◇令和6年度関西六大学連盟春季リーグ戦第1節◇対同大◇3月7・8日◇わかさスタジアム京都◇
【7日】
関 大 124 010 001=9
同 大 001 001 000=2
(関)藤澤―福永
(同)望月、杉浦、影山、中川―塩月
1(投)藤澤
2(中)佐竹
3(左)日高
4(右)木下
5(一)橋本
6(遊)福留
7(捕)福永
8(三)古田
9(二)永村
新4年生のラストシーズンとなる春季リーグが開幕。1戦目は先発の藤澤駿平(政策3)が2失点完投、打線も9得点を挙げ快勝を収めた。
1回2死から日高涼汰(経3)が左二塁打で出塁すると、木下立清(りゅうせい=人2)も四球で続く。ここで5番・橋本昂来(安全2)が適時打を放ち、幸先よく1点を先制した。
先発の藤澤は初回、内野安打で先頭打者に出塁を許すも、その走者は走塁死。後続の打者もしっかりと打ち取り、無失点の立ち上がりを見せる。
2回には藤澤の適時打、佐竹俊哉(情1)の犠飛で2点を追加した。3回にも先頭の橋本、続く福留涼平(商3)が四死球で出塁し、無死一、二塁。7番・福永翔太主将(社3)の犠打でチャンスを拡大すると、9番・永村優吏(人2)も死球を受け2死満塁となった。ここで打順は1番にかえり、藤澤が2点適時打を放つ。佐竹も2点適時三塁打を放ち7点目。相手先発をマウンドから引きずり下ろした。
5回にも佐竹が犠飛で追加点を挙げ、さらにリードを広げていく。9回には2死三塁から、相手捕手の捕逸でダメ押しの9点目を挙げた。藤澤は味方の失策が絡み、3回と6回にそれぞれ1点を失ったが安定したピッチングを披露。9回最後の打者を二ゴロに打ち取り、完投勝利を果たした。
【8日】
同 大 000 013 200=6
関 大 101 113 00Ⅹ=7
(関)竹下、石塚、野村、伊藤―福永
(同)谷本、影山、中川、中曽―織田、塩月、福田
1(中)藤澤
2(指)佐竹
3(左)日高
4(右)木下
5(一)橋本
6(捕)福永
7(遊)福留
8(三)古田
9(二)永村
先発 竹下
快勝から一夜明け、対同大2戦目。1回、先頭の藤澤が四球を選ぶと、4番木下の適時打で生還。2戦連続で先制点を手にした。先発の竹下紘生(政策2)は、4回まで安定した投球で相手打線を抑える。
3回には藤澤が左安で出塁すると、二盗を決めチャンスを演出。さらに三盗も決めると相手失策が絡み生還した。4回にも、福永主将、福留、古田大輔(情3)が3連打で1死満塁とすると、永村がスクイズで1点を追加し、3点リードに。
5回には失策の間に1点を失うも、その裏に橋本が犠飛を放ち、リードは3点から変わらず。6回にも3点を返され、同点とされたが直後に永村の適時打、代打・中野寛都(人2)の犠飛。すぐに相手を引き離した。
7回には石塚陸(文1)がマウンドへ。1死二、三塁から内野安打で1点を失うなど2失点だった。8回にはリーグ初登板の野村健翔(化生2)が登場。走者を背負うも、無失点で切り抜けた。
最終回には伊藤脩太(社2)が登板。先頭打者に出塁を許すも後続を断ち、最後は中飛に打ち取りガッツポーズ。2連勝を収めた。
春季リーグスタートダッシュを決めた福永準硬。目指すのは19年春以来の優勝だ。「全勝で優勝する」と力強く語った福永主将。4月5日のリーグ最終日、関大が王座に君臨する。【文/写真:島田采奈】
▽福永主将
「(2戦を振り返って)試合が始まるまでは不安の方が大きかったが、この結果に見合った努力をリーグ戦までに積み上げてきた。自分たちのやってきたことが、結果として表れて率直によかった。(キャンプでは何を重点的に練習したか)スタメンだけが頑張っていても勝てないと思っていた。ベンチやスタンドにいる選手を巻き込むことを意識して練習していた。(2戦とも先制に成功したが)同大が試合の入りを大切にしている。その雰囲気に負けないように、自分たちがやり返すという意識で。初回で勝負の8割が決まると伝えていた。(今季の投手陣について)秋季リーグが終わってから、先発が5イニングを投げ、その後1イニングずつつなぐスタイルでやっている。きょうもいい投手とそうでない投手がいたが、3アウトをしっかり取ることを意識して、起用していきたい。(今後への意気込み)チームがいい雰囲気で取り組めている。全勝優勝を目指して頑張っていきたい」
▽野村
「(きょうの登板はいつ決まった)きょうの朝。投げると決まって緊張した。(投球を振り返って)内野手に声をかけてもらったりして、周りに助けられた。(チームの雰囲気は)とてもいい。このままならリーグ優勝を目指せる勢いがある。(今後への意気込み)チームが勝てるような投球をする。しっかりと抑えることを意識していきたい」
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