◇第93回日本学生対校選手権1日目◇9月19日◇Uvanceとどろきスタジアム
[男子400㍍予選]
谷野佑成(人1) 2組5着 47.35 準決勝進出
[男子1500㍍予選]
谷村恒晟(安全3) 棄権
森玉風雅(社2) 3組3着 3.45.88 決勝進出
[女子10000㍍決勝]
石松空(文4) 1組 3553.37
前田彩花(商2) 4位 33.10.38
今年も日本学生対校選手権大会(インカレ)が開幕!初日は関大から3種目5選手が出場した。
関大勢の初陣となった男子400㍍予選には谷野が出場。号砲の音と同時に鋭いスタートを決めた谷野は、序盤にリードを作る。中盤以降逆転を許し5着でフィニッシュするも、記録順で準決勝進出に駒を進めた。
男子1500㍍予選には森玉が出場。関カレ優勝の実力者は序盤、先頭集団の中で様子を伺う。試合後、「先頭集団の中盤以降は混雑していて、自分のスペースを確保することを心がけていた」と語った森玉。その言葉通り、終盤まで集団の中で安定した走りを見せた。残り1周の鐘がなるとレースは打って変わってハイペースに。しかし、森玉は落ち着いて先頭についていき3着でフィニッシュ。明日行われる決勝への切符を手にした。
1日目、ラストを飾ったのは女子10000㍍決勝。前田と石松が挑んだ。1周目から関大勢2人は後方に位置する。800㍍を過ぎたあたりから集団が2つに分かれた。石松は第2集団の後方から順位は動かず。そんな状況の中、少しずつ順位を上げていく前田。第1集団と第2集団のどちらからも距離が離れ、単独走に。自分でペースを刻み、3000㍍に差しかかる手前で集団の背中を捉える。そこからは必死に食らいつき、入賞圏内を死守しながらのレースに。石松は前を走る選手の後につき、少しずつ順位を伸ばす場面も。それでも、最初に空いた距離を詰めることができず、21位でのフィニッシュとなった。前田は残り2000㍍を切ったところでスパートをかけ、首位に躍り出る。しかし、長くは続かず、順位を落とすことに。それでも、先頭集団の中でレースを進め、残り1周の鐘が鳴った時には5位に位置していた。前3選手が一気にスパートし、差がついてしまう。だが、前田もスピードを上げ、単独4位に。そのままトラックを走り切り、4位入賞を果たした。
1日目から種目を問わず、実力を示した関大陸上競技部。明日からもまだまだ戦いは続く。表彰台、そして世界大会を目指して。全国の舞台で躍動する姿を見逃すな。【文/写真:井原郷志、木村遥太】
▽谷野
「(天候の影響により、スタートが遅くなった点について)条件はみんな一緒なので、どんな条件でも自分のレースに集中することだけを意識していました。(8レーンからのスタートで他の選手が見えなかった)前半から行かないと勝負できないと思っていたので、300㍍までは良い走りができたんですけど、ラスト100㍍が体力が残っていなかった。最後ばてて抜かれてしまったのが力不足だなと思います。(準決勝、決勝と1日で2レース走ることについて)1年生で、資格記録も下の方だったので、チャレンジャーとして挑戦する気持ちを忘れずに頑張ります」
▽森玉
「(コンディションについて)開始時間が遅れても涼しいことには変わりないので、好条件で走れてとてもよかったです。(レースを振り返って)序盤から、自分以外の選手が飛び出して行ったので、流れたレース展開になりました。先頭集団の中盤以降はとても混雑していたので、自分の走りやすいスペースを確保して走り、最終的に先頭に出ていこうと思っていました。思い描いたレース展開となってよかったです。(明日の1500㍍決勝について)決勝に進んだからには入賞を目指して、最終目標として表彰台も狙っていきたいです」
▽前田
「(序盤のレース展開について)3分15秒くらいで入ろうと考えていたけど、第1集団が速かったので、自分のペースで走ろうと思いました。第1集団から離れた選手もいるだろうと考え、焦ることなく走れたので良かったと思います。(第1集団内での走り)途中、集団のペースが落ちていったので、前に出ようか迷っていた部分はありました。ただ、みんなも同じように余裕を持っているだろうなと考えていたので、ラストの3㌔、2㌔でどう仕掛けてくるのか。心理戦のような状態だったが、中盤は気持ちに余裕を持って、集団についていました。(8000㍍で首位に立ったのは作戦なのか)男子の朝練でラスト2㌔でペースアップをさせてもらっていたので、自信がついたのもあって挑戦してみようと思いました。(今後の目標)優勝を目指してたので、表彰台にも上ることができなかったのは悔しいです。ただ、来年はユニバーシティゲームズもかかってくるので、まだまだ練習を重ねて、強くなっていって世界大会に出場することができる選手になりたいなと思っています」
コメントを送信