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秋季リーグ白星発進、1部最短復帰に向けて弾みをつけた!

秋季リーグ白星発進、1部最短復帰に向けて弾みをつけた!

◇ 令和6年度関西学生秋季リーグ戦 ◇8月26日◇ 対京大◇YMITアリーナ◇

◯関大4-2京大
[S1]西村◯3-1
[S2]香川●0-3
[S3]人見◯3-1
[W1]人見・小林◯3-1
[S4]宜保●0-3
[S5]津村◯3-2
[S6]小林2-2(関大の勝利が確定したため、途中で試合終了)

春で2部自動降格となった卓球部男子。1部最短復帰を果たすため、秋季リーグ戦に挑む。開幕戦で対戦したのは、3部から2部に昇格するなど勢いづいている京大。4-2で勝利し、白星発進となった。

トップバッターは西村天翔(情2)。第1ゲームではリードを許していたものの、終盤で逆転する。最後は相手のオーバーミスを誘い、第1ゲームを奪った。第2ゲームではなかなか調子が上がらず、大差をつけられてしまい、ゲームカウントを振り出しに戻された。第3、4ゲームでは、試合の主導権を握り続け、余裕のある勝利。チームに勢いをつける幸先の良いスタートを切った。

△西村

次に出場したのは香川真哉(経4)。第1ゲームでは順調にプレーしていたが、デュースに持ち込まれてゲームを落とす。第3ゲームでは相手のマッチポイントになったものの、そこから3点をもぎ取るなど粘りを見せた場面も。しかし、ストレート負けとなってしまった。

△香川

続いて登場したのは、絶対的エース・人見航希(社3)。今年の関カレではベスト8入りするなど、ますます強さを発揮している。ベスト16入りしたものだけが身につけられる黄色のゼッケンをつけて試合に臨んだ。第1ゲームをわずか3分足らずで終わらすほどの圧倒ぶり。しかし、第2ゲームは、バックハンドがなかなか決まらず、献上する。第3、4ゲームでは、相手にほとんど得点させず、難なく勝利。エースとしての実力を見せつけた。

△人見

ダブルスは人見・小林莉久(経4)ペア。第1ゲームは4-11で相手のものに。しかし、第2ゲームからはだんだんと息の合ったプレーを展開。押されている場面でも冷静にプレーする。大差をつけて勝利し、チームとして3勝目をあげた。

△人見(左)と小林

シングルス4番手は宜保武志(社3)。ゲーム序盤は互角の戦いを繰り広げるが、徐々に差を広げられてしまう。サーブで2連続得点する場面もあったが、ストレート負けとなった。

△宜保

津村真斗(社2)と小林が同時にコートに入る。この時点で3勝2敗の関大は、津村と小林どちらかが勝てば勝利が確定する状況。津村、小林共に第1ゲームを奪い、このまま2勝をあげて勝利するかと思われた。しかし、2人そろって第2ゲームを落とす。第3ゲームは、津村がゲームを奪い取ったものの、小林はものにできず。第4ゲームでは、津村が敗北、小林が勝利となり、両者ファイナルゲームへ。プレッシャーと緊張感がある中、最終ゲームが行われた。先に津村が11-6で勝利し、チームとしての勝利も確定させる。小林の結果を待たずして開幕戦を白星で飾った。

△津村
△小林

1部復帰に向けて、大きな1勝をつかみとった卓球部男子。強みであるチーム力を生かし、このまま最短で1部に返り咲いてみせる。【文/写真:貴道ふみ】

▼藤田颯真主将(社4)
「(開幕戦を振り返って)今回の1回戦の相手である京大は、3部から2部に昇格した勢いづいているチームで、正直、関大の方が格上の立場ではあるのですが、実力でいったら今日負けてもおかしくないと思っていました。オーダーもかみ合っていて、ただその中でも実力差があり、津村と小林が同時に試合をする中で、どうしても津村にプレッシャーがかかっていました。そこで思い切って、開き直って、自分らしいプレーをしてくれて、それで勝てたのがうれしくて。出だしとしては良かったです。他のチームのように圧勝することはできなかったですが、泥くさくてもいいから4勝することができて良かったです。ベンチで津村に、『自分らしく楽しんで』と声をかけていましたが、見ている僕としては不安で仕方がなくて。今日負けるとチームの雰囲気が下がるし、下がった雰囲気を声かけで取り返せる自信がなくて、負けるのが怖かったです。本当に津村が勝ってくれた安心感で涙が出ました。(春季リーグ戦で2部降格が決まってからやってきたこと)チームとしては、やはりオーダーをもっと考え直そうと考えてきました。インカレ(団体の部)の予選で、大経大にオーダーがかみ合わず、負けてしまいました。関大はどうしてもリーグ戦を振り返っても、オーダーで不利になってしまうことがあって。人見というエースを生かしきれずに試合をしてしまっていて。それぞれの役割を果たさせるためのオーダーが組めていませんでした。オーダーを考えたり、練習内容も考えたり、個人の努力も多いと思います。(秋季リーグ戦に向けての意気込み)チーム力としては、他のチームと変わりなくて、負ける可能性もあるし、逆に勝てる可能性もあるというチームなので。1回負けたとしても、折れることなく最後まで戦い、自分らしいプレーを最後までしてほしいです。関大の強みであるアットホームなベンチの温度感を大切にして、みんなでやり切りたいと思います」

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