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◇Spring Concert 2024◇3月10日◇吹田市文化会館メイシアター

『”We Are Positive Monster ”〜勇気を出して堂々と〜』のスローガンをもとに、応援団吹奏楽部が新体制で迎える初の定期演奏会、Spring Concertを開催した。今回は「NO LIMIT!」 と「OUR TREASURE」 の2公演構成。Jazzに始まり、Vocal performanceやミュージカル、マーチングなど、様々なことに挑戦した。

IMG_4918-200x133 多様なコンサートで魅せた!1公演目の「NO LIMIT!」では、その名の通り、とどまることを知らないチャレンジ精神を見せた。Act1はJazz&Pops Stageで5曲の演奏。最初は『Fun,Fun,Fantastico!』を奏でた。それぞれのパートの音色が合わさり、観客の心をつかむ幕開け。2曲目の前には、ゲストとしてクラリネット&サックス奏者の辻󠄀本美博さんが登場。クラリネットとサックスの二刀流である辻󠄀本さんは、所属パートと異なる楽器にも挑戦する関大にとって刺激的な存在だ。辻󠄀本さんのソロ演奏に観客から歓声が上がる。それに負けじと、部員たちも滑らかな音色を響かせた。その後も、それぞれのパートにスポットがあたるなか、堂々たる演奏を披露しAct1を終えた。

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△Act1の様子

Act2では、吹奏楽の枠を超えるボーカルでの演奏を行った。1曲目は、太田垣里央(社2)、岡本唯生(文2)、土井花音(法2)による緑黄色社会の『Mela!』から始まり、会場は手拍子で包まれる。2曲目は鬼滅の刃でおなじみ、Aimerの『残響散歌』を中平彩楽(化2)、枚田成未(法2)、松下珠輝(政策1)が力強く歌い切った。続いてレミオロメンの『3月9日』を嶋津優太(社1)、浅野亘(環都1)、沖田柊弥(文1)が繊細に歌いあげる。最後はMrs. GREEN APPLEの『僕のこと』を全員で歌い、歌詞に沿うように多くの人々に勇気を与えた。

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△全員で歌い上げた『僕のこと』

Act3はミュージカルとマーチングを中心に行われた。映画『グレイテストショーマン』より、迫力満点の『ザ・グレイテスト・ショー』で幕開ける。その後、ミュージカルの『サウンドオブミュージック』、『ウィキッド』、『ウエストサイドストーリー』の名曲を演奏。音色だけでなく、フラッグを巧みに操り、動きでも表現して見せた。そして、星空の背景と共に、音と動きで「アラジン」より『フレンド・ライク・ミー』を披露。ここで再びゲストの辻󠄀本さんのソロパートが演奏された。それに応えるように力強い音色でフィナーレへ。最後は「ノートルダムの鐘」から『トプシー・ターヴィー』を観客に届けた。

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△マーチングをする

2公演目は、音楽を愛する者にとって宝物のような名曲の数々を演奏することから「OUR TREASURE」と題して実施された。最初はフルート4重奏、打楽器の6重奏の順にアンサンブルの披露。続いて、全日本吹奏楽コンクールの課題曲にもなった『僕らのインベンション』をゲストの中高生を前に演奏した。

中高生のゲスト公演が終わると、いよいよ最終ステージに。4つの中高と合同演奏を行い、壮大なスケールの大合奏を場内に運ぶ。ラストは『We are confidence Man』とアップテンポの曲に、会場全体がリズムを刻み、華やかなフィナーレを迎えた。最後のロングトーンを決め、割れんばかりの拍手がこだまする。

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△記念撮影をする

『We Are Positive Monster 〜勇気を出して堂々と〜』の言葉通り、挑戦をするなかでも堂々たる音色を奏でた。また、様々なゲストとの交流も貴重な経験になっただろう。定期演奏会だけでなく、体育会の応援や団祭など吹奏楽部の活動は幅広い。応援団吹奏楽部は、今後もたくさんの人々の後押しをする音色を飛ばしていく。【文:櫻田真宙/写真:井藤佳奈、櫻田真宙】

▼川﨑ひなた部長(社3)
「(公演を振り返って)とても濃密な1日でした。1日にマーチングをやって、ボーカルステージもやって、もちろんスタンダードな、シンフォニックな、吹奏楽らしいステージもやって、 高校生とのコラボもしてということで、昨日のリハーサルがすごく何日も前のことのような、すごく濃密な演奏会にできたかなと思ってます。(中高生と合同演奏の感想は)実際にコラボした高校生から、すごい楽しかったですという風に言ってもらったりとか、たくさんの拍手をいただけたので、それはすごく良かったかなと思ってます。(We Are Positive Monsterというスローガンを決めた理由は)コンサート前は空気が張り詰めてしまう時とかがありますが、そうなっても気持ちが沈んでしまうのではなくて、あくまで前向きに。音楽は”楽しむ”という漢字が入っているので、楽しまないと音楽ではないと思い、前向きに練習しようという意味でこれをつけて、実際に今日、それが体現できたステージになったかなと思います。(今後に向けて)そろそろ新入生が入ってくるので、もっと人数的にも内容的にもパワーアップしたKUSB(関西大学吹奏楽部)をもっと知ってもらいたいです。 今まで知ってくれてた人もこれから私たちのことを知る人も、 とにかくいろんな人に演奏を届けて、その人たちにとにかく楽しんでいただく。そして、 その楽しんでいただくことを、私たちのやりがいであったりとか、音楽をやる意味にするようにして、どんどんKUSBの音楽の輪を広げていきたいなと思っています」

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