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◇2023年度関西男子学生リーグ戦第4日◇対阪南大◇9月16日◇於・関西大学東体育館

[第1Q]関大20-20阪南大
[第2Q]関大26-12阪南大
[第3Q]関大17-15阪南大
[第4Q]関大15-8阪南大
[試合結果]関大78-55阪南大

秋季リーグ3連続白星を挙げている関大。そして迎えたリーグ4戦目は、阪南大と相まみえた。試合開始早々激しい攻防を繰り広げ、第1クオーター(Q)を同点で終える。第2Qからは関大ペースで試合を進めた。徐々に点差を引き離し、最終スコアを78-55で見事勝利を収めた。

相手ボールで試合開始。開始早々、西田倫太郎(シス理4)が相手をサイドライン際に追い詰めるディフェンスをするも、惜しくもファールに。先制点を挙げたのは関大。玉造大誠(人3)がバスケットカウントをもらう。両校共に前から当たるマンツーマンディフェンス。西村宗大(経1)は相手の激しいチェックにも動じない。落ち着いたボールさばきで安全にボールをフロントコートに運び続ける。大内一慶(社4)、倉ノ下大吉(人2)がフリースローをきっちり決め、点を重ねた。しかし、そう簡単にはゴールまでボールを運ばせてもらえない。速攻を仕掛けるも、パスカットされてしまい相手に得点を許す。さらに、スリーポイントシュートを連続で沈められ、試合展開は点を奪い奪われるシーソーゲームに。讃井泰地(政策4)がダブルクラッチで2点を返すも、残り30秒でスリーポイントシュートを沈められる。20-20の同点で第1Qを終えた。

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△大内

第2Qも林龍之介(人4)のセンタープレーで先制。相手にオフェンスリバウンドを連続で取られ、フリースローを与えるファールをしてしまう場面も。そこから点の入らない時間が続いた。第2Q開始2分半、讃井のレイアップシュートを皮切りに、試合の流れが関大に傾く。林のリバウンドシュート、西村のミドルシュートが連続で決まり、相手のミスが続いた。関大の流れを止めるべく、相手はすかさずタイムアウトを要求。タイムアウト終了後、前からダブルチームを仕掛け、相手を8秒ターンオーバーに追い込む。より一層盛り上がる関大。西村、大内、岩本悠太(経2)を中心に得点を量産した。佐藤涼真(人3)が相手に3本のフリースローを与えるファールをしてしまい、個人ファールが3つに。しかし、試合の流れは変わらず関大が保持している。途中からコートインした西山登馬(商3)が連続でスリーポイントシュートを沈め、岡龍之介(人4)のタップシュートで追加点。ショットクロック残り1秒で相手にジャンプシュートを決められ、試合終了間際にも2点追加される。しかし、このQで開いた差は大きく、46-32の関大リードで後半につないだ。

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△西村
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△岩本

続く第3Q、関大ボールからスタート。西村のスリーポイントシュートで先制点を奪うも、相手がレイアップシュートで点を返す。互いに速攻で攻め合う速い展開が続くが、点が入らない。流れを変えたのは関大。ベンチから「ストップ」の声が。讃井は落ち着いて、1本しっかり決めようとボールを運ぶ。そして、竹内綾哉(政策3)がオフェンスリバウンドを取り、そのままカットイン。ディフェンスを引き寄せ、大内に合わせのパスをすると、大内がノーマークでゴール下のシュートを沈めた。しかし、相手も黙ってはいない。関大のスローインミスから相手に2点を与えてしまう。さらにスリーポイントシュートを沈められ、試合の流れは相手に。速攻もカットされ、カウンターを食らい、2点が追加される。岡のターンシュートで2点を追加し、第3Qが終了。このQでの得点は17-15のわずか2点差だったが、関大がリードを保ったまま、最終Qへ。

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△讃井

そして迎えた第4Q。相手ボールから試合が始まる。西村の速攻で先制すると、さらに相手を24秒ターンオーバーに追い込むナイスディフェンスを見せた。このQも勢いをつかみたい関大。しかし、残り時間が6分半を切ったところで相手のディフェンスの当たりが強くなる。ジャンプシュートを沈められるも、林や久保田、岡などの4回生を中心に得点を量産。試合終了まで残り4分、再び点差は20点に開いた。竹内がスリーポイントシュートを沈めると、相手もスリーポイントシュートで応戦。続けて讃井もショットクロック残り2秒でスリーポイントシュートを沈め、さらにリードを広げる。ラスト1分で野村史希(シス理1)がコートに立つと、ベンチは大盛り上がりを見せた。この日、野村の得点はなかったが、これからの期待が大きいはずだ。そして、試合終了の笛が鳴り響く。全員で整列、礼をした後、両校互いに称え合うように握手を交わす選手達。最終スコアは78-55、関大が大きくリードを広げ、見事4連続白星を挙げた。

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△話し合う

序盤は関大のプレーをさせてもらえなかったものの、徐々にペースをつかみ勝利を収めた関大。次もホーム校での試合となる。今回の試合で見つかった課題を修正し、次戦も必ず勝利をつかむ。【文:藤井海/写真:村中望乃】

▼西山
「(連続3ポイントシュートを決めた気持ち)自分のホームコートっていうこともあって、思い切って気持ちよく決めることができたと思います。(今日の試合を振り返って課題は)ディフェンスは結構良かったんですけど、相手にスリーポイントシュートを決められた場面が多かった。リバウンドを相手に取られないようにして、反対に自分たちはスリーポイントの確率が低い。なので、自主練とかで確率を上げていくと、楽にゲームを進められると思うので練習をしていきたいです。(次戦の対戦校について)2部で最も勢いのあるチームの一つだと思うので、そのチームを倒して逆に関大がその勢いを持っていけるようにしたいと思います」

▼久保田
「(第2Qで点差をつけたが意識したことは)第1Qは相手のタフショットも入っていたこともあって、ずるずるしていた。僕たちはディフェンスからのチームなので、第2Qで守るところは守って、徹底的にして基礎的な部分はしっかりやっていこうという話はしました。第2Qで、西田とチームの流れを変えるディフェンスが僕自身もできたと思います。(全勝優勝に1歩近づいた)簡単なことではないと思うんで、次の試合、試合と頑張っていこうと思います。(次戦に向けての意気込み)明後日の試合で相手も結構ガツガツ来て、1部とは違う2部のチームで勢いがあると思う。相手も関大を倒すと挑戦者の気持ちで勢いを持ってくると思うので、挑戦の気持ちを僕たちも忘れずに負けずに、倒しに行こうと思います」

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