◇第33回全国大学選抜大会◇男子予選◇5月3日◇関西大学弓道場◇
【試合結果】
[四矢]14中(全20射)
[一手]8中(全10射)
[一本(1回目)]4中(全5射)
[一本(2回目)]2中(全5射)
大会の延期や中止が相次ぎ、新チーム2戦目が今大会となった弓道部。予選では各自4射ずつ弓を引き、的中数の上位16チームが決勝に進出する。新人戦を経験したメンバーのほかに、前回は出場選手のサポートを行った井上裕文主将(法4)と吉田智哉(情4)が今シーズン初試合となった。
出場選手は髙橋優介(法3)、中西啓(経4)、國米雄太(社2)、吉田、井上主将の5人。各自4射のみ、5人合計20射の的中数で争われるため1本も無駄にできない。そんな緊張感の中競技が開始された。
決勝進出に向け皆中を出したいところだったが、前半の2射を両方あてたのは中西と井上主将の2人のみ。他の選手は1中にとどまり、なかなか良い流れを作れない。後半2射では國米と吉田が2中となるも、前半的中させた中西、井上が1中で、皆中者を出すことができなかった。
その後、四矢で勝負が決まらなかった場合にスコアが反映される一手や一本が行われた。しっかりと数字を残したものの、「練習でも出たことのないような数字を今日の試合で出してしまった」と、四矢の結果を悔やんだ。
別日程で試合が行われる地区があるため、全出場校の結果が出た後で決勝進出校が決まる。課題の残る試合とはなったが、「柱と言われるような強い選手が今の男子の部員にはいないという現実が分かって、ここからリーグとか王座に向かっていい勉強にはなった」と前向きな姿勢を見せた。この経験を次の試合に生かしていく。【文/写真:森本明日香】
▼井上主将
「例年だったらたくさんの試合があってその後この全国選抜という試合が来るんですけど、それが今年は大会が中止になったり延期になったりして今日出た僕とか吉田は今シーズン最初の試合だったんで、やっぱり緊張とかもありましたけど、4年生なのでそこは腹をくくって出るという感じで2人で決めて出ました。結果は全然満足できるものではなくて、練習でも出たことのないような数字を今日の試合で出してしまったので。柱と言われるような強い選手が今の男子の部員にはいないという現実が分かって、ここからリーグとか王座に向かっていい勉強にはなったのでここからどうやって王座優勝とかインカレ優勝とかに向けて調整していくか、いい選手を増やしていくかだと思うので、今日はいい経験ができた試合だったなと思います。(今後について)今、試合の1週間前からしか練習の許可が出ないので、おそらくオンラインで1日1時間か2時間くらい部員全員でフォームのチェックをしあったりとかトレーニングをして、自粛明けすぐにエンジン全開で今まで通りの体力、筋力できちんと弓を引いて、自粛に入る前と同じ的中を出せるようにしっかりやるように伝えていこうとは思っています」
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