◇第78回文部科学大臣杯全日本大学対抗選手権大会◇9月14日◇於・沖縄県総合運動公園テニスコート
[2回戦] ○関大3-0函館大
○内藤・是常組4-0原田・大久保組
○石原・池田組4-0中山・木戸脇組
○飯田・中垣組4-0松尾・原組
[3回戦] ○関大3-2広島修道大
第1次戦
○内藤・是常組4-0藤井・鳥越組
●石原・池田組0-4白岡・中村組
●飯田・中垣組2-4平野・山田組
第2次戦
○内藤・是常組4-1白岡・中村組
第3次戦
○内藤・是常組4-0平野・山田組
[4回戦] ○関大3-2福岡大
第1次戦
○石原・池田組4-2押川・永江組
●内藤・是常組1-4野田・松浦組
●飯田・中垣組2-4里・小宮組
第2次戦
○石原・池田組4-2野田・松浦組
第3次戦
○石原・池田組4-1里・小宮山組
シードで2回戦からの出場となった全日本大学対抗選手権大会(インカレ団体戦)。初戦はストレート勝ちで快勝した。3回戦では、2年生ペアの内藤拓磨(人2)・是常遼(経2)組の3本回しで、ベスト16入りが決まる。続く4回戦では、主将の石原仁(安全4)・池田匠吾(人4)組が3本回し。4年生の意地を見せ、チームを2年ぶりのベスト8へ導いた。
シードの関大は、2回戦からの登場。初戦は函館大と対峙(たいじ)する。「初戦は緊張して思うようなプレーができなくなるかと心配していたが、いい意味で裏切ってくれた」と石原。全組がストレート勝ちを収め、難なく3回戦進出を決めた。
3回戦の広島修道大戦、1次戦で白星を挙げたのは内藤・是常組のみといきなり窮地に立たされる。しかし2次戦では内藤のサービス、是常のボレーを武器に得点を重ねて勝利。3次戦でも勢いは衰えず、ストレート勝ちを収める。内藤・是常組の3本回しにより、ベスト16入りが決まった。
ベスト8入りをかけた4回戦。対するは、7月に行われた西カレで優勝を果たした福岡大だ。1次戦、1番手として出場した石原・池田組。石原のリターンエースで先制するも、その後はミスもあり第1ゲームを献上。しかし第2ゲーム以降は石原・池田組が試合の主導権を握る。石原のラリー、池田のボレーやスマッシュで得点し3ゲームを連取。第5ゲームは落としたが、次のゲームを取り返し、ゲームカウント4-2で勝利した。2番手の内藤・是常組は、ゲームカウント0-3から2-3まで追い上げたが、逆転には至らず黒星。3番手は飯田・中垣組だ。飯田がストレートコースのラリー戦を制し、1ゲーム目を先取。中垣の積極的なネットプレーでも得点し、拮抗(きっこう)した試合を繰り広げる。ゲームカウント2-2で迎えた第5ゲームはデュースが続く接戦に。しかしここを落とし、次のゲームも献上。ゲームカウント2-4で敗戦した。
第2次戦が開始。石原・池田組は、1次戦で内藤・是常組が敗れた野田・松浦組と相見える。池田のボレーが冴えわたり、2連続得点を決めてゲーム先取。石原の力強いストロークもコート深くに刺さり、次々と点を決める。ゲームカウント4-2で勝利し、3次戦に望みをつなげた。
ここで勝てばベスト8が決まる第3次戦。ここでも池田がボレーやスマッシュを決め、第1ゲームを奪取。第2ゲームをデュースの末に落とすが、第3、4ゲームを連取し、ゲームカウントは3-1に。ここをとれば勝利が決まる第5ゲーム。池田のハイボレーで先制するも、相手の2連続得点でリードを許す。しかしラリー戦を制し、3-2でマッチポイントを握る。最後は後衛・石原がラリー戦でボールを左右に振り、相手の返球がネットにかかった。ゲームカウント4-1で試合終了。石原・池田組が4年生の意地を見せて3本回しを決め、西カレ王者の福岡大を撃破した。
第1次戦から約3時間に及ぶ激戦を制し、2年ぶりのベスト8入りを決めた。次戦はあす、法政大との対戦。関東の強豪との戦いでも、関大らしいプレーで勝利を目指す。【文/写真:森奈津子】
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