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◇第64回全日本新人選手権大会◇10月13〜14日◇於・戸田ボートコース◇

[男子シングルスカル]
村上
〈1日目〉
予選J組 4組 9:09.53
〈2日目〉
敗者復活戦D組 4着 9:08.93

[女子ダブルスカル]
S:戸井田
B:太田
〈1日目〉
予選C組 5着 9:21.95
〈2日目〉
敗者復活戦A組 4着 8:48.30

[男子ダブルスカル]
S:能登
B:島田
〈1日目〉
予選J組 3着 8:20.89
〈2日目〉
敗者復活戦G組 4着 7:53.01

[男子舵手つきフォア]
S:鳴尾
3:松山
2:田中
B:松田
C:森合
〈1日目〉
予選A組 4着 7:46.05
〈2日目〉
棄権

全国の新人が主体となって競い合う全日本選手権大会が、漕艇の聖地である戸田で開催された。関大からは4つの種目に出場。各々が自身の課題を見つけるレースとなった。2日目は、晴天の中レース開始。課題を克服し、上位となって3日目につなげたいところだったが、結果は振るわず。2週間後の試合での成長を誓った。

今大会で初のシングルスカル挑戦した村上裕次郎(社2)。「初めてのシングルスカルで2000㍍を漕ぎ切れるのかという不安があった。それでも漕ぎ切れた部分は嬉しい」と試合を振り返った。初戦は、スタートでペースを上げ切ることができず、他艇の後ろを付く形で進んだ。後半にスピードを上げることを試みるも上がらず、4着となった。2日目は初戦の反省を生かし、スピードを上げてレーススタート。うまくスタートを切れたものの、300㍍付近で腹切り(ガタンとなってしまうこと)に。抵抗が入り体力が奪われた。その後はペースを上げ切れることができずにゴール。初戦の反省を生かすことができただけに、悔しさが残った。

IMG_0273-300x200 成長誓う大会に
△M1X

女子ダブルスカルは練習を多く重ねることができなかったが、レートを意識し、レースに挑んだ。初日は、うまくスタートが切れ、そのまま他の艇に付いていく。しかし、残り500㍍で引き離されてしまった。2日目は一つ前の艇に付いていく展開。1500㍍地点で離される。後ろの艇と差はついているものの前との艇とは差が開き、4着でゴールとなった。試合後の2人は満足できた様子はない。2週間後までに今大会よりも息を合わせて漕いでいけるような練習を重ねていきたいと意気込んだ。

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△W2X

高校時代にも同じ艇に乗っていたことのある島田亮汰(法1)、能登亮(人2)ペアで挑んだ男子ダブルスカル。初戦、最初の500㍍は良かったが、そこから力が抜けてしまう部分が出てきてしまった。そのまま2000㍍を漕ぎ切る形で終わってしまう。2日目はその部分の反省点を生かしレースを始めるもスタートで他艇に抜かされてしまった。そのまま抜かせずに4着となる。次戦で昨年の朝日レガッタ振りにシングルスカルに出場する能登。試合後、「シングルスカルはともに乗る人がいない。2000㍍を漕ぎ切る練習に励んでいく」と次戦への意気込みを口にした。

IMG_0375-300x200 成長誓う大会に
△M2X

男子舵手つきフォアは1日目。最も早い船と1艇身離れるか離れないかの良いスタートを切った。しかし、終盤にかけてタイムを落とす。その後再びペースを上げることはできず4着でゴール。2日目は体調不良のため棄権となり、レースに挑むことができず。「初戦で実力不足を感じたが、フィジカル面やエルゴのタイムなどの足りない部分を全国区の大会で確かめられたことは良かった」(COX森合一樹(安全2))と、次戦に向けた改善点を見つけられる試合となった。この艇は2週間後も同じメンバーで試合に挑む。残された時間は短いが、今回の試合で得た改善点を修正し好タイムを目指すため、練習を重ねていく。

新人のみで挑んだ今大会。先輩がいない分、不安な面もあった。しかし、全員が自身を見つめ直し、成長の機会をつかむ良いレースに。2週間後に行われる関西選手権での飛躍に期待したい。【文:写真/村中望乃】

▼村上
「(初のシングルスカルはどうだったか)漕ぎ切れるかという部分が課題点であった。その目標はまず達成できた。悔しい部分が多いですけど、戸田で漕ぎ切れて、嬉しい部分も少しあるという感じです。(レース展開は)スタートで自分の体力を温存しすぎて、そのまま上がり切らずにずるずると試合を進めてしまった。自分の課題点でもある、本来は使わない腕を使いすぎて、パンパンになってしまった。うまくスタミナを使い分けれなかったです。(次戦にむけて)今大会の反省をより生かして、さらに楽しいレースにできるようにしたいと思います」

▼太田心菜(文1)
「(初日のレース)練習が多くできていなかった。レートをだすのを意識して漕ぎました。(次戦に向けて取り組みたいこと)レートを安定して出せることと、2人で合わせて漕げるようにしたらもっと楽に漕げるようになると思うので、その部分をもっと意識してやっていきたいと思います」

▼戸井田黎(社2)
「(初戦はどうだったか)満足はできなかったけど、練習などを含めた中で前半は良かったかなという感じです(次戦に向けて)フライアップ(水中で漕がないといけない部分を空中で漕いでしまうこと)が結構目立っているなと思ったので改善することと、(オールで)水をキャッチする前のバランスを崩さないことの意識をしたいです。コンスタントで高いレートを出していくようにすることです」

▼能登
「(レースを振り返って)スタートで抜かされてしまった。最後まで順位変わらずでした。(後輩とペアだったが)後輩は高校時代にグチグチ言う部分もあった。今回一緒に乗ってみて、その部分が大人になっていて、成長を感じました(笑)(次戦への意気込み)シングルで後ろに甘えることができないので、しっかりと2000㍍を漕ぎ切る練習と、技術的な受注力を身に着けたいと思います」

▼島田
「(高校の先輩とペア)高校時代に戻った感じでいい意味で遠慮なく、楽しく漕ぐことができました。(次戦は意気込み)次戦は能登さんではない高校の先輩とペアになるので、再び頑張りたいのと、メダルを狙えるようにしっかり勝ちにいきたいと思います」

▼森合
「(初戦振り返って)実力不足が出た。全国の大会で技術、フィジカル面やエルゴタイムなどの改善するべき点を確認できたのは良かった。(次戦に向けて)とりあえずは、体調不良が出たので、体のケアの部分はしっかりしていきたい。時間が短いが、今大会よりも統一感を持って漕いでいけるように頑張っていきます」

▼田中仁翔(化命2)
「(自身の漕ぎはどうだったが)後半でバテてきて、力んではいけない腕が力んでしまった。その結果、遅れが出てきてのが良くなかった。(反省点や次戦に向けて)反省点は疲れてきたときに力んではいけない部分に力みが出てしまうところなので、次の試合ではもっとリラックスして漕げるようにしたいです。次戦では、力まず漕ぎ切りたいと思います」

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