◇RIGAVILCUP2025関西大学連盟春季リーグ戦◇対大商大◇５月10日◇立命館大学茨木キャンパス

［第１セット］関大25－21大商大
［第２セット］関大29－31大商大
［第３セット］関大25－13大商大
［第４セット］関大25－20大商大
［試合終了］◯関大３－１大商大

３勝４敗でリーグ７位につけている関大。２週間ぶりの試合となった今戦は、大商大と対峙（たいじ）した。第２セットを落としたものの、３セット目以降は高い攻撃力で相手を圧倒。リーグ４勝目を手にした。

相手のサーブから試合開始。相手のミスで、先制点は関大に。さらに、山本大稀（経４）のサービスエースで連続得点。相手に得点を与えてしまうも、永澤諒（人１）のダイレクトアタックや速攻でリードを許さない。中盤まで互いに点を分け合い、シーソーゲームとなった。小山海皇（みこと＝人２）のスパイクと森歩夢（政策３）のブロックで３連続得点したところから試合が動く。相手がタイムアウトを要求し、タイムアウト明けの得点を奪われてしまったが、リベロの池田幸紀（商３）を中心に粘りのバレーを展開。永澤の速攻と井上桜佑（人４）のブロックで３連続得点し、相手を引き離す。そのままリードを保ち、25点目も関大に。第１セットを奪った。

井上のサーブから始まった第２セット。小山のブロックと軟打が決まり幸先の良いスタートを切ったかと思われた。しかし、相手の速攻に対応することができず、連続でポイントを奪われてしまう。７－10と３点のリードを許し、関大はタイムアウトを要求。なかなか差が縮まらなかったが、中島康介（文４）の速攻から３連続得点し、差は１点に。ここから互いに点の取り合いとなった。先にマッチポイントを握ったのは、大商大。だが、山本のスパイクが決まり同点に。試合はデュースにもつれ込んだ。トスはエース・小山に集中する。小山がスパイクを決め切り、一時は関大がリードするも、最後は相手が３連続得点。接戦を制せず、第２セットを落とした。

山本のスパイクが決まり、第３セットの先制点は関大に。さらに、小山のスパイクや森のブロックとスパイクで一気に４連続得点。流れを引き寄せた。ここで相手がタイムアウトを要求。直後の１点は相手に入ったが、関大の攻撃は止まらない。コート上のメンバー全員が得点に絡み、10点以上のリードを奪った。このまま勢いが衰えることなく、山本のスパイクで25点目を奪取。勝利に王手をかけた。

第４セットは相手に先制点を献上。互いに得点し、序盤は膠着（こうちゃく）した状態に。しかし、小山のスパイクが決まったところから、関大が連続得点。リードを奪った。この後も小山を中心に得点を量産。追いつかれることなく関大がマッチポイントを握った。最後は森がスパイクを決め切り試合終了。セットカウント３ー１で勝利を収めた。

大商大に勝利し、リーグ３連勝とした関大。次戦は、昨春リーグ全勝優勝を果たした天理大との対戦だ。格上相手にチーム一丸となって立ち向かう。【文／写真：春田史帆】

▼山本
「（今日の試合を振り返って）試合が２週間空いて、前の試合と違って序盤は雰囲気を作れていなくて相手に合わせていたのが２セット目を落とした原因かなと思います。けど、３セット目からは切り替えられて、自分たちのバレーができたかなと思います。（自身のプレーを振り返って）個人的には今日あまり良くなくて、明日の相手は今日よりも強い相手なので、切り替えていいプレーができるようにしたいと思います。（次戦に向けての意気込み）明日の天理は優勝候補なので、チャレンジャーとして自分たちで雰囲気を作ってぶつかっていけるようにチーム全員で声を出していきたいです」