◇第46回全関西大学女子選手権大会◇2回戦◇対大体大◇4月26日◇関西外国語大学片鉾総合体育館
[第1Q]関大8-21大体大
[第2Q]関大4-22大体大
[第3Q]関大13-18大体大
[第4Q]関大14-19大体大
[試合終了]●関大39-80大体大
全関西大学女子選手権大会(全関西)1回戦で快勝を収めた関大女バス。2回戦は全関西4連覇中の強豪・大体大と対峙(たいじ)した。開始直後から5連続で得点を奪われ、主導権を握られてしまう。高さのあるディフェンスにも阻まれ、思うように攻撃できない展開に。後半にはやや巻き返したが、前半で開いた差を埋めることはできず。地力の差を見せつけられ、全関西での挑戦はここで幕を閉じた。

第1クオーター(Q)は相手ボールでスタート。開始直後にスリーポイントシュートを沈められると、いきなり5連続で得点を献上してしまう。相手に傾いた流れを止めるべく、関大はタイムアウトを要求。再開後最初の得点は奪われたものの、新島怜侑(りょう=社4)から西梨花(政策2)へとつなぎ、待望の初得点を奪う。さらに日髙さくら(人4)の3本のゴール下シュートで得点。しかし、8-21と大きく差を離されて最初の10分を終えた。

巻き返しを図りたい第2Q。立岡春咲(はるき=文1)がゴール下シュートを沈め、関大ベンチからは歓声が沸き起こる。しかし、その後はパスカットやシュートブロックで攻撃の芽を摘まれ、思うように攻撃を展開できない。素早いパス回しにも翻弄(ほんろう)され、7連続得点を許すなど点差は開く一方。このQ後半は完全に相手のペースに持ち込まれ、わずか4点しか奪えず。苦しい状況で試合を折り返した。

第3Qも相手の勢いは止まらない。リバウンドを何度も制され、攻撃を組み立てることができず。14-54となったところで関大はタイムアウトを要求した。心機一転して臨んだタイムアウト明け、西がスリーポイントシュートを決め、関大ベンチからはこの日一番の歓喜の声が。勢いに乗るように、新島、石井もスリーポイントシュートを決める。少しずつ攻撃の糸口を見つけ、第4Qへとつないだ。

関大のペースに持ち込みたい第4Q。西のフリースローで、今試合初めて先制点を奪うことに成功する。立て続けに石井や新島のシュートもイン。途中出場の1年生も懸命にコートを駆け、1点でも差を縮めるべく奮闘する。しかし、相手のオフェンスリバウンドやパスカットからの速攻、正確無比なシュートには太刀打ちできない。圧倒的な実力を見せつけられ、39-80とダブルスコアで敗北を喫した。

試合全体を通して苦戦を強いられた関大。しかし、1部上位校との実力差を知ることができたのも確かだ。チームとして次に挑むのは西カレ。関大女バスにとって自信となるもの、足りないものを見つめ直し、『1部昇格』へ向けて1歩ずつ成長を重ねる。【文/写真:中吉由奈】
▼松木りん主将(人4)
「(試合を振り返って)やっぱり試合の出だしのところで1部上位チームの強さを見せつけられたというか、一気に差を開けられてしまいました。その中でも第1Qの後半から第2Qの前半にかけて関大のディフェンスがすごく良くて抑えられていて、そこは良かった点だと思うので、そこを40分間継続してできたらいいなと思います。(1部と対戦して感じた課題)リバウンドはずっと課題として出ていて、今日の大体大さんとかはすごく身長が高くて。そこに対して高いからリバウンドを取られるのではなくて、どうリバウンドを取っていくかは改めて課題だなと思いました。やっぱり一つ一つのレベルがすごく高くて、ディフェンスのプレッシャーやシュートの確率であったり、リバウンドやルーズボールであったり、そういう細かいところのレベルの違いというのは分かったので、自分たちの当たり前の水準をもっと高めていけるようにという話をミーティングでもしました。入れ替え戦で1部と戦っていくために、そこはもっと上げていけたらいいなと思います。(次戦に向けて)一旦全関西が終わって次の大きい大会は西カレになります。そこで戦って順位を上げていくことと、直接リーグ戦にもつながってくると思うので、リーグ前の大きな大会として流さずにチームとしてレベルアップした状態で戦えるようにしたいです」
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