◇2024年度関西学生秋季リーグ戦◇対立命大◇10月12日◇於・立命館OICフィールド
[第1Q]関大0ー6立命大
[第2Q]関大0ー1立命大
[第3Q]関大0ー3立命大
[第4Q]関大0ー3立命大
[試合終了]関大0ー13立命大
秋季リーグ2戦目の相手は立命大。今夏の王座で優勝を果たした強豪だ。第1クオーター(Q)から猛攻を受け、苦しい展開に。その後はカウンターを狙って攻め続けるが、点差は開いていく。最後まで攻め入る隙を与えてもらえず、悔しい大敗となった。
第1Qは関大のセンターパスから開始。この日もFB和田陽向(人3)のスクープから攻撃を始める。しかし攻撃はかみ合わず、開始1分には両サイドを使われ、サークル内へ踏み込まれた。ここはFB池田風雅(文3)がカバー。するとすぐさまカウンターを仕掛ける。FB和田から中央のFW吉田有我(法4)へ鋭いパスを送るがボールに触れられない。今度は一転してピンチに。同3分にこの試合初めてのペナルティーコーナー(PC)を与える。左へ決められ先制点を献上。さらに同5分には相手の華麗な攻撃が決まり、2点目を許す。反撃したい関大は、なかなかパスがつながらない。苦しい時間は続き、同10分、11分に続けてゴールを決められ、4点差となる。さらにカウンターを受けたが、GK田中雄生斗(商4)がストップ。ここで相手の流れを断ち切り、FB和田から攻撃を始める。スクープがFW中川光(経3)へ通り好機を演出。相手ファールがあった後、MF中川樹(商2)とMF高木祐翔(経1)が攻め込んだもののシュートは打てず。同14分には小刻みなパスからPCを奪われ追加点を献上。それでも残り1分で、またしてもFB和田のスクープからカウンターへ。このスクープをFW吉田が巧みに受け、ドリブルで駆け上がる。PCを獲得し、絶好のチャンスを得た。これに対しFB和田がゴールを狙うも、シュートを打たせてもらえない。最後は残り数秒でカウンターから6点目を許した。
第2Qは序盤から積極的な攻撃を見せる。FW五十棲智輝(社2)が右サイドから攻め、攻撃の糸口を模索。続けてFB池田はロングパスをFW吉田へつなぐ。MF川﨑陽奈太(経2)を介してサークル内のFW中川へ。しかし、トラップを弾いてしまい、シュートへつなげることはできなかった。その後もFB和田、FB森優吉主将(商4)を中心に攻撃を組み立てる。5分、相手ミスにFB和田が反応。すぐさまFW吉田へ強烈なパスが通る。受けたFW吉田はシュート。しかし、ゴールを捉えることはできず。数秒後にはパスカットから再びFW吉田がシュートを放つも右へ逸れた。すると、カウンターを受け失点。流れを変えたい関大はFW大塚皓介(文4)、MF小田切涼太(経2)、FW稲田裕太(経3)を投入する。同9分にFB池田のパスカット、同10分にはFW吉田、FB和田のパスカットと随所で守備が光り、粘りの守備を見せた。このQ残り1分にはサークル付近でFW五十棲がパスカットし好機を作ったがシュートは打てず。前半を終えた。
第3Qは開始直後からまたしても猛攻を受ける。同2、3分で立て続けに失点。しかし、その後はFB陣を中心に攻撃を抑える。同6分には2本のシュートをGK田中がセーブ。同12分からは3連続でPCを与えてしまう。再三ゴールを守ったものの、1点を失った。
10点差で迎えた最終Q。開始直後からサークル内へ踏み込まれるが、GK髙瀬悠貴(人1)の指示を中心として守り切る。しかし、同10分にはサークル内で攻め込まれる時間が続いた。PCを献上し、得点を許す。2分後にもPCから得点を許してしまった。同14分にもPCを与えたがGK髙瀬が2度の好セーブ。守りでチームを鼓舞し、カウンターへつなげた。最後は相手サークル付近まで攻めたが相手の壁は高く惨敗。
序盤の猛攻からリズムをつかめなかった関大は、厳しい戦いとなった。それでも、日本一のチームを相手に学べる点も多かったに違いない。1部残留のためにも、あすは落とせない関学大戦。必ず勝利し、今月末のインカレにつながる試合にしたい。【文:櫻田真宙/写真:丸山由雅】
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