京産大にリベンジ果たせず、敗北
◇2023年度関西大学連盟秋季リーグ第7日◇対京産大◇10月14日◇於・京都産業大学
[第1セット]関大20-25京産大
[第2セット]関大25-18京産大
[第3セット]関大20-25京産大
[第4セット]関大20-25京産大
[セットカウント]関大1-3京産大
下位リーグ2戦目は春リーグで惜敗を喫した京産大と相まみえた。第1セットの序盤はリードする展開になるが、流れをつかむことができずこのセットを落とす。第2セットは相手を圧倒するが、第3、4セットを取りきれず敗北となった。
第1セットは関大のサーブから始まった。相手にアタックを決められ先制されるが、金子玄(人4)の鋭いスパイクと久保田滉平(情4)のサービスエースで逆転する。また、陰下雄太主将(情4)のサーブで相手を崩し、得点を積み重ねた。しかし、ブロックタッチを取られるなど徐々に点差を縮められ、リードを許してしまう。流れを変えたい関大はタイムアウトを要求。タイムアウト後は久保田のアタックで得点を挙げる。また、中島康介(文2)のフェイントと安平瑠也(商3)の2アタックでチームを盛り上げるが、サーブミスが続き第1セットを落としてしまう。
第2セットは中島のクイックで先制し、久保田のアタックでリードする展開に。また、矢倉龍人(人2)のクイックと陰下主将の鋭いスパイクで流れを引き寄せる。相手のアタックが入らず、関大がブレイクを取る。その後、久保田のスパイクと中島のサービスエースで差を6点に広げた。相手はすかさずタイムアウトを要求するが、陰下主将のブロックとスパイクで流れを変えさせない。さらに中島のサーブで相手を翻弄(ほんろう)し、連続してブレイクを取った。セットカウントを1-1にする。
このままの流れで第3セットも取りたい関大。しかし、相手のアタックをなかなか止めることができない。矢倉のクイックと金子の強烈なスパイクで得点を重ねた。序盤は得点を取っては取られる一進一退の攻防が続く。中盤はサーブミスをきっかけに点差が徐々に広がった。両者が粘りを見せ、長いラリーが多くなる。池田幸紀(商1)が着実にレシーブとアタックを拾い、久保田と金子のバックアタックで得点を挙げるが、なかなか長いラリーを制すことができない。関大がタイムアウトを要求し、切り替えを図る。しかしレシーブが乱れてしまい、惜しくもこのセットを落とす。
絶対に取りたい第4セットは中島のライン上へのアタックとブロックでリードする。しかし、相手のブロックを崩すことができない。またアタックのタイミングが合わず、連続して得点を取られる。悪い流れを止めるためタイムアウトを要求するが、守備の隙を狙われてしまう。2回のタイムアウトを使い切った関大。陰下主将が常に声を掛けてチームを鼓舞するが、相手のアタックを止めることができず敗北となった。
春リーグのリベンジを果たすことができなかった。まだ、下位リーグの上位に入る可能性は残っている。残り3戦全勝を目指しチーム一丸で勝利をつかむ。【文:井藤佳奈/写真:藤井海】
△陰下主将
「(今日の試合を振り返って)全体的にブレイクが取れなくて、取ったセットの2セット目以外は徐々に点差が離れていって、なかなか追いつけることができなかったです。それでコート内の雰囲気があんまり良くなくなって、下を向いている人が多かったので修正していかないといけないと思わされる試合内容だったと思います。(敗因は)サーブが弱くて、サーブでなかなか相手を崩せなかったです。相手のセッターにボールが返ると相手のミドルが強力なので、ミドルを絡めてサイドを攻略されるとブロックが1枚になって勝負できない状況が多かったので、サーブとブロックのところで差が出たと思います。(第4セットでの声かけは)リードされている展開だったので、サーブを攻めることとブロックである程度予測して飛んだ方が追いつくためには効果的だったので、ブロックのつき方の指示です。あとは雰囲気を上げないと始まらなかったので、雰囲気が上がるように声かけをしていました。(次戦への意気込みは)とりあえず今日のことは忘れて、切り替えてやることです。Aブロックの1位で上がってきた龍大も今日負けていたので、上位は混戦になると思うので3勝したら下位の中の1番になれるので、とりあえず明日切り替えて雰囲気を上げてやっていきたいと思います」
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