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関西3位で総理大臣杯へ

関西3位で総理大臣杯へ

◇第53回関西学生選手権大会3位決定戦◇対大院大◇6月29日◇於・ヤンマースタジアム長居

【前半】関大2-0大院大
【後半】関大0-0大院大
【試合終了】関大2-0大院大

スターティングメンバー
GK安田
DF若尾、大西、黒川、吉村瑠
MF北村、藤﨑、宮川、村井
FW堀、日笠

準決勝からメンバーを大きく入れ替え、3位決定戦に挑んだ。前半開始直後にFW堀颯汰(人1)がバースデーゴールを決める。続けて、総理大臣杯への道を切り開いたFW日笠蓮康(情1)が追加点を獲得。大型ルーキーズが前線で大活躍し、関西3位で関西選手権は終結した。

関大ボールで試合がキックオフ。開始早々ピンチが訪れる。ペナルティエリア内で相手が強烈なシュートを放った。しかし、今大会初スタメンのGK安田翔悟(シス理4)がゴールを守る。

応援の声が響き渡る中、開始5分から試合が動いた。MF宮川大輝(文1)が中央からFW堀にパスを出す。ゴール前でトラップし、タイミングを見計らってトーキックで先制点を獲得。「久しぶりにスタメンで出て、結果を残そうという気持ちでいった」と語るように、チームに勢いをつける1点をもたらした。

△FW堀

続いて、再び大型ルーキーが頭角を現す。前半21分、右サイドのDF若尾直哉(安全2)からFW日笠にパスが行き渡った。自らドリブルコースを見いだし、相手を1人振り切って、左足を振り抜く。力強いミドルシュートはネットを揺らし、追加点を決めた。

△FW日笠

一進一退の攻防を続け、その後の追加点はなく前半が終了。2点リードで後半戦へ。

メンバー交代なしで後半戦を迎える。再び立ち上がりのピンチをGK安田が食い止めた。ゴールの左上を狙う相手の直接フリーキックをパンチングで防ぐ。会場は盛り上がりを見せた。

△GK安田

後半22分、FW堀に代わりFW兎澤玲大(法1)を、MF北村圭司朗(法2)に代わりMF川島功奨(社4)を投入。サイド攻撃の強化を図る。また、同30分、MF宮川に代わり、MF三木仁太(政策3)を投入した。

同35分、コーナーキックをクリアされた後、DF若尾がハーフライン付近からロングボールを供給。そのままDF大西志有太(文3)のヘディングでFW兎澤につなぎ、ワンタッチで中央に折り返す。ゴール前のDF黒川秀誠(経3)がトラップしゴールを目指すも、シュートに持ち込む前に相手GKに止められてしまい、追加点を獲得できない。

同38分、MF村井天(経2)に代わりFW前田龍大(人4)を投入。そして試合終盤にはDF吉村瑠晟(経3)に代わり、DF土井嘉人(政策2)を投入。最後までゴールを目指す。しかし、スコアは動かず2-0で試合が終了した。

△集合写真

関西3位で挑む総理大臣杯。近年、関大は全国大会での初戦突破が課題だ。日本一を目指して、チームとして、そして個人としての成長を続ける。【文:滝口結月/写真:櫻田真宙】

▼DF木邨優人主将(政策4)
「(関西学生選手権を振り返って)優勝を目指してやっていたけど、結果が3位というところで。でも、その中で厳しい試合を勝てたりとか、最低の目標である総理大臣杯の出場を決めることができた。最後の3位決定戦の試合では、普段出ていない選手が出て勝てたというところで、結構収穫のある大会だったかなと思う。(センターバックの相方が変わりながらの出場について)どの選手が一緒に出ても、やっぱり自分が中心となってまとめ上げるというところが大切になってくるというところは自分の中で自覚している。どの選手と一緒にやるとなっても、その選手を助けるというところに意識を向けてやることを思いながらやっていた。(今までの試合で一番盛り上がった場面)総理大臣杯出場がかかった試合の大経戦の試合終盤での逆転ゴールかなと思う。(総理大臣杯に向けての意気込み)今のところ全国大会は3年連続で初戦敗退というところが続いてしまっている。まずは初戦を勝つというところ。そして、自分たちの目標としている日本一に向かって、総理大臣杯が始まるまでリーグ戦もあるので、そこもしっかり勝って、チームとしてやっていきたい。チーム一丸となって日本一を取れるように頑張ります」

▼FW堀
「(感想)今日久しぶりにスタメンで出て、結果を残そうという気持ちでいった。入りで1点決められたので、それは良かった。(前半を振り返って)多くチャンスがあって、そこでチームとして2点決められたことは大きい。でも、自分たちのミスで失点しそうだったけど、相手がミスしてくれて助かったなと思う。(自身のプレーを振り返って)あまり走れてなかったりした。もうちょっと得点を決めるチャンスがあったと思うので、そこは点に絡んでいきたい。(先制点を振り返って)だいき(=MF宮川)がすごくいいパスをワンタッチでくれたので、それでゴール前でトラップして、タイミングを外してトーキックで決めた。点につながったかなと思う。(総理大臣杯に向けての意気込み)日本一を目指してチームとしてやってきているので、そこを目指しながらも個人としては(試合に)出たら結果が残せるようにしていきたい」

▼FW日笠
「(感想)関大として、連敗はやめようという中で、こういう試合を勝てて本当に良かったと思う。(どんな準備をしてきたか)準決勝から中2日という中で、体的にきつい部分もあったので、できるだけ回復に努めるようにした。(前半を振り返って)最初から、前からいて、攻撃陣もリズムよく2点取ることができたので良かった。(追加点を振り返って)若尾くん(=DF若尾)からパスを受けて、中を見た時に自分のドリブルコースが見えた。その中で相手を1人振り切って、左足を振り抜けて良かった。(総理大臣杯に向けての意気込み)まだチームとして総理大臣杯を優勝できる力はないと思うので、総理大臣杯に向けて個人としてもチームとしても成長できたらなと思う。(自身のプレーを振り返って)前半の部分では、2点入るまでは攻撃としても自分の動きは良かったと思う。でも、その後からは悪くなってしまった。後半もあんまり攻撃する機会が少なかったので、そういうところはもっと見つめていきたい」

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