◇ RIGAVIL CUP 2025関西大学連盟春季リーグ戦◇対大国大◇4月12日◇大阪国際大学松下町校地
[第1セット]関大25-22大国大
[第2セット]関大25-16大国大
[第3セット]関大25-14大国大
[試合終了]〇関大3-0大国大
春季リーグ初戦を迎え、伊関万絢主将(まひろ=文4)率いる新チームが始動。序盤こそ固さが見られたものの、関大らしいバレーを展開する。セットを追うごとに相手の点数を抑え、ストレート勝利を収めた。

第1セットは相手サーブで試合が開始。1点目からラリーになるも、伊関主将のスパイクで先制する。その後は互いに点を取り合う互角の戦いに。14-13となったところで関大が2枚替え。花岡明里(商1)のダイレクトスパイクや、交代で入った佐藤彩音(社2)のスパイクで点差を広げ、相手にタイムアウトを取らせた。その後は土屋美咲(情3)のサービスエースで流れに乗ると思われたが、相手にだんだん点差を詰められる。それでも最後は土屋が連続でスパイクを決め、第1セットを先取した。

第2セットは関大のサーブで試合が始まる。鮫島優香(政策3)と後山七星(ななせ=政策2)が絡んだ時間差攻撃や、後山のフェイントで相手を翻弄(ほんろう)。序盤こそ点差が広がらなかったものの、宗助夢羽(ゆう=文3)と田中結姫(ゆいき=人3)を中心とした守備から得点につなげた。佐藤や鮫島のブロックポイントで、関大の雰囲気はさらに盛り上がる。19点からは笹野文乃(文4)のサーブからのブレイクで、第2セットを危なげなく獲得した。

セッターを笹野から森﨑美春(情2)に替えて挑んだ第3セット。伊関主将の1枚ブロックから始まった。序盤は相手を追いかける展開になるが、土屋のブロックや伊関主将の相手コートに突き刺さるスパイクなどで逆転に成功する。中盤からはサーブで崩し、ブロックポイントを量産。それに加え、伊関主将、土屋、後山のスパイクで相手を突き放す。20点以降は森﨑のサービスエースや、交代で入った山本向日葵(政策3)のAクイックで点数を重ね、第3セットも獲得。ストレート勝利を収めた。

強さを見せつけ、開幕戦をストレート勝利で飾った関大女バレ。これから1カ月半続く長い戦いも、関大らしいバレーで優勝を目指して戦い抜く。【文/写真:松嶋奈央】
▼伊関主将
「(今日の試合を振り返って)初戦をまず取り切りたいというところで、リーグの長い期間の中で出だしを取り切れたのがよかったなと思います。(ミスが続いた場面でチームにどんな声かけをしたか)練習してきたという自信はあったので、『練習したことを出そう』ということと、特にコート内で目を合わせることができなかったので、『点数を取ったら喜ぼう』と声をかけました。(リーグの意気込み)1カ月半という長期的な戦いになるんですけど、その中で成長していけたらなと思います。そして目の前の一戦一戦に集中して、絶対勝ちます」
▼土屋
「(今日の試合を振り返って)1セット目は打ち込みにいってしまったり、決めにいくことが前に出すぎてしまったんですけど、2、3セット目は、自分たちのバレーを展開することを意識しようとなったので、関大らしいバレーができてよかったと思います。(初戦の緊張感は)相手のホーム戦ということもあって、相手のほうが応援の人数が多かったですけど、点を取って喜んだり、関大らしいバレーができたので、いい緊張感を持てたと思います。(苦しい場面でトスを託されることが多かった)ポジション的にそういう場面で託されることは多いんですけど、そこで決めきってチームを盛り上げられて良かったです。今日は自分だけじゃなくみんな目立っていたと思います。(リーグの意気込み)今年は周りから期待の声をたくさんいただいているので、プレッシャーはあるんですけど、一番は関大らしさを意識して、優勝を目指したいと思います」
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