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帝塚山学院大に惜敗し連覇逃す

帝塚山学院大に惜敗し連覇逃す

◇2023年度藤原慎一杯大阪府学生男女選手権大会◇対帝塚山学院大◇11月11日◇近畿大学記念会館

[第1セット]関大24―26帝塚山学院大
[第2セット]関大25―21帝塚山学院大
[第3セット]関大24―26帝塚山学院大
[試合終了]●関大1―2帝塚山学院大

昨年のこの大会で優勝し、連覇を目指して挑んだ関大。初戦の相手は帝塚山学院大だ。第1セットはデュースの末に落としたものの、接戦となった第2セットを制しフルセットへ持ち込む。第3セット序盤は関大のペースで進んだが、じわじわと点差を縮められまたしてもデュースに。最後は連続得点を許し、悔しい敗戦となった。

相手サーブでスタートした第1セット。中屋ちひろ(人4)がブロックアウトで先制する。しかしそこからは、サービスエースを決められるなど、相手が優位な時間が続いた。そこで関大はタイムアウトを要求。うまく切り替え、笹野文乃(文2)のバックトスに合わせ、川上良江(文3)がアタックを決める。江城萌那(文2)のレシーブを皮切りに、伊関万絢(まひろ=文2)や中屋の攻撃が飛び出した。5連続で得点を奪うなど、粘りを見せる。最大7点あった差も日野美里(人4)の速攻や土屋美咲(情1)のスパイクで徐々に埋め、一時は逆転に成功。しかし、デュースに持ち込んだものの、24-26の僅差で第1セットを落とした。

△笹野
△江城

第2セットも鮫嶋優香(政策1)のアタックで先制に成功する。しかし、その後は交互に点を取り合う拮抗(きっこう)した展開に。川上や中屋のアタックで点数を重ねるものの点差を広げることができず、もどかしい時間が続く。試合が動いたのは20点台に差し掛かるところ。川上の速攻などで関大が2連続得点を挙げると、相手はたまらずタイムアウトを要求。再開後すぐに連続得点を許すと一気に同点に追いつかれてしまった。次は関大がタイムアウト。そこから立て直し、相手の間をつく攻撃で着実に得点する。最後は土屋がスパイクを決め、このセットを奪取した。

△鮫嶋

勝負が決まる第3セットは伊関と土屋のアタックで幸先良く2点を取る。相手も負けじと攻撃してくるが、川上のスパイクや伊関のブロックなどで5連続得点。5点差をつけた。しかし、ここから相手のペースに。アタックを打つもブロックされてしまう場面が増えてきた。嫌な流れを切りたい関大はここでタイムアウトを挟む。タイムアウト明けは交互に点を取り合う一進一退の攻防が続いた。観客席にいる部員からの声援を背に、粘り強く点数を重ねる。何とかこのまま勝ち切れるかと思われたが、終盤になり相手が勢いづいた。徐々に相手のスパイクに対応できなくなり、連続で得点されてしまう。タイムアウトを取るも、相手に傾いた流れは止められず。5連続得点で一気に逆転された。中屋のアタックで同点に追いついたが、最後はコートのライン際に落とされ敗北を喫した。

△鍋井識里(文4)

フルセットまで持ち込んだものの、あと一歩及ばず敗退となった。連覇を目指して挑んだだけに試合後の選手の表情には悔しさがにじんだ。しかし、次の試合である関カレはもう来週に迫っている。この1週間で調整し、関カレこそ勝利をつかんでみせる。【文:貴道ふみ・中吉由奈/写真:島田采奈・中吉由奈】

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