◇第89回全日本大学総合選手権(個人の部)◇1日目◇10月26日◇いしかわ総合スポーツセンター◇
[男子ダブルス1回戦]
津村優・人見●1ー3
[女子ダブルス2回戦]
徳田・石橋●0ー3
藤原・榎◯3ー0
[女子ダブルス3回戦]
藤原・榎●0ー3
[男子シングルス1回戦]
人見●0ー3
[女子シングルス1回戦]
藤原◯3ー0
いよいよ全日本大学総合選手権(インカレ)が幕を開けた。関大からは、ダブルスに津村優斗(社4)・人見航希(社2)ペア、徳田明梨(人3)・石橋愛理(人3)ペア、藤原優(商1)・榎花恋(人1)ペア。シングルスには、津村優、人見、徳田、藤原の計4名が出場。初日はダブルス3回戦まで、シングルス1回戦が行われた。
関大勢で最初に登場したのは、昨年のインカレで4回戦まで勝ち進みベスト16入りするなど、注目の津村優・人見ペア。人見のサーブで試合はスタートした。先制点を許し、相手を追いかける状態が続く。人見のスマッシュで一時は1点差まで追い詰めたものの、オーバーミスなどで5連続失点し、6ー11で第1ゲームを落とした。第2ゲームでは先制点こそ相手に与えたものの、緩急をつけた球で連続得点し優位に。7点目で同点に追いつかれたのを皮切りに、1点を追いかける展開となった。それでも先にゲームポイントを握り、デュースに持ち込まれても、焦りの表情は見せない。デュースを長引かせず、このゲームを押さえておきたいところ。最後はエッジボールだったが、15ー13で第2ゲームを奪った。3連続得点で始まった第3ゲーム。先ほどの流れをうまくつかみ、順調に進むかと思われた。が、4点で追い抜かれ、5点からは得点できず。第3ゲームを献上した。後がない運命の第4ゲーム。得点できないまま0ー6となった。攻撃を仕かけようと攻めたものの、大差をつけられ、1回戦敗退となった。
続く女子は2回戦からの登場となった。2ペアともこの組でインカレに出場するのは初めてだ。1年生の藤原・榎ペアは、仲の良さが際立つコンビネーションを見せた。終始笑顔がこぼれる和やかな雰囲気で試合を展開。第1ゲームは何度も同点に。デュースにもつれ込んだが、15ー13でこのゲームを奪った。第2ゲーム、第3ゲームでも、逆転される場面があったものの、冷静さを保つ。2ゲームとも11ー9で、見事ストレート勝利。
徳田・石橋ペアは、徐々に対応してみせたものの苦戦。先制点を奪った第1ゲームだったが、6点から追い抜かれてしまう。必死に差を埋めようとしたが、8ー11で相手のものとなった。第2ゲームでは、オーバーミスなどがあり、3連続得点を許す。スマッシュを返せず、5点と差を開かれた。相手のゲームポイントとなった時、急に球のスピードと威力が増す。ここから3点をもぎ取ったが、第2ゲームも落としてしまった。第3ゲームは、5点目まで競っていたが、そこから一気に差をつけられ、7ー11でストレート負けを喫した。
2回戦を快勝で勝ち上がった藤原・榎ペアの3回戦。相手は関カレのダブルスで2位になった同大のペアだ。強者との関西対決となった。第1ゲームでは、2ー2から7連続失点し、相手に圧倒される。前に出て押し込むなど、果敢に粘るも、5ー11で第1ゲームを落とす。第2ゲームでは、藤原がレシーブで得点したり、急にスピードが増したラリーで榎がスマッシュを決めるなど奮闘。しかしまたしても5ー11で相手に2連取された。第3ゲームも流れに乗った相手を止めることができず、ストレート負け。ここで敗退となり、ダブルスはこれで終了となった。
シングルス1回戦には、人見と藤原が登場。まず藤原だ。第1ゲーム、繰り出したサーブに相手がレシーブできず、1点を獲得するなど幸先の良いスタートを切った。全ゲームを通して、ラリーを長く続けず、着々と試合を進めていく。相手のミスを誘発し翻弄(ほんろう)。危なげなく、ストレート勝利を収め、2回戦へと駒を進めた。
一方人見は、惜しいところまで追い詰めるも、厳しい戦いに。第1ゲームは2連続得点で、順調なスタートを切ったと思われたが、逆転を許し、差を広げられてしまう。あと1点のところまで追いついたが、9ー11で第1ゲームを落とす。ラリーが激しさを増した第2ゲーム。高く上げたサーブも難なくレシーブされる。声を出しながら力強く返球していく。7ー10で先に相手のゲームポイントとなったが、相手のミスを引き出し、デュースに突入。デュースでは人見が優勢かと思われたが、12ー14でわずかに及ばず。第3ゲームでも相手を追う展開から抜け出せず、ストレート負けとなった。
ダブルスは悔しい結果に終わってしまった。あすはシングルス2回戦以降が行われる。関大からは3名が出場予定だ。全国の猛者たちを相手に、爪痕を残してみせる【文/写真:貴道ふみ】
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