◇第102回関西学生リーグ後期第10節◇対大体大◇11月10日◇ヤンマースタジアム長居
【前半】関大1-2大体大
【後半】関大0-2大体大
【試合終了】関大1-4大体大
スターティングメンバー
GK安田
DF桑原、大西、木邨、和泉
MF村井、宮川、和田、真田
FW堀、前田龍
後期第10節終了後、他校の結果により首位に返り咲いた関大。今節は、今季の前期リーグで初黒星を喫した大体大と相まみえた。試合は前半4分にロングスローから先制点を許すと、同15分にも2失点目を献上。悪い流れが続いたが、DF桑原航太(社2)のクロスをFW堀颯汰(人1)が合わせ、1点を返しで後半戦へ。できるだけ早く追いつきたかったところだったが、相手の勢いを止めることはできず。後半も2失点を喫し、1-4で敗北。またも首位陥落となった。
前節終了時で首位に返り咲き、勝てば優勝に大きく近づく後期第10節は、大体大と対峙(たいじ)した。両校の部員たちの熱気あふれる応援で、スタジアムのボルテージが最高潮の中キックオフ。開始から落ち着かない試合展開となり、不穏な空気が流れる。すると前半4分、相手のロングスローから押し込まれ、開始早々に先制点を献上。その後も大体大の素早い攻撃を前に苦戦し、なかなかリズムをつかめない。同14分、相手陣内でボールを奪われ、カウンターのピンチに。一瞬にしてゴール前まで運ばれ2失点目。序盤から2点を追いかける展開となった。
反撃に出たい関大は、右サイドのDF桑原を起点に攻め立てると、流れをつかみ始める。すると同25分、帝京長岡高出身の2人が魅せた。ロングボールから抜け出したDF桑原。ペナルティエリア内まで侵入し、ゴール前にクロスを上げる。FW堀がゴールへと流し込み、点差を1に縮めた。前半のうちに追いつきたい関大は、その後も右サイドから攻撃を仕掛けていく。同40分、ファールを誘い、フリーキックからセットプレーのチャンスを得た。MF和田健士朗(人2)のボールに、ファーサイドでDF大西志有太(文3)が反応。しかし、ボールは足先をかすり、枠を捉えることはできず。1点ビハインドで試合を折り返した。
できるだけ早く追いつきたい関大だったが、後半の入りも悪くピンチを招く場面が目立つ。右サイドから細かくパスをつなぎ、FW堀が抜け出す場面も見られたが、ゴールには襲い掛かれない。迎えた同9分、左サイドからのクロスをゴール前で合わせられ3失点目。またも2点を追いかける形となった。
同21分、関大のクリアボールを収めたFW堀。FW前田龍大(人4)が背後へと抜け出し、ドリブルで相手陣内に侵入する。ペナルティエリア内に走り込んできたのはDF桑原。クロスを受け、抑えの効いたシュートは完全に枠を捉えたが、相手DFの体を張ったシュートブロックで得点とはならず。直後にFW兎澤玲大(法1)とMF北村圭司朗(法2)の攻撃陣が途中出場。フレッシュな選手を投入することで、攻撃の活性化を図りゴールを狙いにいく。しかし、なかなか得点を奪えずにいると、同28分にコーナーキックから痛恨の4失点目を献上。後がない関大は、交代選手を起用しながら1点を狙いにいくが、ゴールまでが遠い。無情にも試合終了のホイッスルが鳴り響き、敗戦を喫した。
今節の敗戦から首位陥落となり、自力優勝も消滅。正念場で手痛い敗戦となった。ここまでリーグ21試合を戦い、最終節の相手は宿敵・関学大が待ち受ける。泣いても笑っても今季最後のリーグ戦。勝利を収め、来たるインカレへとつなぐ。【文/写真:岩口奎心】
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