◇ 第41回西日本フィギュアスケートジュニア選手権大会 ◇11月4日◇日本ガイシアリーナ
[ジュニア男子FS]
11位 朝賀 103.47
[ジュニア男子総合]
8位 朝賀 172.18
西日本ジュニア選手権大会(西日本ジュニア)フリースケーティング(FS)に、ジュニアラストシーズンとなる朝賀俊太朗(文1)が挑んだ。近畿ジュニアを1位で通過し、西日本ジュニアでも優勝経験のある朝賀。ショートプログラム(SP)も2位発進と好調なスタートだったが、FSでジャンプのミスが相次ぎ、順位を落とす。総合8位で、2週間後に行われる全日本ジュニアに進むこととなった。

SPを2位でFSに臨んだ朝賀。プログラムは、『Buenos Aires winter』。ジュニアラストシーズンということもあり、タンゴの大人らしさを表現できる曲を選んだ。最初のジャンプであるトリプルアクセル+3回転トーループのコンビネーションは、着氷が乱れる。その後も、転倒こそ免れたものの、回転不足や抜けがあり、ジャンプがなかなか決まらず。それでも、音を捉えたパッションあふれるステップで会場を魅了。週に1回通っているというクラシックバレエを生かした、指先まで美しい演技を披露した。また、近畿ジュニアではレベル3にとどまったスピンも、今回はレベル4を獲得。ジャンプで得点が伸びず、FSは11位。キスアンドクライでも、悔しさをあらわにした。

「今日のミスは真摯に受け止めて、次に同じようなことをしないように、全日本ジュニアでは笑って終われるようにやりたい」。今年の目標に掲げる全日本ジュニア優勝。悲願の優勝に向け、ラストシーズンで花を咲かせてみせる。【文/写真:貴道ふみ】
▼朝賀
「(FSを振り返って)大きな課題がまた見つかったかなという感じで、悔しいというのもあるのですが、そんなことを言っていられないというか。再来週(全日本ジュニア)が本番なので、そこに向けていい機会だったかなと思います。(大きな課題とは)ジャンプの構成を変えてやってみたのですが、それが自分に足りない足数だったりとか、ジャンプへの心持ちがまたわかったので、次の大会ではそこをクリアできるように、この2週間でやりたいなと思っています。(全日本ジュニアに向けて)今日のミスは真摯に受け止めて、次に同じようなことをしないように、全日本ジュニアでは笑って終われるようにやりたいなと思っています」
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