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田中主将が自身初のインカレベスト8入り!

田中主将が自身初のインカレベスト8入り!

◇2023年度全日本学生選手権大会◇3日目◇エペ男子個人戦◇11月10日◇ 静岡県沼津市総合体育館 ◇

【男子エペ個人戦】
[1回戦]
○田中15-8杉岡(法大)
○澁谷15-14田中(立教大)

[2回戦]
○田中15-12高野(専修大)
○遠藤15-12篠田(明大)
○澁谷15-14大竹(明大)

[3回戦]
○田中15-10高橋(日大)
●遠藤10-15弓長(中央大)
●澁谷11-15中本(早大)

[準々決勝]
●田中9-15浅海(法大)

集大成を見せる大舞台、インカレが遂に開幕。エペ個人戦には、前日の予選トーナメントを勝ち抜いた田中仁主将(商4)、澁谷和典(シス3)、遠藤駿斗(安全1)の計3名が出場した。順当に勝ち進み、澁谷と遠藤がベスト16。田中主将はベスト8入りとなり、自身のインカレのベスト記録を塗り替えた。

△会場の様子

インカレならではの独得な緊張感が漂うなか、1回戦がスタート。澁谷は田中(立教大)と相まみえた。クードゥブル(両者同時得点)を含め、1-6といきなり大きく差を開かれる。しかしここから澁谷が執念を見せ、怒涛(どとう)の追い上げ。相手にマッチポイントをにぎられた状態から、12-14まで追いついた。さらに2連取でスコアは14-14に。そして勝機を手繰り寄せたのは澁谷だった。渾身の一突きが刺さり、ゲームセット。白熱した1回戦を制し、2回戦へ駒を進めた。

△澁谷

「予選プールは手応えが良くなかった」と語る田中主将。しかし1回戦では完全に流れをものにする。クードゥブルからスタートすると、そのまま連続ポイントを獲得。相手の背中を突くファインプレーで得点するなど余裕を見せ、15-8で勝利した。

△田中主将

2回戦に出場した田中主将は、相手に先制される展開からスタート。クードゥブルも複数回あり、相手に少しリードされる形で初めの3分間を終えた。しかしこのインターバル後、田中主将が本領を発揮する。11-11と同点に追いついてから、クードゥブルも含め一気に4連取。15-12というスコアで白星を勝ち取った。

昨日の予選プールで好成績を収め、シードで2回戦から登場した遠藤。先制に成功する。相手に連続ポイントを許す場面もあったが、常に2、3点差のリードを保つ。15-12で勝利を収めた。

△遠藤

遠藤の試合と同時並行で行われた澁谷の2回戦。これもまた1回戦同様、白熱した試合となる。ゲームポイント4-4まで互いに1点ずつ取り合い、拮抗(きっこう)した状況が続く。ここで澁谷が一気に畳み掛け、7-4と差を開くことに成功した。しかし相手も底力を見せてくる。攻撃をかわされカウンターが刺さり、連続失点。7-9と逆転を許してしまう。だがここから再び澁谷が流れを手繰り寄せ、14-13と再びスコアをひっくり返した。そして最後は相手の隙を突きポイントを獲得。白熱したシーソーゲームを制し、2回線を突破した。決勝トーナメント進出の3人がベスト16入りを決める。

3回戦の田中主将は、2連取から試合が開始。冷静なプレーで得点を量産する。相手を近寄らせず15-10で勝利し、自身初のインカレベスト8入りを決めた。

一方3回戦を迎えた遠藤は、速効性のある相手の攻撃に苦戦。先制に成功するものの、うまく得点を重ねることができない。序盤に広げられてしまった差を詰めることができず、10-15で敗北。大学生活初のインカレはベスト16止まりとなった。

ここまで接戦を勝ち抜いてきた澁谷。しかし3回戦の相手は優勝候補でもある強敵。5-5と序盤は健全するが、その後失点を重ねる。なんとか食らいつくも、9-14で敗北を喫した。

関大勢から唯一準々決勝に勝ち進んだ田中。相手の隙をついて先制に成功する。その後積極的な攻撃に出るが、カウンターを受け失点。クードゥブルも多くあり、少しずつ相手に差をつけられてしまう。ゲームポイント7-11となった時点で初めの3分間が終了。しかしその後も相手の勢いを止めることができず、9-15で惜しくも黒星となる。しかし自身初のインカレベスト8を記録し、引退に華を添えた。

△田中主将

関大勢から2人がベスト16、そして1人がベスト8入りを果たし、関東の強敵たちを相手に大健闘を見せた。今年度の収穫を糧に、来年のさらなる飛躍を誓う。【文/写真:合田七虹】

▼田中主将
「(昨日の予選を振り返って)悪くもなく良くもなく本調子が出せなかったので、迷いが出ていた部分があったかなと思います。(今日のベスト8の結果を振り返って)結果自体は嬉しいですけど、内容はそんなに良くなかったと思っていて、落としちゃいけない部分で落とさずに勝てたのは今まで練習した成果だと思っているんですけど、100%本調子を本戦にもってこれなかったのは反省点です。(来年からの関大フェンシングに期待すること)メンバーも揃っているし実力はあるので、今年以上の結果は出せると思うので期待しています」

▼遠藤
「(昨日の予選を振り返って)1戦目で負けてしまったんですけど、それから調子を取り戻してその後は連勝できたので、いつもだったら最初負けちゃうとテンションが下がっちゃって勝てないことが多いんですけど、今回の試合は気持ちを切り替えてできたので良かったです。(今日の試合を振り返って)初戦はずっと勝てていなかった人で苦手意識を持ってたんですけど、昨日の予選の感覚を取り戻しながらやったらいい感じにいけました。(3回戦目を振り返って)3回戦の相手も今まで勝ったことがない相手でずっと苦手意識を持っていて、近い所の勝負が相手の方がうまいので、剣とかで勝負するよりもタイミングで勝負して早いタイミングで入ろうと思っていたんですけど、それもうまくいかなくていい勝負ができなくて悔しいです。(今年のインカレで得た収穫や課題)今まで勝てたことのない人に勝てたので、左利きがずっと苦手だったんですけど、左利きの人とやる時に自信をもって今後できるかなと思います。(来年に向けての目標や意気込み)来年は仁さん(=田中主将)も抜けて、渋谷さんも教職で忙しくなると思うんですけど、同期と頑張って、今シーズンはあまり対策とかとっていなかったので、他の大学の選手を見て対策を練りながら団体戦も個人戦も頑張っていきたいと思います」

▼澁谷
「(昨日の予選を振り返って)昨日はプールの中で関西勢が僕だけで、他が関東勢の『外れプール』だと言われていてJAPAN(日本代表)も2人いました。結構厳しい中で戦っていたんですけど、蓋を開けてみればJAPANに2勝していて計3勝を上げれて、いい形でトーナメントにあがれたんじゃないかなと思います。(接戦だった今日の試合を振り返って)1回戦はそこまで格上の相手ではないなと思っていたので、最初に点数を取られて焦った部分もあったんですけど、自分も練習しているし、後ろから西田が点数差あっても大丈夫と言ってくれてたので、自分を信じて頑張ろうと思いました。そこから追い上げてまた離された時にマズイなと思ったんですけど、自分の技が2個きれいにハマってそこからいけるなと思って、同点になった時に勝てると思い、最後は思い切って勝てた感じです。2回戦の相手は高校でもフルーレで何回かやってずっと負けていたので、いつかは勝ちたいなというのがあったので、その因縁の相手にやっと勝てたというのが僕としては嬉しいです。(3回戦を振り返って)相手は格上で、自分の中ではどれだけ点数を取れるかなというところがあって、序盤いい展開でシーソーゲームになっていたのでいけるかなと思ったんですけど、やっぱり相手が一枚上手でパンパンパンと点数取られて負けてしまって、悔しい部分はありますけど、自分の中ではすごくいい試合ができたんじゃないかと思います。(来シーズンに向けての目標や意気込み)リーグ戦はチーム全体としては1部に昇格するというのがあるので、4回生で研究室に入るので忙しくなって練習がどれだけできるか分からないですけど、それでもチームの為に頑張って練習してリーグ戦に貢献したいです。関カレに関しては、スーパーシードがほぼ確定なのでいい形で順位を上げれたらなと思います。インカレに関しても、スーパーシードでインカレ出場はほぼ確定なので、今年よりいい結果が出るか分からないですけど頑張りたいと思います」

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