対取り切りたいなと思います。関学大は、今年は1回も負けていないので、それが自分たちの気持ちの緩みにならないように、最終戦に向けてしっかりチームを作っていきたいなと思います」
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