◇令和６年度関西六大学連盟秋季リーグ戦第３節◇対神大１回戦◇９月26日◇わかさスタジアム京都

神　大　００２　０００　０＝２
関　大　３０３　０００　3x＝９

（神）村上、伊東―森
（関）山﨑、宮下、田中―駒居

１（中）佐竹
２（指）山﨑
３（三）橋本
４（右）木下
５（一）今村
６（捕）駒居
７（遊）西田
８（左）松田
９（二）永村
先発　山﨑

開幕節は快勝で２連勝を収めたものの、第２節の立命大戦では連敗を喫した関大準硬。折り返しとなる第３節は阪大との対戦だ。

関大の先発は山﨑大輔（商２）。２死を奪った後、３番打者に四球で出塁を許し、盗塁で得点圏に走者を背負った。それでも後続を二直に打ち取り、無失点の立ち上がりを見せる。

打線は初回から畳みかける。先頭の佐竹俊哉（情２）が四球で出塁すると、山﨑の右安（二塁で走塁死）の間に三塁へ。ここでこの日３番に入った橋本昂来（安全３）が中堅へ適時二塁打を放ち、先制に成功。６番・駒井宗（つかさ＝商１）のバットからも２点適時打が生まれ、幸先良く３点のリードを手にした。

２回は１死一、二塁のピンチを２者連続の右飛で切り抜けた山﨑。しかし３回は１番から始まる好打順につかまった。先頭から右二塁打と四球で無死一、二塁とされ、１死となった後の二ゴロの間に失点。５番打者にも適時打を浴び、２点を返された。

その直後の３回裏、先頭の橋本が四球で出塁したのを皮切りに、またも打線がつながる。今村優真主将（経３）の左安、駒居の四球で満塁となり、打席には西田光汰（化生３）。６球目を見極め、押し出しの四球を選んだ。続く松田朋大（社３）は死球を受け、またも押し出しで１点を追加。さらに佐竹の適時打でこの回３点目を挙げた。

４回からは宮下颯斗（法１）がマウンドへ。１死から左安を浴びるも、後続をきっちりと抑え無失点。５回は四死球で１死満塁のピンチとなったが、その直後の打者を右飛に打ち取る。その際にタッチアップを狙った三塁走者のスタートが捕球より早かったことを関大がアピール。このアピールが認められ、相手打線はこの回無得点となった。

６回からは３番手・田中大夢（シス理１）が登板。交代直後の初球を左安とされるも、続く打者を空振り三振に斬る。その後の打者も中飛、遊飛に打ち取り無失点に抑えた。７回も四死球で２死一、二塁のピンチとなったが、最後の打者を中飛に抑え、追加点は与えない。

好投を続ける投手陣を前に、打線も奮起。７回１死から今村主将が右安を放つと、駒居も死球で続く。代打・中野寛都（人３）も三失で出塁し、満塁の好機となった。ここで松田の２点適時打が生まれ、リードは６点に。あと１点でコールド勝ちとなる場面で、永村優吏（人３）が四球を選び１死満塁。最後は佐竹がこの日２本目の適時打を放ち、７回で７点差が開いたため、規定によりコールド勝ちとなった。

打線がつながり、リーグ３勝目を手にした。今日でリーグも折り返し。少しでも上の順位を目指し、残る５戦もチーム一丸となって戦う。【文／写真：島田采奈】

▽今村主将
「（前節の連敗からどのようにチームを切り替えたか）１戦目はミス続きで負けて、試合後にチームとして何か変えようという話になった。２戦目はスタンド、ベンチのメンバー全員が勝ちたいという気持ちを持って。結果的には負けてしまったが、チームとしては大事な一戦になったと思っているし、今日の初回の入りにつながったかなと。ミーティングやアップ中にも、初回の攻撃を大事にしようという話をしていて、３点取れたのは大きかった。そこからは点数が入らない時間もあったが、ピッチャー陣が粘ってくれて、野手もきちんと守りながらゲームを進めることができた。（打順の入れ替えについて）立命大戦から打順がつながらず、線になっていないなと。調子のいい橋本を上げて、打線の流れが良くなることを狙った。（１年生投手陣の活躍について）ベンチ入りしている３人は、今一番チームで頑張ってくれている。上級生でも試合経験のあるピッチャーが少ないので、１年生頼りになってしまうが、『投げます』と言ってくれて、ピンチも抑えてくれる。大事なチームの戦力としてこれからも頑張ってほしい。（今後への意気込み）ここから全勝すれば優勝も見えてくると思う。チーム一丸となって、全員で勝てるようにやっていきたい」

▽橋本
「（打順が３番に上がり、どのような気持ちで試合に臨んだか）緊張した。これまでが６番だったが、やることは同じで、後ろにつなぐだけだと思って打席に入った。（先制の第１打席を振り返って）犠牲フライでもいい場面だったので、とりあえず外野に飛ばそうと。結果的に抜けてくれて良かったし、楽な気持ちで打席に入れた。（その後のプレーを振り返って）２打席目も出塁できたが、そこからは三振やエラーがあって良くなかった。攻守でチームを引っ張れるように頑張りたい。（今後への意気込み）ここからは全勝で、順位を１つでも上げられるように頑張りたい」