◇2024年度関西学生秋季リーグ戦◇1部2部入れ替え戦◇対大商大◇10月13日◇同志社大学◇
●内藤・是常3(5-7)4小笠原・金谷
○飯田・中垣4(7-3)3堀谷・北川
○北澤4-1西川
●石原・池田2-4宮田・松山
●植松・木下0-4竹内・西村
●関大2-3大商大
[最終結果] 2部降格
秋季リーグで最下位となり、入れ替え戦に回ったソフトテニス部男子。引退した4年生2名を助っ人に、大商大との戦いに挑んだ。しかし結果は2-3で敗北。無念の2部降格となった。
1番手には内藤拓磨(人2)・是常遼(経2)組が登場した。インカレでは3本回しでチームを救った2人。ダブル前衛のペアであるが、秋季リーグでは抜群のペアワークを見せた。1ゲーム目は2失点で抑え、いいスタートを切る。しかしその後はデュースになる混戦となり、試合はファイナルゲームへ。先に3点を取られ、試合は相手ペースで進む。何とか点を稼ぎ逆転したいところではあったが、相手のペースを崩すことが出来ずに敗戦した。
2番手に登場したのは飯田昂平主将(政策3)・中垣敬斗(環都1)組。2ゲーム先取するもその後は2ゲーム取られる展開に。5ゲーム目を取得したが、6ゲーム目はストレートで負ける。一進一退の試合が続いた。ファイナルでは先制点を取られるもそこから立て直す。飯田主将のラリー戦の合間に、中垣の相手の隙をつくボレーが何度も炸裂。見事7点先取し、関大に1勝をもたらした。
シングルスの3番手には北澤和也(安全3)が出場。先制点を取られるもそこから連続で得点し、1ゲーム目を取得した。2ゲーム目は取られるも、そこからは安定したプレーを見せ、見事3ゲーム連続で獲得。4-1で白星をあげた。
4番手にはインカレで引退した、前主将の石原仁(安全4)と西カレのシングルスで優勝を飾った池田匠吾(人4)が助っ人として駆けつけた。1、2ゲーム目は献上。3、4ゲーム目は石原の強烈なストロークと、池田の奇想天外のボレーで得点し2ゲーム連続で取得。しかし、その後は相手のペースを崩すことが出来ず。5、6ゲーム目を取られ敗北した。
勝利の鍵は5番手の植松優太(安全2)・木下颯汰(人2)組が握った。しかし4番手の石原・池田に勝利した大商大の勢いは止まらず。連続で3ゲーム取得され、4ゲーム目の最後は反撃する間もなくストレート負けを喫した。
1部残留を目指して挑んだものの、結果は無念の2部降格。次の春季リーグで最短復帰することを目指して練習に励む。【文:長鴫海莉/写真:森奈津子】
▼飯田主将
「(試合を振り返って)4年生の石原・池田組も出て万全の状態で臨むことはできたと思います。ちょうど2年前、僕が1年生のときの秋リーグで1部リーグの最下位になって、入れ替え戦で5番勝負で僕に回ってきて、負けて2部に落ちてしまいました。自分がそういう体験をしたということもあって、誰も責めることはできないと思っています。悔しい結果にはなってしまいましたが、次の春は2部リーグでしっかりと優勝して、最短で1部に復帰できるように、まずはオフシーズンまでしっかりとやりきります。(自身のプレーは)秋リーグでは1番手に内藤・是常組が出て、勝って僕らも勝ててという流れが多かったです。けど今日は内藤・是常組が負けて僕らの試合だったので、入りはあまり良くなかったです。最初は自分らしいプレーもなかなかできなかったんですけど、1年生の中垣が持ち味を発揮してくれて、引っ張っていってもらいながら頑張りました。(春リーグの目標は)もちろん2部優勝、1部復帰です。これまで先輩方が築き上げてきたものをしっかりと取り返せるように頑張ります。(主将として描くチーム像は)関大は応援があってなんぼのチームだと思っています。実力的には1部の他のチームには劣るし、2部のチームと思われても仕方ないくらいです。ですが、4年生が抜けた今、自分がチームをうまくまとめ上げて、応援もしっかり自分から声を出して、今までの関大らしいソフトテニス部を自分から作っていきたいです」
▼北澤
「(リーグ戦を振り返って)リーグ戦の1週間前くらいにシングルスに選ばれて、そこから走り込みやボール出しをしてもらって、少しでも対等に戦えるように練習してきました。ですが、練習を始めるのがもう少し早かったら、もっといい戦いもできたのかなと思います。(今日の入れ替え戦は1勝1敗で回ってきたが)1番の内藤・是常組が負けてきたときは計算外だったので、正直足も震えていました。けど、2番の飯田・中垣組の試合を見て、中垣が後輩らしくプレーしてくれて、応援も活気づいていた状態だったので、自分のプレーでその雰囲気を崩すわけにはいかないという気持ちで入りました。(試合内容としては)相手はフォアが少し苦手という情報があったのですが、試合になったらそういうことも考えられなくて。けど自分はバックカットで相手のバックに何球か攻めてから、空いているコースに打つというプレースタイルで試合をしてきたので、それを続けていたから勝てたのかなと思います。(今回のリーグで得たものは)基礎練習の大事さです。内藤や是常にシングルスの相手をたくさんしてもらって、バックカットもずっと短いのしか打てなかったんですけど、長いバックカットの方が有効ということを聞いてそれを取り入れるようにしました。それが今日の試合につながったと思います。(今後に向けて)次の春リーグまで、これからある試合に向けてトレーニングをして、また来年シングルスでもダブルスでも使ってもらえるように頑張ります」
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