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◇ RIGAVIL CUP 2025関西大学連盟春季リーグ戦◇対帝塚山大◇5月10日◇京都産業大学総合体育館

[第1セット]関大25-15帝塚山大
[第2セット]関大22-25帝塚山大
[第3セット]関大25-27帝塚山大
[第4セット]関大19-25帝塚山大
[試合終了]●関大1-3帝塚山大

リーグ終盤戦、優勝に向けて負けられない試合が続く。第9戦は関大と首位争いを演じる帝塚山大と対戦した。第1セットは獲得したものの、相手の堅い守備に阻まれ、思うように得点できず。悔しい敗戦となった。

第1セットは、伊関万絢主将(まひろ=文4)のスパイクがブロックされ、相手が先制。しかし、鮫嶋優香(政策3)がブロックを仕返し、関大に1点目が入る。相手に先行され、2-4となるも、その後は鮫嶋の2本のサービスエースを含む4連続得点で巻き返した。伊関主将のコースに打ち分ける多彩なスパイクや相手のミスで4点差がつくと、相手がタイムアウトを要求する。タイムアウト後も土屋美咲(情3)や後山七星(ななせ=政策2)、花岡明里(商1)など関大の攻撃陣が躍動。25点目を相手のミスで獲得し、第1セットを先取した。

IMG_7048-200x133 【バレーボール女子】帝塚山大に敗北し、リーグ終盤に2敗目を喫する
△伊関主将

続く第2セットは、序盤から点数を取り合う拮抗(きっこう)した展開に。後山がスパイク、サービスエースと得点を重ねた。8-8となったところから相手にブレイクされ、一時は9-12と3点差をつけられる。それでも鮫嶋のサーブが関大に連続ポイントをもたらし、12-12と追いついた。長いラリーになる展開が増えるも、攻撃陣がロールショットやフェイントでうまくボールを落としたり、伊関主将が何度も託されたトスを決め切ったりした。21-19となったところで相手にタイムアウトを取らせ追い込むも、21点目から5連続得点を奪われる。ゲームは振り出しに戻った。

IMG_7171-200x133 【バレーボール女子】帝塚山大に敗北し、リーグ終盤に2敗目を喫する
△後山

第3セットも第2セットと同様、両者ともになかなかブレイクができずサイドアウトが続く。田中結姫(ゆいき=人3)の体を張ったディグが光り、何とか攻撃につなげていった。2点差をつけられたところで、流れを変えるべく、セッターを森﨑美春(情2)から笹野文乃(文4)に替える。笹野の機転を利かせたレシーブポイントも生まれ、点差を埋めたところで森﨑を戻した。その後はじわじわと点差をつけられ、17-20となったところで関大がタイムアウトを要求。タイムアウト明けの1点を奪うものの、差は縮まらず。19-23となったところでタイムアウトを使い果たした。巻き返したい関大は、ラリーからの花岡のフェイントやブロック、土屋のサービスエースなどで連続得点を生み出し、24-24と追いつく。しかし、デュースにもつれこむ接戦を取り切ることができず、第3セットも落とした。

IMG_7170-200x133 【バレーボール女子】帝塚山大に敗北し、リーグ終盤に2敗目を喫する
△土屋

何としても取りたい第4セット。1点目からブロックポイントが生まれ、相手のスパイクがアウトになるなどして4-1と差をつけた。しかし、そこから相手の5連続得点に見舞われ追い抜かされる。花岡や土屋のスパイクやブロックで得点するも、相手の堅い守備や、高さのある攻撃に対応することができず。このセットもタイムアウトを使い果たし、何とか追いつこうとするも、開いた差を埋めることはできないまま、相手が先に24点に到達。しかし、そこから関大の反撃が始まる。16-24とマッチポイントを握られたところから、伊関主将のスパイクなどで脅威の4連続得点。それでも、最後は相手のスパイクが決まり第4セットを献上し、敗北した。

IMG_7040-200x133 【バレーボール女子】帝塚山大に敗北し、リーグ終盤に2敗目を喫する
△タイムアウト後、ギャラリーに手を振る

1敗を守り切り、連勝していた関大にとって痛い敗戦となった今日。あすは、上位争いに食い込む神和大と対戦する。気持ち新たに挑み、あすこそ勝利をつかみたい。【文/写真:松嶋奈央】

▼伊関主将
「(今日の試合を振り返って)一人一人のプレーが全部出しきれていなかったのが負けた原因かなと思ったのと、練習してきたディグからの攻撃が通用しなくて、相手の高さに負けていたと思います。周りからの声かけや上からの応援は変わりなくしっかりできてたかなと思うので、練習でもう少し詰めていける部分はあるかなと思います。(首位を争う帝塚山大との対戦だった)今日は朝のアップとか、公式練習から少し硬かったかなと思っていて。自分的には声が少なかったことに気づいていたので、声かけはしてはいたんですけど、やっぱりみんな奮い立たせることができずに終わってしまったかなという印象はあります。(第3セットを振り返って)取り切りたい部分で取り切れないというのがやっぱり課題かなと思うし、負けた京都橘大戦もそうですし、今日のゲームも負けパターンが競った場面で取り切れないというのがあったかなと思ったので、そこでしっかり決め切るというところは練習していきたいと思います。(残りの試合に向けて)目の前の試合とか、1セット、1点をしっかり取り切ることで優勝も見えてくるかなと思うので、絶対諦めないことと、挑戦者の気持ち忘れずに。勝利で感謝の気持ち伝えるために練習してきたので、そこは絶対に意識していきたいと思います」

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