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◇ 2024年度関西学生女子秋季リーグ第6節◇対京教大◇10月13日◇於・大阪教育大学グラウンド

【前半】関大4-0京教大
【後半】関大7-0京教大
【試合終了】関大11-0京教大

スターティングメンバー
GK 勢古
DF 山田志、岩川、徳弘、瀧沢
MF 藤田、吉田り、𠮷尾、前田柊
FW 冨田、木田

序盤の山場を乗り越え3連勝で迎えた第6節は、京教大と対戦。春季リーグでは8-0で快勝した相手に、秋季でも強さを見せつけた。前半に4得点を奪うと、後半はさらに勢いに乗り一挙7得点。安定した試合運びでスコアを11-0とし、見事白星を挙げた。

MG_9215-200x133 [なでしこ]第6節は11発快勝で白星飾る!
△試合前の集合写真

10月中旬には相応しくない、ジリジリと肌を焼きつける日差しがフィールドに降り注いでいる。大量得点での快勝を狙いたい今節は、関大ボールでキックオフ。前半2分、いきなり試合が動いた。相手ゴール前で混戦となると、こぼれ球を逃さずDF岩川雛(政策1)がシュート。「ちゃんとキーパーを見てコースを狙えたので良かった」。ゴールネットを大きく揺らし、早々に先制点を奪い取る。DF岩川の今季初ゴールに、選手たちが笑顔で喜びを分かちあった。

先制直後にもすぐさま相手ゴールへと接近。同10分には、MF𠮷尾香音主将(社4)がニアゾーンの深い位置からシュートを放つ。緩やかに弧を描き、そのままゴールの中へ。追加点を奪うと、その後も攻めの手を緩めない。同31分、MF前田柊(政策1)のアーリークロスを受けたFW木田陽花(経1)が、1度収めてから冷静に決め3点目。さらにその2分後には、MF前田柊が中央からドリブルで持ち込み、豪快なシュートを決めた。4点目獲得後もチャンスを演出するが、その後、スコアは動かず。4-0と大きくリードし、前半を終えた。

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△得点を喜び合う

DF植田真央(情1)、DF馬場悠月(人2)を投入し迎えた後半。序盤から、DF山田志穂(人3)とDF植田の息のあった連携で、何度も中央へクロスを供給する。しかし決定機を生み出すことはできない。試合が動いたのは同10分。MF前田柊がクロスをあげ、FW木田が空いたスペースからシュートを放つ。猛攻の狼煙(のろし)を上げると、そこから一気にゴールラッシュ。MF前田柊、FW木田が再びゴールを決め、FW木田はハットトリックの快挙を達成した。

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FW木田

その後も常にボールを保持。クーリングブレイク直後の同20分、ゴール前で混戦した末に最後はMF前田柊が押し込み、2人目のハットトリックを達成した。その後、4試合連続となるFW冨田歩花(政策4)のゴール、DF植田の得点でスコアは10-0と2桁の大台に。DF徳弘海羽(人3)、MF藤田祐穂(法1)も積極的にシュートを放ち、追加点を狙う。試合終了間際には、MF前田柊がダメ押しの11点目。攻撃が光る好内容で、第6節を白星で飾った。

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MF前田柊

大量得点で快勝した第6節。シュート数34、CKは16回と、圧倒的な攻撃力を見せつけた。続く第7節の兵教大戦でも、得失点差を加味しゴールを多く奪いたいところ。この勢いのまま、連勝街道を突き進む。【文:合田七虹/写真:市場薫】

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△円陣を組む

▼DF岩川
「(試合を振り返って)今日は自分が先制点を決められて、そこからみんなも点を取ってくれて、結構自分たちのペースで進められたので良かった。(自身のゴールについて)前にも右側でチャンスがあったが、その時はうまく当たらなかった。ちゃんと左に落ちてきて、ボールがこぼれてきて、ちゃんとキーパーを見てコースを狙えたので良かった。(快勝の中で良かった点と課題点)2桁は一応目指していたので、ちゃんと最後はそこに乗せられたことは良かった。課題は、何回かピンチがあって、それは結構危なかったので、そういう隙をもっと減らしていきたいと思う。(次節に向けて)今日の試合以上に点を決めるチャンスはあると思うので、全員で決める思いで、いっぱい点を取ってピンチはゼロにしたいと思う」

▼FW木田
「(試合を振り返って)今日の相手は春季で8得点で、その中でも前半が1点しか取れていなくて、とにかく春季よりも得点をということをチームとして掲げていた。2桁取れたところはすごくチームとしても成長した部分だと思うので、そこは評価していいかなと思う。(自身のハットトリックについて)秋季でまだ点を取れていなかったので、絶対に取りたいという気持ちが大きかったので、その気持ちが現れた3得点だと思う。ただ、まだまだ外したり、もっと打てたなと思う場面もいっぱいあるので、そこはもっと改善していかないといけない。だから現状3得点だけでとどまったというのが自分の中での感想。(快勝の中で良かった点と課題点)左も右もクロスを多くあげれられていて、クロスからの得点も何度か見られた。そこは結構練習から課題にしている部分だったが、そこを人数をかけてちゃんと決めきれたのは良かった点だと思う。課題は、もうちょっと中央でのつながりとかフォワード感のつながりとか、もう1個相手に触られずにゴールまでもっていける場面崩しを増やしていけたらいいと思う。(次節に向けて)次も大量得点できると自分たちの中でも分析しているので、その中で少しでも早く先制点を取ることと、そこから色々な形でシュート、ゴールまでつなげれたらいいなと思う。個人としても、誰よりも点を取ることをしていきたいと思う」

MF前田柊
「(今日の試合を振り返って)前期の開幕戦で京教大と対戦したが、その時は前半序盤に1点を取り、そこから点が取れない展開が続き、後半に7点を取って8-0という結果だった。今日は最初に1点取れて、そこから失速せずに前半に4点、後半に7点取れたこと、2桁得点取れたことは今後につながる試合だったと思う。(前半はサイドでチャンスメークし、クロスを上げるシーンが目立った)少し入りが良くなくて、パスやクロスの精度が悪かった。ボールを受けるシーンが多かったので、味方との連携を増やしていきたい。(ハットトリック達成。自身の4得点を振り返って)チャンスのシーンは流さず決め切れたことはすごく良かったし、ハットトリックを出来たことは素直にうれしい。(今節良かったところと、次節に向けての改善点)失点せずに自分たちのペースで試合を展開出来てたと思う。次節もこのような試合になると思うので、しっかり決め切るところを決め切りたい。また、クローズのところやセットプレーで得点は増やせると思うから、そこは極めていきたい。(次節の意気込み)今連続で得点を取れているので、次の試合もチャンスを流さず、精度など出来るところはしっかり練習して頑張っていきたい」

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