6月12日から14日までの3日間、関西大学にて開催が予定されていた第43回総合関関戦の中止が4月13日に決定された。総合関関戦が中止となるのは、麻疹(はしか)が流行した2007年の第30回大会以来13年ぶり、2度目。新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月と4月に予定されていた前哨戦が次々に中止または延期となる中での中止の決定だった。これにより、予定されていたすべての関連行事が中止となる。
総合関関戦は毎年、クラブの垣根を超え体育会部員が一致団結する一大イベント。体育会部員だけでなく、一般学生や地域の住民も観戦に訪れ、大きな盛り上がりを見せる。第41回大会では関大が10年ぶりの総合優勝を果たし、昨年の第42回大会では史上初の両校優勝となるなど、近年は接戦を繰り広げており、今年も熱戦が期待されていたが開催はかなわぬものとなった。【文:金田侑香璃/写真:松山奈央】
▼第43回総合関関戦実行委員長 伊藤美麗(文3)
「本年度は総合関関戦が中止になり、例年のような試合を行うことができず、いつも体育会を応援してくださる方や関大を支えてくださる方、勝利を目指して真剣に練習に取り組んでくれてきた体育会員のみなさんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。昨年度、第42回総合関関戦の結果は両校優勝という形に終わったので、今年こそは2年ぶりのホーム開催で関大の完全勝利を収めたいと思っていましたが、この思いは来年へと持ち越します。また、今年の6月14日に関西大学の中央グラウンドで優勝杯を掲げKAISERSで写真を撮れることを目指していましたが、この夢も来年の実行委員長に託します!本年度の総合関関戦は中止になってしまい、今まで当たり前にできていた部活も授業も本部での活動もなくなって、この先どうなるか想像できなくて不安になることが度々あります。しかし、体育会本部員として私にできることはまだまだあると思うので、当たり前の日常に感謝し、KAISERSが、関大体育会がより良くなるように活動していきたいと思います!」
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