◇2023年度全日本学生選手権大会◇4日目◇サーブル男子団体戦◇11月11日◇ 静岡県沼津市総合体育館 ◇
【男子サーブル団体戦】
[1回戦]
●関大19―45日大
インカレ4日目は、サーブル男子団体戦が行われた。1回戦の相手は優勝候補の1校である日大。序盤はなんとか食らいつくも、徐々に点差を開けられる。立ちはだかった強敵を前に苦戦を強いられ、初戦敗退となった。
トップバッターを務めたのは、村社瑠輝也(人3)。相手に先制を許すも、すぐに取り返し連取した。スコアが3−3となり互角の戦いを繰り広げる。しかし直後、飛び込んだ勢いが余って相手を押し倒してしまう。Pイエローが与えられてしまった。その後得点を重ねることができず、3−5で最初の番手を終える。次に登場したのは小野原寛斗(社2)。相手の先制からスタートするも、流れを相手に渡すことは許さない。3得点の活躍で、6―10と大きく差をつけさせずに粘りを見せた。3番手は陰平尚弥(情2)が登場した。なんとか同点まで持ち込みたいところだったが、相手は関東の強豪。そう簡単に差を詰めさせてもらえない。勢いのあるプレーに圧倒され、じわじわと差は開いていく。スコアは8―15となり、1巡目が終了した。
2巡目は小野原から開始。ここから徐々に相手のペースに持ち込まれてしまう。1ポイントしか獲得することができず、スコアは9―20となった。続く村社、陰平もうまく流れをつかむことができない。7番手にはリザーブの上村明武(社1)が登場。先制されるも直後にすぐさま取り返し、応援のベンチを沸かせる。15―35で番手が終了したが、フルーレ、サーブルの二刀流の剣士が強敵を前に健闘を見せた。スコアが18―40となった場面で、アンカーの村社。途中相手選手の足がつるアクシデントがあったが、大きく開いた差を詰めることはできず、ゲームポイント19―45で試合終了。優勝候補の1校を前に悔しい黒星となった。
1回戦敗退となってしまったが、関東の強豪と戦うことができる貴重な経験だったに違いない。来季はインカレの舞台でエペ、フルーレ、サーブルの団体3種目全てが見られることに期待だ。【文/写真:合田七虹】
▼村社
「(試合を振り返って)日本大学は合宿も一緒にやっている大学で手の内を分かった上でしたが、合宿同様コテンパンにされてしまって、練習量や選手層の厚さも違うと思うが、そこを何とか食らいつきたかったが思うようにいかなかったです。(インカレで得た収穫や課題)全体的なフィジカルが一番ですね。小手先の技術だったりフットワークの速さをより極めていきたいなと思いました。(来季最上回生としてどういうチームにしていきたいか)今の状態でやる気ある人もいるしさまざまなんですけど、それでいいのかなと思うので現状維持で、強いて言うなら団体戦についてチームとしての雰囲気、種目ごとの一体感というのをもっと出す為に、種目ごとに目標を立ててそれに合った練習をする取り組みをしていきたいです。個々としてもチームとしても盛り上がるチームにしていきたいです。(来シーズンに向けての目標と意気込み)1部昇格が最大の目標で、今年あれだけ悔しい思いをしてるので、来年こそは1部に昇格してから卒業するというのが今の3回生が関大に来た意味なのかなと思うので、1部昇格はもちろん、そして関カレではもっと団体戦で活躍できるように上位を目指していきたいと思います」
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