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新聞との付き合い

新聞との付き合い

新聞が苦手だ。文字が多くて、書いてある言葉も難しい。モノクロで面白くないし、読む気にならない。

そんな新聞と縁ができて、1年という月日が経った。私はカンスポ2年生になった。毎朝、家のテーブルの上に置かれている新聞は未だに読まないし、苦手意識は変わらない。ただ、自分が作った新聞だけは、何度も繰り返して読む。

私は新聞を作ることではなく、「取材」というものに惹かれて、カンスポへの入部を決めた。

取材=試合後のインタビュー。入部当初、それが取材だと思っていた。しかし、その考えは間違っていた。取材を経験したことのある人であれば、きっとわかるであろう、あの緊張感。間近で感じる部員の声援に、何度心を動かされたか。試合が残念な結果に終わった時の温度が下がったような会場の空気。試合に行くたび、今まで感じたことのない感情を味わった。何度取材に行っても同じ試合は絶対ない。だから毎回初心を忘れないでいられる。いつの間にか、私は「取材の虜」になっていた。

大学受験を控えた高校3年生で一番苦戦した教科は、現代文だった。毎日のように個別指導をしてもらっていた先生には、「どうしてここまでできないのか」と聞かれたこともある。それでも無事、関西大学に入学。カンスポで初めて書いた文章をその恩師に見せた時、「すごいやん!これからも頑張れ!」と褒めてくれた。単純だが、その先生の言葉がとてもうれしく、一直線でやる気につながった。

私はこれからも新聞を好きになることはきっとないだろう。けれど、私の言葉が、撮った写真が、作った新聞が、誰かの自信、そしてやる気につながるのなら、苦手な新聞と大学生活を共にしてみるのも面白いのではないか。今の私は、そう思うのだ。【小田沙貴】

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